ろうそくの優しい明かりが古都・奈良を照らし出す♪「なら燈花会」に行ってみよう!

奈良県で毎年8月上旬に行われる、「なら燈花会(とうかえ)」。古都・奈良の夜に数万本のろうそくが灯され、訪れた人々の“祈りを照らし出す”というイベントです。今回は、神秘的で幻想的な景色が楽しめるなら燈花会の見どころをご紹介します。

なら燈花会ってどんなイベント?

奈良公園 浮雲園地
写真提供:一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

1999年から始まった、なら燈花会。燈花とは燃やした灯心の先にできる花の形をしたかたまりのことで、これができると縁起がいいとされています。毎年来場者を増やしてきており、近年では100万人近くの人々が訪れる奈良の夏の一大イベントとなりました。2018年の開催期間は、8月5日(日)~14日(火)の10日間。世界遺産に登録されている東大寺や興福寺、春日大社などが会場となっているほか、春日野園地や浮雲園地など奈良公園のあちこちでろうそくが花を咲かせます。

古代日本の情景を彷彿とさせる「東大寺」

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なら燈花会の会場の1つ、東大寺。“奈良の大仏”として知られる廬舎那(るしゃな)仏とともに、聖武天皇によって建立されました。廬舎那仏の供養の際には1万5千もの明かりが灯されたと伝えられています。そんな古代日本の情景を思わせる東大寺の燈花会は、8月13・14日の2日間限定で開催され、同時に大仏殿の夜間拝観も行われます。薄明かりに照らされた大仏が暗闇に浮かび上がって、昼間とは違った雰囲気を味わえますよ。

■東大寺
住所
奈良市雑司町406-1
点灯期間
8月13、14日
点灯時間
19:00~21:45
電話番号
0742-22-5511

「興福寺」でろうそくの明かりと五重塔のコラボレーションを楽しもう

興福寺

東大寺から徒歩約16分のところにある興福寺は、大化の改新を主導した中臣鎌足(のちの藤原鎌足)や大宝律令を編纂した藤原不比等など、藤原氏ゆかりの由緒ある寺院。燈花会では参道に一直線にろうそくが並べられ、行く先を照らしてくれます。見どころはその参道の先に見える、ライトアップされた東金堂と五重塔。期間中は東金堂の夜間拝観も行われているので、あわせて訪れてみてくださいね。

■興福寺
住所
奈良市登大路町48
点灯期間
8月5~14日
点灯時間
18:30~20:30
電話番号
0742-22-7755(本防寺務所)

一面に広がるろうそくが美しい!「浮雲園地」

奈良公園 浮雲園地
写真提供:一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

奈良公園の中心部にある浮雲園地は、なら燈花会でも中心的な会場の1つ。暗くなると広大な会場一面に無数のろうそくが灯され、まるで地上に流れる天の川のように見えます。写真を撮るにも絶好のスポットですよ。浮雲園地など数か所の会場では、協力金500円でろうそくに火を灯せる「一客一燈」が行われます。ぜひ体験に参加して、願いを込めながら火を灯してみてくださいね。

■浮雲園地
住所
奈良県奈良市春日野町23-2
点灯期間
8月5~14日
点灯時間
19:00~21:45
電話番号
0742-22-0375(奈良公園事務所)

会場へのアクセスは?

奈良公園 浮見堂
写真提供:一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー

なら燈花会が行われる奈良公園周辺へは、近鉄奈良駅から徒歩約5分、JR奈良駅から徒歩約20分です。それぞれの駅から「ぐるっとバス」も出ているので、体力に自信がない方や距離のある春日大社まで行くという方は、こちらに乗車すると便利ですよ。公共交通機関の利用がおすすめですが、どうしても車で行くという場合は早いうちに到着しておくか、少し離れた駐車場に車を置いて徒歩で向かいましょう。例年イベント開催中は交通規制が行われ、公園周辺は大変混雑することが予想されます。

上記でご紹介した会場以外にも、なら燈花会が行われる場所はたくさんあります。浮雲園地のすぐ近くにあるイベント最大の会場・春日野園地や参道に並ぶろうそくが美しい春日大社、可愛らしい竹のオブジェが見られる浅茅ヶ原、明かりが池に映り込んで輝く浮見堂。行きやすそうな会場、絶対に見たい会場などをピックアップして、燈花会を楽しんでくださいね。

幻想的で厳かな雰囲気さえ感じられるなら燈花会。奈良には修学旅行で行ったことがあるという方も、まだ行ったことがないという方も、ぜひ訪れてみてくださいね!

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