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【ロシアの基本情報】観光ビザの申請には何が必要? 電子ビザはどこの都市で利用できる?

モスクワ 赤の広場の聖ワシリー大聖堂
モスクワ 赤の広場の聖ワシリー大聖堂

世界で最も広く、多くの都市があるロシア。実は日本の隣国のひとつでもありながら、観光にビザ(査証)が必要だったりと、どこか遠い国の印象があります。
首都のモスクワや帝政時代の中心地サンクトペテルブルクはもちろん、魅力あふれる都市や観光地がたくさんある国です。

ロシアの観光ビザについて

ビザ(査証) イメージ
ビザ(査証) イメージ

ロシア入国の際に必要なのが「ビザ(査証)」です。日本のパスポートは多くの国での観光にビザ(査証)が不要なので、慣れない手続きですよね。また、観光ビザを取得しても30日以上の連続した滞在はできません。
日本人には慣れないロシア入国に際するビザの申請についてまとめてみました。

※日本国籍の方がロシアの観光ビザ シングルを取得する場合について説明しています。日本国籍ではない方や、ビジネスビザ、ダブルなどの場合は異なる内容もあります。

観光ビザ申請に必要な書類

・申請者のパスポート原本
(パスポートの有効期限がビザの出国期限より6ヶ月以上あり、見開きで2ページ以上の余白が必要)
・電子査証申請書(EVA)
(ロシア外務省領事局の専用サイトにて取得し、ロシア語もしくは英語で入力して印刷したもの)
・写真1枚
(パスポート用のサイズ、4.5х3.5cmのもの)
・旅行会社が発行する旅行確認書(ファックスコピー可)
・旅行会社が発行するバウチャー(※1)のコピー
※1 航空券の明細やホテル宿泊の証明書のこと

<バウチャーになければいけない6項目>
1.旅行者の氏名、生年月日、パスポート番号
2.ロシア入国日および出国日
3.観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム
4.旅行会社の署名と印
5.支払済み証明
6.ロシアの受け入れ旅行会社とその旅行レファレンス番号

ビザの申請は「ロシアビザセンター」か「在日ロシア連邦大使館領事部」へ

書類をそろえたらいよいよ申請です。従来は「在日ロシア連邦大使館領事部」に行くしかありませんでしたが、2019年4月より「ロシアビザセンター」が開設され、どちらでも申請が可能になりました。
ロシアビザセンターは郵送でも手続きできるようになったので、受付時間内に行くのが難しかった方でもビザの申請手続きを自分で行えるようになりました。ロシアビザセンターを訪れて申請に行く場合は事前の予約が必要です。また4,500円の代行料金がかかり、観光ビザが発給されるまでの営業日数につき、別途発給料金が発生します。

◎発給料金
<11〜20営業日>0円
<4〜10営業日>4,000円
<1〜3営業日>10,000円

ロシアビザセンター
住所
東京都港区赤坂1-3-5 アビタシオンビル7F
電話番号
03-6555-5285
営業日
月〜金曜日
休日
土曜日、日曜日、日本の祝日
営業時間
9:00〜15:00

代行料金が気になる方は従来通り、在日ロシア連邦大使館領事部に行って手続きもできます。手続きを急ぐ場合は料金がかかりますが、観光ビザの発給される営業日数が11営業日以上であれば無料で申請できます。料金が発生する場合は銀行振込かクレジットカード決済となり、現金での支払いはできません。 こちらも、事前予約が必要です。

◎ビザ申請手数料
<11営業日以上>0円
<6〜10営業日以内>4,000円
<4・5営業日以内>4,000円
<3営業日以内>10,000円

在日ロシア連邦大使館領事部
住所
東京都港区麻布台2-1-1
電話番号
03-3583-4445
業務日
月〜金曜日
休日
土曜日、日曜日、ロシアの祝日
業務時間
9:30~12:30(事前予約制)

一部エリアで電子ビザも運用

極東連邦管区、カリーニングラード州、サンクトペテルブルク市・レニングラード州に限り、電子ビザの運用が開始されています。日本から近いウラジオストクや、人気のサンクトペテルブルクなどの旅行でビザの申請手続きが簡単になったのは嬉しいですよね。
ただし、電子ビザの場合は入出国で同じ国境検問所を使用する必要があるので、行きと帰りで違う空港を使いたい場合は利用できないほか、滞在日数も8日間以内と、通常のビザと異なる点もあります。

ロシアとの時差やフライト時間は?

ウラジオストク 黄金橋
ウラジオストク 黄金橋

広大な敷地をもつロシアは、国内で11ものタイムゾーンがあります。モスクワがマイナス6時間、サハリンはマイナス2時間、ウラジオストクはマイナス1時間です。
成田からのフライト時間を見てみると、モスクワが約10時間、サハリンやウラジオストクは約2時間30分です。モスクワへはJALの直行便があり、2020年夏にはウラジオストクへの運航も予定されています。また、現在では直行便の運航がないANAですが、2020年3月16日よりウラジオストクへの直行便の運航が決定しています。

ロシアの気温や通貨は?

ロシアでの防寒着(イメージ)
ロシアでの防寒着(イメージ)

ロシアはイメージ通りとても寒く、モスクワでも1月などは平均最低気温がマイナス10度を下回ります。冬季に行くなら日頃以上の防寒対策は必須です。
通貨はロシアルーブルで、ロシアにある両替所でドルやユーロから両替可能です。現地では日本円からの両替ができないので、成田空港で両替するかドルやユーロを用意してください。
電圧は220Vなので、日本から電圧変換プラグを持って行きましょう。また、水道水は飲用不可なのでミネラルウォーターを飲んでくださいね。

ロシアには、首都モスクワはもちろん、帝政時代の豪華な施設が見どころのサンクトペテルブルグに、バイカル湖のあるイルクーツク。日本から行きやすい極東連邦管区のサハリンやウラジオストクなど。それぞれの魅力をたたえた都市がありますよ。ぜひ訪れてみてくださいね。

この記事は2017年1月19日に公開されたものを編集したものです。

 

※情報は記事公開日時点のものになります。