木造建築の教会が美しすぎるロシア世界遺産の島「キジ島」に行こう!

サッカーワールドカップ開催で注目を浴びているロシア。ロシアの観光といえば、エルミタージュ美術館のあるサンクトペテルブルクや、首都があるモスクワ、バイカル湖などをイメージするのでは?
今回ご紹介するキジ島はモスクワから800㎞と少し離れていますが、木造建築の美しい教会が多くある人気の観光地です。

キジ島はどんなところ?

キジ島

キジ島はモスクワから北に800㎞、北西連邦管区に属するカレリア共和国のオネガ湖のなかにあります。オネガ湖は琵琶湖の10倍以上の大きさがあり、記事等の他にも大小合わせて5000あまりの島が浮かんでいるというから驚きです。
キジ島はカレリア共和国の首都ペトロザヴォーツクの沖合68㎞のところにあり、島自体は長さ7㎞、幅500mとこじんまりしていますが、1990年、木造教会群が世界遺産に登録されました。「キジ」というのはこの地域の先住民の言葉で「祭祀の場」という意味だそうですよ。

■キジ島

まるで島全体が博物館!存在感に息を呑む木造建築群

木造教会群

1966年に旧ソ連政府がキジ島全体を特別保存地域に指定し、キジ島全体が保全区歴史建築民族国立野外博物館となりました。ロシア全土から貴重な木造建築物が移築され、現在でも83もの建物が見られます。 移築された建物の中には、14世紀に建てられたムーロム修道院の聖ラーザリ復活教会があり、これはロシアで現存する最古の木造教会。移築されたのは教会だけでなく、個人の家や風車なども移築されました。建物は資料館のようになっていて中に入れる所もありますよ。そのうちの木造教会群が「キジ島の木造教会」として世界遺産に指定されています。

■保全区歴史建築民族国立野外博物館
住所
Остров Кижи, Респ. Карелия
営業時間
6月1日~8月31日/8:00~20:00、9月1日~10月15日/9:00~16:00、10月16日~5月14日/10:00~15:00、5月14日~5月31日/9:00~16:00
入島料
500ルーブル
定休日
電話番号
+78142 53 57 22

キジ島にある木造教会のシンボル「プレオブラジェンスカヤ教会」

プレオブラジェンスカヤ教会

ロシア正教の教会は玉ねぎ型のドーム屋根が特徴的です。1714年にキジ島に建てられたプレオブラジェンスカヤ教会は22個の玉ねぎ型ドームを持ち、遠くから見てもとても目立つフォルム。最上部は高さ37メートルありますが、なんと釘を1本も使っていないのです。複雑な木組みを駆使して作られたこの教会、設計図やスケッチもないまま建てられたそう。銀色に輝いているように見えるところも木材でできているのが驚きです。当時のロシアの建築技術の高さがうかがえますよね。プレオブラジェンスカヤ教会は現在修復作業中で、2020年頃に完了する予定とのことです。

■プレオブラジェンスカヤ教会

キジ島へのアクセス、観光シーズンについて

キジ島に行く水中翼船

キジ島へは、オネガ湖畔にあるペトロザヴォーツクまで列車き、船でアクセスするのが一般的。ペトロザヴォーツクにはモスクワからでもサンクトペテルブルクからでもアクセスできますが、どちらも夜行列車です。ペトロザヴォーツクからキジ島までは水中翼船で約1時間です。船の中から美しい風景を眺めているとアッという間に時間が経ってしまうことでしょう。冬場は湖が凍結するため船でアクセスすることはできません。ヘリコプターでのアクセスのみとなりますので注意してくださいね。

キジ島には教会など歴史ある建物が点在するとともに、船の上からも自然や建物の風景を楽しむことができます。美しいロシアの木造建築を見にキジ島まで足をのばしてみませんか?

※情報は記事公開日時点のものになります。