• 16/05/12
  • ファッション
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トリドリ編集部

ハサミと針、糸を使わずに服を作る?着用できる折り紙?衣服の概念を覆す服とは?

衣服って、どうやって作ります?そうたずねられたら、「生地があり、それをハサミで裁断し、針と糸で縫製する・・・」ほとんどの方がそう答えますよね。
そんな過去の常識を覆し、革新的なものづくりを続けているデザイナー、三宅一生氏。伝統とテクノロジーを融合した衣服の数々は、驚きと感動の連続です!
今回は東京、国立新美術館にて開催中の「MIYAKE ISSEY展:三宅一生の仕事」についてご紹介致します!

三宅一生氏の約45年の仕事を紹介する過去最大級の展覧会。今回の展覧会は、大きく3つのセクションで構成されており、各セクションごとに三宅一生氏ならではの魅力を様々な角度から感じることができます。

<SectionA>
三宅氏の服づくりの原点ともいえる、初期の仕事をご紹介! 衣服を「1枚の布」と、とらえたものづくりがここから始まりました。

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景 撮影:吉村昌也国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景
撮影:吉村昌也

<SectionB>
衣服と、そこに生命を宿す身体との関係を追求した「ボディ」シリーズ。衣服の概念を覆すそれは、「その時、歴史は動いた!」というのに相応しい!

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景 撮影:吉村昌也国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景
撮影:吉村昌也

<SectionC>
常に進化し続ける、三宅一生氏のクリエイティブ。「素材」、「プリーツ」、「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」、「A-POC」、「132 5. ISSEY MIYAKE」と「陰影 IN-EI ISSEY MIYAKE」の5つのテーマに分けて展示するSectionCは、圧巻!

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景 撮影:吉村昌也国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景
撮影:吉村昌也

A-POC(エイ・ポック/SectionCにて展示)。
天井から吊るされた一枚の布が、複数の衣服に…?こちらは、コンピュータ・テクノロジーを用い、一本の糸から衣服を生み出しています。織り機と最先端テクノロジーを結びつけた、まさにISSEY MIYAKEならではのクリエイティブ。

国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景 撮影:吉村昌也国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」 展示風景
撮影:吉村昌也

コロンブ(SectionCにて展示)。
表題にも記した、ハサミも針も糸も用いずに作られた衣服がこちら。
スナップボタンで布をとめるという、一見シンプルな製法により生み出された美しいデザインに目を奪われます。

ISSEY MIYAKE《コロンブ Spring/Summer 1991》1990年 撮影:岩崎寛ISSEY MIYAKE《コロンブ Spring/Summer 1991》1990年 撮影:岩崎寛

これまでご紹介した衣服の数々や、三宅一生氏の服を代表するプリーツはもちろんのこと、個人的にぜひご覧頂きたいのが「132 5.ISSEY MIYAKE」。一見美しく折られた平面の折り紙のような一枚の布が、身につけると立体的な衣服に変身。
会場では、映像を見ながらミニチュアの衣服をトルソーに着せるといった体験コーナーも用意されています。

132 5.ISSEY MIYAKE(SectionCにて展示)
右側の折り紙のような一枚の布が、身につけると立体的な衣服に…!?

132 5. ISSEY MIYAKE《No. 1ドレス》2010年 撮影:岩崎寛132 5. ISSEY MIYAKE《No. 1ドレス》2010年 撮影:岩崎寛

また、ミナ ペルホネンのデザイナー・皆川明氏のトークイベントなど、まだ申し込み可能な関連イベントも盛りだくさん!普段は、ファッションなんて…と興味のない方でも楽しめること間違いなし。見て、触れて、聴いて、感じる、感性を刺激するにはうってつけの展覧会です。
画像や文章では伝えきれない感動と衝撃が会場にはあります!友人、家族、彼氏と、まだ見たことのない衣服の世界を発見しに行く旅はいかがでしょう。

国立新美術館 http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/MIYAKE_ISSEY/
展覧会ホームページ http://2016.miyakeissey.org/
開催期間 2016年3月16日(水)~6月13日(月)
開館時間 10:00~18:00 金曜日は20:00まで (入場は閉館の30分前まで)
休館日 毎週火曜日(5月3日(火・祝)は開館)
入館料 一般:1,300円、大学生:800円
高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料。