青森県・風間浦村であんこうを！ 刺身や寿司でいただける本州最北の村で冬の味覚を楽しむ

寒い冬に食べたくなるのが鍋物ですが、ちょっと贅沢に冬が旬のあんこうを使ったあんこう鍋も美味しいですよね。新鮮なあんこうのフルコースが食べられる青森県・風間浦村をご紹介します。

風間浦村はあんこうの村！ ここでしか食べれない「あんこう料理」って？

本州最北に位置する青森県の風間浦村。こちらの目玉は毎年約60トンの水揚げ量を誇る“あんこう”です。中でも5kg以上のもの、12～3月に水揚げされたもの、などの条件を満たしたものは「風間浦鮟鱇（かざまうらあんこう）」としてブランドになっているんです。津軽海峡の荒波で育ったあんこうは、身が引き締まっていて美味しいんです。こちらでは生きたまま水揚げ、活け締めされるので、全国でも珍しい刺身や寿司などでいただけますよ。現地を訪れた人にしか味わえない料理です。

珍しい刺身や定番の鍋も！ 下風呂温泉＆あんこうフルコースを堪能しよう

あんこうの旬は冬。シーズンに合わせて風間浦村では、12～3月頃に「風間浦鮟鱇まつり」が開催されます。この時期には下風呂温泉郷のホテルや旅館で、あんこう料理のフルコースが提供されるんです。

“骨以外は捨てるところが無い”と言われるあんこう。身はもちろん、皮や肝などを使った料理も楽しめます。新鮮なあんこうだからこそ味わえる、稀少部位の刺身や濃厚なあん肝は絶品です！
また、定番のあんこう鍋は店によって味噌味であったり醤油味であったりと味付けが異なります。

あんこうはもちろん、津軽海峡の海の幸を堪能できる「食事処ばんやめし」

風間浦村周辺に宿泊しない方でも、周辺の食事処であんこう料理をいただけます。下風呂温泉エリアから車で20分ほどの蛇浦にある「食事処ばんやめし」では、「風間浦鮟鱇定食」が提供されているので、ぜひ堪能してみてくださいね。あんこうだけでなく、うにやサーモンなど津軽海峡の海の幸も味わえますよ。

高級あんこう料理がリーズナブル! 年に一度の「風間浦鮟鱇感謝祭」

風間浦鮟鱇まつりの期間中には、下風呂漁港にて「風間浦鮟鱇感謝祭」を開催。高級料理店でしか食べられない、あんこう寿司やあんこう汁などのあんこう料理をリーズナブルにいただけるんです。

また、イベントとして雪の上であんこうを捌く雪中切りの実演や、迫力ある吊るし切りの実演も見られますよ。この冬の開催は2020年2月2日、この日を狙って行ってみるのもいいですよね。

風間浦村へのアクセスは？

風間浦村へ行くには、東京からだと電車やバスを乗り継ぎ片道約6時間です。八戸駅から青い森鉄道、大湊線を乗り継いで約1時間45分で下北駅へ。そこからはバスを利用し下風呂温泉郷まで約1時間10分です。
飛行機を利用しても約5時間となかなか遠い場所ですが、めずらしい“あんこう料理”の数々をお目当てに出掛けてみたくなります！

“あんこうはあまり馴染みが無い”という方もいらっしゃるかもしれませんが、季節限定のグルメを味わいに、一度行ってみませんか？

この記事は2017年11月24日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。