ビーフパテやチーズバーガーのないマック?!世界のマクドナルドのハンバーガーメニューと宗教の深い関係

世界のマクドナルド
撮影:南まい

世界シェアナンバー1の人気を誇るハンバーガーチェーン店のマクドナルド。その国ならではのメニューを見つけると興味を惹かれますよね。実は世界各国のオリジナルメニューには、宗教が密接に関係していることをご存知でしょうか?

インドのマクドナルドには牛肉が存在しない!

インドのマクドナルド
撮影:南まい

こちらはインドのマクドナルド。インドはヒンドゥー教で、牛は神様とされているので、牛肉を食べることができません。マクドナルドのメニューにもビーフパテが挟まれたハンバーガーは存在しないのです。

マックマハラジャ
撮影:南まい

そのためインド限定メニューの「マック・マハラジャ」のパテにはチキンが使われています。チキン以外のメニューでは、カレー味の野菜コロッケが挟まれたベジバーガーやフィッシュバーガーが人気です。ちなみにインドではマクドナルドは高級品。冷房の効いた清潔なレストランとして、地元の人に愛用されています。

イスラム圏限定のメニューが食べられる!エジプトのマクドナルド

マックアラビアータ
撮影:南まい

エジプトはイスラム教。イスラムでは豚が不浄なものとして扱われるので、豚を食べることはありません。エジプトにあるマクドナルドにはポークパテのメニューはなく、イスラム圏限定のメニュー「マック・アラビアータ」は、バンズではなくピタパンを使用し、チキンかコフタ(ミートボール)から選択できます。

ユダヤ教ならではのルール!イスラエルのマクドナルド

イスラエルのマクドナルド
撮影:南まい

面白いのがイスラエル。イスラエルはユダヤ教徒の多い国ですが、ユダヤ教は特に食に細かい宗教として知られています。豚肉を食べない、なんていうのは序の口。エビ、カキ、タコ、ウナギなどの、ひれと鱗のない魚介類は食べられません。動物は草食動物のみで、その肉は完ぺきにユダヤの方式に則って血抜きをしたもの。動物を殺す時にはもっとも苦痛の少ない方法で、一瞬にして殺さなければいけません。
そして不思議なのが、肉と乳製品をお腹の中で一緒にしてはいけないというルールです。一方を食べた後は、何時間か間をおかないと他方を食べてはいけないという厳格な決まりがあります。ユダヤ式の住居では、肉と乳製品が交わらないようにキッチンが2つあるご家庭も多いのです。そのためビーフパテとチーズを一緒にすることはできず、ユダヤ圏のマクドナルドにチーズバーガーは存在しません。
ユダヤ教徒の人々は、一生チーズバーガーを食べることができないんです。ああ、あんなに美味しいのに…。

意外にも世界のハンバーガーと宗教が密接に関係しているというのは本当の話。日本は何でも美味しく食事ができて、なんて素晴らしい国だろうと改めて気付かされますよね!

この記事は2016年12月2日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。

南まい
510日間100ヶ所以上の世界遺産を周って世界一周しました! 女ひとり旅本「独女世界放浪記」(ポプラ社)を出版後、 NHK BS1「エルムンド」海外レポーターとして約70日間の世界二周目も達成! 現在は添乗員として月の半分以上を海外で過ごしています。訪問国数80カ国以上。