現代アートの聖地!瀬戸内海に浮かぶ犬島へ歴史と芸術を感じる旅に出かけよう♪

瀬戸内海に浮かぶ岡山県唯一の有人離島、犬島。周囲約4キロ、人口50人ほどという小さな島ですが、明治~大正時代には採掘業や精錬業などで栄え、現在でも往時をしのばせる遺構が残されています。2008年の犬島精錬所美術館開館、2010年の瀬戸内国際芸術祭以降は「現代アートの島」としても広く知られるようになりました。今回は、そんな犬島の見どころについてご紹介します。

犬島精錬所美術館で近代日本産業の歴史を感じる!

犬島精練所美術館

犬島を訪れたら、まずは犬島精練所美術館を訪れてみましょう!1909年に銅の精錬のため作られた、犬島精錬所。日本の近代化に貢献したものの、銅の株価の暴落によりたったの10年で操業を終えました。煙突やカラミ煉瓦といった当時の精錬所の姿を物語る遺構が良好な状態で残されていることから、経済産業省が定めた「経済産業遺産群33」のうちの1つに選ばれています。

この精錬所を生かして、2008年に犬島精練所美術館が開館しました。館内では精錬所の遺構のほか、現代美術家・柳幸典の作品、建築家・三分一博志による自然に優しい環境システムを採用した建築などを観ることが出来ます。

犬島港から徒歩約4分でたどり着く、犬島精練所美術館。貴重な遺構をそのまま利用しているので、入館する際には倒壊、陥没のおそれのある危険区域には十分注意してください。

散策しながら離島の暮らしに寄り添ったアートを楽しもう!

次は「家プロジェクト」という現代アートを観に行ってみましょう。「家プロジェクト」は、「F邸」「S邸」「I邸」「中の谷東屋」「A邸」「C邸」という6つのギャラリーで構成されるアートプロジェクト。民家の瓦屋根や古材を活用したものから、透明なアクリルやアルミなどの素材を利用した全く新しい形のものまで、さまざまなスタイルの作品を観ることができます。

例えば名和晃平作、不思議な形の白いオブジェ「Biota (Fauna/Flora)」をはじめ複数の作品が家から坪庭にまで広がる「F邸」。犬島を舞台に「新しい生のかたち」を表現しており、1つ1つの作品がダイナミックに生き生きとしています。

コンタクトレンズ

Photo credit: Kentaro Ohno on Visualhunt.com / CC BY

「S邸」には、荒神明香作「コンタクトレンズ」が設置されています。透明のアクリルにコンタクトレンズのような大小のくぼみがあり、そこからのぞき込むと向こう側の犬島の景色が歪んで違った見え方に。多様な世界の見え方を提示してくれますよ。

家プロジェクトの作品は集落のあちこちに点在しています。集落内を散策しながら、宝探しをするようにアート巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■犬島
住所
岡山県岡山市東区犬島
電話番号
086-947-1112

犬島までは岡山県の宝伝港からフェリーに乗って約10分、または香川県に属する直島から約55分です。運行本数は限られているので、事前にしっかり時刻表を確認しておきましょう。犬島は1時間もあれば島内を一周できますから、アート見学の後はのんびり島内の自然を満喫するのもおすすめですよ♪

■この記事で取り上げた施設について

※情報は記事公開日時点のものになります。