• 16/11/26
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トリドリ編集部

本当は教えたくない奈良の隠れ家カフェ!コーヒー好きを唸らせる「COCOCOFFEE」

COCOCOFFEE 外観
 大阪難波から電車に揺られて30分。雑多な大阪の街並みが徐々にのどかな山並みに変わってゆくのをゆったりと眺めていると、金剛山地の北端に位置する二上山を背景に、閑静な住宅が広がる奈良県の二上駅前に着きます。そこから東へ100mほど歩くと見えてくる、白壁に特徴的な丸窓が映える小さなカフェ。その素朴な作りはヨーロッパの小さなカフェを思わせます。
 今回のインタビューでは、コーヒーに関する豊富な知識に裏付けされた本物のおいしさを追求するオーナー西村由佳さんに、コーヒーへのこだわりを伺いました。

厳選されたコーヒー豆の仕入れから鮮度管理まで

カウンター
西村さんの知り合いのカフェオーナーが手がけるオリジナルドレッシングなども販売

 大きなガラス戸をくぐると、肌で感じられそうなほどに濃いコーヒー豆の薫りが、4坪の小ぢんまりとした店内を満たしています。木製のカウンター棚にはコーヒー豆をモチーフにした雑貨などが並べられ、ハンドメイド風の柔らかい雰囲気に包まれています。

雑貨
コーヒー豆を埋め込んだ手作りイヤリング

 エスプレッソマシーンの上の棚には瓶に詰められたコーヒー豆が並び、それぞれに日付が貼られ、日々鮮度管理がされているようです。
「焙煎のし方と日数によって味の違いがはっきりとわかるようになります。豆の違いにもよるんですけど、例えば最近流行りの浅煎りなら、フルーティで柑橘っぽい風味が味わえますし、逆に深煎りだと苦味が増し、深い味わいが出ます。かと言って、鮮度が良ければいいというわけでもなく、ガスが落ち着いた頃が飲み頃だったり、焙煎方法や豆の種類によっても味は異なります」
 そう語る西村さんの目の輝きは、まさに誠実にコーヒーに向き合う姿勢そのものです。

日常に溶け込むコーヒーを目指して

オーナー
お客さんとの距離を大切にできるよう、一人で切り盛りしている西村さん

 大学を卒業すると東京のコーヒーショップに就職した西村さん。そこで入れてもらったエスプレッソコーヒーに感動し、一生の仕事にすることを志すようになりました。それからまっすぐにコーヒーの道を歩み出し、やがて「COCOCOFFEE」をオープンするに至りました。
「COCOCOFFEE」はお客さんの日常に溶け込めるように「いつでもココに」という意味を込めています。今はコーヒーとジェラートと雑貨の販売をしていますが、カフェでゆっくりしていただきたいから、隣のパン屋さんのパンをここで食べてもらうこともできます。このあたりでも評判が良いパン屋さんで、パンとコーヒーとの相性も良いので好評なんです」

junya 外観
「COCOCOFFEE」の隣のパン屋「panya junya」
 
グラタンパン
アイスコーヒー380円(税込)とジャガイモのミートソースグラタンパン194円(税込)

コーヒーを入れているときも飲んでいるときも幸せ

 これまで、提携している焙煎士の方から40種類以上の豆を仕入れてきたという西村さん。そんな彼女が好きなコーヒーとはどういうものでしょうか。
「私はかなり感覚的なんですけど、一口目においしいと思えるコーヒーが好きですね。いろいろと飲み歩きにも行きますが、値段が高いものや何かの賞を獲ったものではなくても、焙煎士さんやバリスタが愛情を持って注ぐコーヒーはやっぱり味に表れているのがわかります」
 そして、西村さん自身もコーヒーを入れるときはその愛情を一杯ずつに注いでいます。
「コーヒーを入れていて、いつも幸せな気分になります。コーヒーは注ぐときも飲むときも幸せです」

ラテアート
カフェラテ450円(税込)。申し込めば初心者向けラテアート講習会も開催してもらえる

「チョコレートにも興味があって、今後取り入れていきたいと思っています。コーヒー豆と同じようにカカオも産地によって味が異なるので、同じ産地のコーヒーとカカオを組み合わせた商品を提供していきたいなと。コーヒーと何かを組み合わせることで、日常に溶け込む一瞬を演出できればと思っています」
 コーヒーを通して誰かの日常の一部を作り出せるカフェ作り。それは本当にコーヒーが好きで、とことんまで追求していける彼女だからこそできることなのでしょう。
 日常においしいコーヒーを。そんなひとときを提供してくれるカフェオーナーでした。
 奈良に行くときには是非立ち寄りたいカフェを紹介しました。

■COCOCOFFEE
住所:〒639-0251 奈良県香芝市逢坂6丁目736-1
TEL:050-5273-6463
営業時間:
土日 7:00-18:00(第3土曜日お休み)
水木 9:00-22:30(祝日お休み)