悲しい歴史を見つめる大切な時間。鹿児島「知覧特攻平和会館」

鹿児島の「知覧」という町を知っていますか?江戸時代の武家屋敷が残る“薩摩の小京都”と呼ばれ、また「知覧茶」という高級茶の産地としても有名です。今回ご紹介したいのは「知覧特攻平和会館」という戦争博物館です。旧陸軍の特攻基地が置かれたこの地には、悲しい事実とその記憶がとどめられています。忘れてはならない歴史と向き合う場所です。

「知覧特攻平和会館」で知る歴史、特攻隊員の日々

外観

1941年の開戦から4年間に及んだ「太平洋戦争」。当時存在した「特別攻撃隊員」、通称「特攻隊員」は戦闘機に乗り、そのまま敵艦へ体当たりするという過酷な任務を強いられました。

展示室1

このようなことが二度とないように知覧特攻平和会館には特攻隊員の写真や遺書、遺品などがおよそ4,500点展示されています。

展示室2

名札がついたままの制服や実際に使われていた手帳など、彼らの生きた日々が刻まれた品々が収められています。今の私たちのように人生を自由に楽しむことなく、戦争に命を捧げた特攻隊員。彼らの生き様に触れ、平和の尊さを学ぶことができます。

語り部による講演

館内(飛行機)

生の声で歴史を伝える「語り部」の講話にもぜひ耳を傾けてください。内容は特攻の歴史的背景や遺書、手紙について30~40分ほど。かつて語り部の中には身近な人を特攻隊員として見送った方もいたそうです。講話は修学旅行などの団体予約がなければ一般の来館者向けにも一日3回開催されますが、事前に予定を電話で確認したほうがよいでしょう。

知覧特攻平和会館 特攻銅像

教科書の中の数ページにまとめられた歴史は、自分と同じ人間ひとりひとりの人生から成る。そう気付いたときに、今生きている尊さと喜びを実感します。忘れられない体験になるはずです。

アクセスのご紹介

知覧武家屋敷

公共交通機関利用の場合、まずは平川駅を目指しましょう。
空路の場合は「鹿児島空港」からシャトルバスを利用し56分。新幹線利用の場合は「鹿児島中央駅」からJR指宿枕崎線に乗って36分です。平川駅からは鹿児島交通局の知覧方面の路線バスに乗車し「特攻観音入口」で降ります。所要時間は32分です。
車を利用の場合は、九州自動車道または有料の指宿スカイラインを利用し谷山ICまで。約45分です。鹿児島市内からだと約1時間です。

「知覧特攻平和会館」は写真撮影禁止です。この時ばかりはスマホやカメラはバッグの中へ。自分の目で耳で心で戦争の真実に触れてみてください。ひととき過去と向き合い、今を生きることと向き合ってみませんか?

■知覧特攻平和会館
住所
鹿児島県南九州市知覧町郡17881
入館料
大人500円 小人(小・中学生)300円
営業時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
電話番号
0993-83-2525

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