ハート?丸?四角?いろんな形の窓に切り取られた美しい景色を京都で堪能しよう!

春夏秋冬それぞれの美しい情景を楽しむことができる観光地、京都。京都散策の楽しみのひとつとしてお寺巡りがありますが、ここでは珍しい形の窓を持つお寺をご紹介します。カメラを片手に、窓に切り取られた美しい景色を観賞しに出かけてみませんか?

源光庵の「迷いの窓」と「悟りの窓」。2つの窓で自分自身と向き合おう!

源光庵の窓

源光庵の本堂には、四角い「迷いの窓」と丸い「悟りの窓」があります。それぞれの窓には仏意が込められており、「迷いの窓」は、病や死など様々な苦しみに満ちた「人間の生涯」を表現しており、一方「悟りの窓」はなにものにもとらわれることのない大らかな心と「大宇宙」を表現しています。迷いの窓で自分自身と向き合った後に悟りの窓を覗けば、新たな自分と出会えるかも。

■源光庵
住所
京都市北区鷹峯北鷹峯町47
営業時間
9:00〜17:00
定休日
法要行事等で拝観中止の時があります
電話番号
075-492-1858

常照寺の大丸窓で不完全な自分を戒める!

常照寺の吉野窓

源光庵からほど近い常照寺の遺芳庵には、壁一面の大丸窓があります。仏教では円は完全形とされ悟りの姿を表しますが、「吉野窓」は大丸窓の下枠が直線となっています。これを不完全な自分の姿ととらえ、この窓に向かうことで自らを戒める時間を持つことができるというわけです。窓の格子障子から差し込む優しい光の中、穏やかな気持ちで不完全な自分を見つめましょう。

■常照寺
住所
京都市北区鷹峯北鷹峯町1
営業時間
8:30-17:00
電話番号
075-492-6775

可愛らしいハートの窓!四季ごとに変わる色を見に行こう

Miho Moriさん(@miho3.30)が投稿した写真

正寿院には、春は桜のピンク、夏は深緑の緑、秋は紅葉の紅、冬は雪の白、と四季折々で色を変えるハート形の「猪目窓」があります。ハート形と聞くと驚くかも知れませんが、「猪目窓」の猪目の文様は、文字通り猪の目を表した日本古来のもの。魔除けや招福など仏教とも深い関わりがある形です。猪目文様は、鬼瓦や扉の留め替金など様々な装飾部分にも使われているので、お寺巡りをしながらハート探しをしてみると面白いかも。正寿院では11月30日まで秋限定の「猪目窓」の御朱印も授与されています。

■正寿院
住所
京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
電話番号
0774-88-3611

普段から数々の窓を目にしますが、デザインという観点のみではなく、意味や教えを含んだ窓はお寺ならでは。変わった形の窓に切り取られた四季折々の京都も、趣があって美しいものです。
素敵な景色を楽しみながら、自分自身の心の中も覗いてみましょう。もしかしたら、旅行前と後で自分の中の何かが変わっているかも。悩みや迷いを吹っ切ることもできるかも知れません。
変わった形の窓から覗く京都を楽しみながら、自分の心も見つめ直すことができる、一石二鳥のお寺めぐりはいかがですか?

この記事は2016年12月7日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。