餃子でおなじみ栃木県宇都宮市は、いちご狩りや大谷資料館など見どころたくさん！

栃木県宇都宮市は“餃子の街”として有名です。美味しい餃子の食べ歩きは宇都宮市散策の醍醐味と言えます。このほか、栃木県名物のいちご狩りを楽しんだり、宇都宮市の歴史や自然に触れられるスポットがたくさんあるので、観光におすすめなんです。

宇都宮市でグルメを楽しもう

宇都宮市と言えばやっぱり餃子

宇都宮市内には約30店もの餃子専門店があり、一世帯あたりの餃子購入額では全国で常に上位にランクインする街です。そんな宇都宮市民、通称“宮っ子”のハートをがっちりとつかむ「宇都宮餃子」の特徴は、肉よりも野菜が多いことです。白菜をメインに、ねぎ、にら、キャベツなどがたっぷり入って、さっぱりしています。お店によって大きさや素材、皮の厚さなどが異なるので、さまざまな味わいが楽しめますよ。
宇都宮市の餃子の歴史をさかのぼると、戦時中に宇都宮市内に駐屯していた日本軍師団が中国で餃子を知り、帰国後に広めたと言われています。1993年には宇都宮餃子会が設立され、“宇都宮餃子”は全国区になりました。

栃木のいちごを宇都宮市で食べよう

栃木県の名物といえば、“いちご”も外せません。栃木県で生まれた代表的な品種“とちおとめ”は国内作付け面積割合ナンバー1のいちごです。このほか、高級いちご“スカイベリー”などさまざまな品種が楽しめます。そんな栃木県の国内いちご生産量は、50年以上ずっとトップを守っています。
いちごを新鮮なうちにいただくなら、いちご狩りが一番です。ハウスの中は温かいので、冬の寒い時期でもおすすめです。

大谷石に動物園も！ 宇都宮市の観光スポット

ライトアップが綺麗な「大谷資料館」

「大谷資料館」は、宇都宮市北西部で採掘される大谷石（おおやいし）の歴史がテーマの資料館です。地下にはかつて稼働していた巨大な採掘場があり、美しくライトアップされています。多くの映画やドラマ、ミュージックビデオの撮影に使われています。“石の資料館”と聞くと地味な印象かもしれませんが、石とカラフルなライトが織りなす空間はとてもフォトジェニックです。大谷石は軽くて軟らかいので加工しやすく、宇都宮市には大谷石を使用した建築物が多く見られます。

カトリック教徒の祈りの場「松が峰教会」

「松が峰教会」は市内の中心部にある教会で、大谷石で造られています。日本では珍しい二つの塔がある教会で、まるでヨーロッパの教会のような厳かな美しさがあります。聖堂の中は見学でき、申し出れば案内をしてもらえることもあります。あくまでもカトリック教徒の大切な場所なので、マナーを守って見学してくださいね。

ダイナミックな「平和観音」

大谷寺にある高さ約27mの「平和観音」は、大谷石の採掘場の壁面を彫り出して造られた大仏です。6年もの歳月をかけて完成した観音像には、太平洋戦争による戦没者の供養と世界平和への祈りが込められています。像の脇には階段が付いており、上まで登ると、大谷の町が一望できます。

ゾウにエサやりも！ 「宇都宮動物園」

“自然とどうぶつとこどもたち”がテーマの「宇都宮動物園」では、キリンやゾウにエサをあげたり、ポニーやウサギと触れ合えます。
遊園地が併設されていて、レトロな乗り物がたくさんあって楽しめます。チケットは遊園地とセットになっています。

季節を感じる散策に「宇都宮市森林公園」

赤川ダム湖を中心に広がる「宇都宮市森林公園」は季節の移ろいを楽しめる公園です。春の桜や、夏は深い緑、秋になると目にも鮮やかな紅葉、冬は澄み切った空気の静けさを堪能できます。
レジャーにも最適で、サイクリングやバーベキュー、キャンプもできるので、アウトドアを楽しむにはもってこいです。

街コン発祥の地、宇都宮市で恋が始まる？

各地で行われている“街コン”の元祖は、実は2004年に宇都宮市で開かれた「宮コン」なんです。
栃木県外在住の女性は無料で参加できるので、おすすめです。

宇都宮市へのアクセス

宇都宮市へ行くなら、新幹線の利用が便利です。東京駅から約1時間で到着します。車を利用する場合は、東北自動車道で約2時間です。

東京から気軽に行ける宇都宮市で、美味しい餃子やいちご食べて観光スポットをめぐる、充実の旅行を楽しんでみてください。

この記事は2019年2月12日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。