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福井県「熊川宿」の町並みをご紹介! 江戸時代の趣を残す「鯖街道」の宿場町を楽しもう

福井県若狭町にある「熊川宿(くまがわじゅく)」をご存じですか? 江戸時代に宿場町として栄え、今も古い町並みが残る素敵な場所です。

鯖街道きっての宿場町「熊川宿」

鯖街道
鯖街道

若狭湾を臨む福井県小浜市は、古くから豊富な魚介類が水揚げされる町でした。江戸時代には魚介類の他にも、日本各地からの商品が小浜湾に着き、京都へ運ばれていました。取り扱う商品の中で特に鯖が多かったことから、いつしか“鯖街道”と呼ばれるようになりました。
街道沿いにはたくさんの宿場町ができ、そのなかでも特に賑わいをみせたのが「熊川宿」です。当時の記録によると、最盛期には一日に1,000頭の牛馬が行き交ったと言われています。

熊川宿で江戸時代の趣を感じる

熊川宿
熊川宿

熊川宿の一番の魅力は、なんと言っても趣のある町並みです。国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていて、現存する番所や町屋を見学できます。メインの通りは約1kmに渡り、両側には瓦屋根や格子窓のついた建物が並びます。現在は、資料館や土産店などになっている建物もあるので、散策しながら寄り道するのがおすすめです。

熊川宿
熊川宿

また、熊川宿の景観に欠かせないのが、街道沿いに流れる「前川」です。“平成の名水百選”に選ばれている綺麗な川で、用水路として使われています。所々に芋を中に入れて洗う“芋車”が置かれていて、くるくると回っている様子は、なんとも趣があります。この川の水は、夏は打ち水、冬は融雪に利用されています。昔の人々の暮らしの片鱗がうかがえるのも、熊川宿ならではです。

緑あふれる癒やしスポット「瓜割の滝」

若狭瓜割名水公園 瓜割の滝
若狭瓜割名水公園 瓜割の滝

熊川宿を散策した後は、約6km離れたところにある「瓜割の滝」へ、ぜひ立ち寄ってみてください。若狭瓜割名水公園の敷地内にあり、緑あふれる癒やしのひと時を過ごせます。瓜割の滝という一風変わった名前は、瓜も割れるほどに冷たいことに由来しています。

若狭瓜割名水公園 アジサイ
若狭瓜割名水公園 アジサイ

園内にはサクラやモミジの木などが植えられていて、季節ごとの美しい景色が見られます。6月中旬には約1万株のアジサイや、菖蒲が見頃を迎えます。滝に癒やされつつ、季節の花や庭園の景色を楽しんでください。

若狭瓜割名水公園 瓜割の滝

熊川宿へのアクセス

熊川宿
熊川宿

熊川宿へ公共交通機関を利用して行く場合は、近江今津駅からバスを利用します。近江今津駅へは、新幹線で京都を経由して行くのがおすすめです。近江今津駅からは、約30分のところにある橘町バス停を下車し、徒歩約3分です。
車を利用する場合は、舞鶴若狭自動車道 若狭上中I.C.から約15分です。

熊川宿
住所
福井県三方上中郡若狭町熊川若狭町熊川
電話番号
0770-62-2711(若狭町歴史文化課)

江戸時代の町並みを今に残す熊川宿は、歴史好きな方はもちろん、趣のある景色を散策したい方におすすめです。

若狭三方五湖観光協会様よりコメントをいただきました!

町を通る若狭街道は鯖街道と呼ばれ、海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群として日本遺産第1号認定を受けました。重要伝統的建造物群保存地区にも指定された町並みには多様な形式の建物が建ち並び、時間を忘れてゆったり過ごすことができます。
HP:一般社団法人 若狭三方五湖観光協会

※2020年3月30日現在のコメントです。

この記事は2018年5月15日に公開されたものを編集したものです。

 

※情報は記事公開日時点のものになります。