世界最大級の仏教寺院遺跡、インドネシアのボロブドゥール遺跡を訪ねてみよう!

ボロブドゥール遺跡はインドネシアジャワ島の中部、首都ジャカルタから約400キロ、最寄りの都市ジョグジャカルタから40キロの所にある世界最大級の仏教寺院遺跡です。8世紀後半から9世紀前半に建てられ、周りの寺院とともに「ボロブドゥール寺院遺跡群」として、ユネスコの世界遺産に登録されています。8世紀後半といえば、日本では平安京が作られ平安時代が始まった時期。そう考えるとこの遺跡の歴史の深さを感じますよね。

どんな構造なの?

ボロブドゥール全景

一辺が約115mのほぼ正方形、高さは約35mで、仏教寺院としては珍しく屋根や部屋を持たない構造がこの遺跡の最大の特徴です。材料は厚さ20cmから30cmほどのレンガ状に切り出した石で、約200万個が使われ、総重量は350万トンにも及ぶとか。気の遠くなる数字ですよね。 遺跡は9段からなるピラミッド状で、下の6段は方形壇、上3段は円形壇になっています。この構造は仏教の三界(淫欲と食欲に支配された人間が住む「欲界」、欲界の2つの欲望は超越したが物質が存在する「色界」、物質も超越して精神作用にのみ住む世界「無色界」)を表し、下段から上段へ、悟りを目指す修行を表現しているそうですよ。

ボロブドゥール遺跡
住所
Jl. Badrawati, Kw. Candi Borobudur, Borobudur, Magelang, Jawa Tengah
営業時間
6:00~17:00
入場料
10歳以上/25ドル、3歳以上10歳未満/15ドル
定休日
電話番号
+62 293 788266

壁面に注目!思わず目を奪われる圧巻のレリーフ

回廊のレリーフ

方形壇にある5層の縁は壁になっていて、壁一面に精巧な彫刻が施され、インドのクプタ美術の影響を受けていると考えられています。レリーフの総延長は5キロ、登場人物は1万人以上だそう。レリーフは1460面の仏陀の生涯やインドの説話をモチーフにしたものと、1200面以上の装飾レリーフがあります。ひとつひとつ見ていくと時間があっという間に過ぎてしまうでしょう。東面の入り口から左へ、2メートル幅の回廊を時計回りで歩けば物語を追っていくことができますよ。

ここまできたら、幸せもお土産に持って帰ろう!

仏像

仏教寺院だけあって、もちろん仏像もありますよ。方形壇には壁の仏龕(ぶつかん=くぼみ)に計432体収められており、さらに上の円形壇には石で造られた釣り鐘型の卒塔婆(ストゥーパ)が72基あり、その中にも1体ずつ収められています。このストゥーバはところどころ穴が開くように石が積まれているので、外からも仏像を拝むことができますよ。さらにストゥーバに手を入れて仏像に触れると幸せになる言い伝えがあるそうで、女性は仏像の右足、男性は仏像の右手だそう。訪れた時には試してくださいね。

ツアーに参加して朝焼けの遺跡を見よう!

ボロブドゥールの夜明け

訪れるおすすめの時間帯は実はサンライズの時間帯で、大体6時頃に朝日が昇ってきます。遺跡の頂上で日の出を待っていると徐々に周りの色が変わっていき、仏像や遺跡を朝日が照らす様子はとっても神秘的でまさに絶景。“早起きは三文の得”を実感するのではないでしょうか。遺跡の通常オープンは6時からですがサンライズツアーに参加すれば4時半から入場することができるので、日の出を見るならツアーに参加する必要があります。ツアーによっては遺跡の外で日の出を見るものもあるので、どこで日の出を迎えるかも確認したほうがいいでしょう。

実は人口の0.4%しか仏教徒がいないインドネシア。それでも、地元インドネシアの人をはじめ、今でも多くの人が訪れるボロブドゥール。人気の観光地バリ島からも日帰りツアーがあったりしますので、インドネシアを訪れたならぜひ行ってみてくださいね。

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