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インドのかわいいピンクシティ。ジャイプールの「ハワー・マハル(風の宮殿)」を見てみたい!!

インドの北部に位置するラジャスタン州。その州都ジャイプールの旧市街は、ピンク色の城壁に囲まれていて別名“ピンクシティ”と呼ばれています。ジャイプールには観光スポットがたくさんありますが、中でもジャイプールのシンボルで、別名“風の宮殿”と呼ばれている「ハワー・マハル(Hawa Mahal)」をご紹介します。たくさんの小窓があるピンク色の宮殿で、なぜ“風の宮殿”と呼ばれているのか? 謎めいた「ハワー・マハル」の魅力をご案内します。

目次

  1. “風の宮殿”と呼ばれるハワー・マハルとは?
  2. 美しい装飾が施された宮殿
  3. ジャイプールへのアクセスは?

“風の宮殿”と呼ばれるハワー・マハルとは?

ハワー・マハル 風の宮殿
ハワー・マハル 風の宮殿

「ハワー・マハル(Hawa Mahal)」は、かつてこの地域を治めていた王様が、1799年に建てた宮殿です。外壁にピンク色の砂岩を使用しているため、淡いピンク色の外観になりました。通りに面した宮殿の一番目を引く部分は山形になっていて、これはヒンドゥー教の女神“クリシュナの王冠”がモデルとなっています。とても神秘的でインドらしい建物です。

ハワー・マハル 風の宮殿
ハワー・マハル 風の宮殿

通りに面した、たくさんの小窓には2つの目的があります。1つ目は、“風”を宮殿内に取り入れること。小窓から、効率よく涼しい風が入るので暑いインドの気候でも快適に過ごせます。
この宮殿の建物の名前でもある「ハワー・マハル(Hawa Mahal)」とは、
「ハワー(Hawa)」は、“風” 「マハル(Mahal)」は、“宮殿”という意味です。
“風の宮殿”と呼ばれる由来はこの構造にあったんですね。

ハワー・マハル 風の宮殿
ハワー・マハル 風の宮殿

2つ目は、宮殿に暮らす女性たちが小窓から街の様子や祭りを見るため。
当時は女性を社会から隔離する風習や制度があり、人々の目に触れることが許されていませんでした。窓は小さいので女性たちは街の人々の目に触れることなく、景色が眺められたと言われています。

美しい装飾が施された宮殿

ハワー・マハル 風の宮殿
ハワー・マハル 風の宮殿

各バルコニーに付けられている小窓はなんと全部で953個もあります。小窓は格子状やハニカム状の透かしになっているので、外からは見えにくくなっています。緻密で美しい見た目だけでなく、当時の建築様式にも注目してくださいね。

ハワー・マハル 風の宮殿
ハワー・マハル 風の宮殿

また、宮殿の内部には中庭があり庭の四方を建物が囲んでいる造りになっています。宮殿内のバルコニーも見学でき、最上階からは、“ピンクシティ”を一望できます。

ハワー・マハル 風の宮殿
ハワー・マハル 風の宮殿

その他にもアーチ状の柱や円柱などを見学できます。細かな装飾が施された部屋やステンドグラスがはめられた窓などは、とても色鮮やかです。

ジャイプールへのアクセスは?

「ハワー・マハル」のあるジャイプールはインド北部に位置するラジャスタン州の州都です。このジャイプールに行くには、ニューデリーから向かうのが便利です。
◎飛行機の場合:ニューデリー⇔ジャイプール間 約1時間
◎鉄道(Exp利用)の場合:ニューデリー⇔ジャイプール間 約4時間30分
◎バスの場合:ニューデリーから約5時間

ハワー・マハル(Hawa Mahal)
住所
Hawa Mahal Rd, Badi Choupad, J.D.A. Market,
Pink City, Jaipur, Rajasthan 302002 India
営業時間
09:00~16:30
入場料
50インドルピー

“ピンクシティ”ジャイプールのシンボルにもなっている「ハワー・マハル(Hawa Mahal)」は、神秘的で美しい建物です。ぜひ、“風の宮殿”で風を感じてみてくださいね。

この記事は2018年12月27日に公開されたものを再編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。