ドイツ・ロマンチック街道のハイライト!「ノイシュバンシュタイン城」に行ってみよう!

ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとして知られる「ノイシュバンシュタイン城」。実は、『眠れる森の美女』のお城のモデルの一つでもあるのはご存じでしたか?そんな美しいお姫様が暮らしていそうな外観が魅力のノイシュバンシュタイン城をご紹介します。

“夢のお城”を建てたのは芸術を愛しすぎた王様?

ノイシュバンシュタイン城

ノイシュバンシュタイン城を作ったルートヴィヒ2世 (King Ludwig II ) はバイエルンという国を治めた人物で、戦争を嫌い、芸術を愛した夢見がちな王様でした。18歳で王位に就いてからは思い描く王国を現実のものとするため、ノイシュバンシュタイン城を含め、お城を三つも建てると、現実逃避の気が強くなり、国政に関わらなくなっていき、ついには追放されてしまったのだとか。
確かに優れた王とは言えないルートヴィヒ2世でしたが、芸術を愛するだけあって、ノイシュバンシュタイン城はとても美しく、豪華なお城となったのです。

ノイシュバンシュタイン城

ルートヴィヒ2世はこの理想的なお城を自分だけのものにしたかったようで、「自分の死後は城を破壊するように」と遺言を残しているほど。
しかし王の死後、すぐに城は一般公開されました。意外にも世界遺産に登録されていないのですが、これまでのべ60億人を超える観光客が訪れ、城の美しさに魅了されています。ルートヴィヒ2世の閉ざされた心の象徴であったノイシュバンシュタイン城は、ドイツが誇る世界一有名なお城となったのです。

ノイシュバンシュタイン城の見どころ①「王座の間」

王座の間 イメージ

内部のハイライトのひとつは、4階と5階にわたる「王座の間 (Throne hall)」です。実在する教会からイメージを膨らませて設計され、二つのフロアにまたがる高い天井はドーム形です。王冠を思わせる巨大なシャンデリアがかかっていて、存在感を放っています。金色を基調とした室内には鮮やかな青い柱や、迫力のある壁画から、「王座の間」の名にふさわしい豪勢な造りです。
ルートヴィヒ2世は幼い頃から思い描いていた理想の王様像に自分を重ねて、こんな豪華な部屋をつくったのでしょうか。ちょっと切ない感じもしますね。

ノイシュバンシュタイン城の見どころ②「歌人の間」

歌人の間 イメージ

城の建設に大きな影響を与えたのは、王様が大好きだったワーグナーの作品です。ワーグナーへの尊敬の念が溢れているのが、5階にある「歌人の間 (The Singer’s Hall)」です。このフロアの半分以上を占める広々とした部屋は、ワーグナーのオペラの場面を描いた壁画がのびのびと描かれています。

ノイシュバンシュタイン城の見どころ③「マリエン橋からの風景」

マリエン橋

絢爛豪華な内部も見どころですが、せっかくなら「白鳥の城」とも呼ばれるノイシュバンシュタイン城のスマートな外観も見たいところ!全体を見るなら「マリエン橋」に行きましょう。城を南に下ると、ごつごつした岩場がワイルドなペッラート峡谷 (Pöllat Gorge)があります。この峡谷の滝から更に90m上に架けられたのが「マリエン橋」です。かなりの高さがあり、ここから見えるお城はまるで絵画のように美しいのです。マリエン橋へはお城からシャトルバスに乗って行けますよ。

マリエン橋から望むノイシュバンシュタイン城

「マリエン橋」を最初に架けたのは、ルートヴィヒ2世の父親です。12世紀に建てられた「ホーエンシュヴァンガウ城」を購入して、改築したことでも知られています。ルートヴィヒ2世は子どもの頃、この父の城が大好きでした。クリーム色のお城で、中世の伝説に基づいた伝統的な内装が特徴です。

■マリエン橋 ( Marienbrücke / Mary’s Bridge)
住所
Neuschwansteinstrasse 20, Hohenschwangau, Bavaria

ノイシュバンシュタイン城と合わせて行きたい「ホーエンシュヴァンガウ城」

ホーエンシュバンガウ城

ルートヴィヒ2世は父のホーエンシュヴァンガウ城を超えるためにノイシュバンシュタイン城を建てたとも言われます。親子関係が希薄だったルートヴィヒ2世にとって、「ホーエンシュヴァンガウ城」は自分よりも王たる姿の憧れの父親そのものだったのかもしれません。ホーエンシュヴァンガウ城とノイシュバンシュタイン城をセットで見学できる共通チケットもあります。

■ホーエンシュバンガウ城 ( Hohenschwangau Castle)
住所
Alpseestraße 30, 87645 Schwangau
営業時間
8:00~17:00 (4月から10月15日) 9:00~15:00 (10月16日から3月)
定休日
1月1日、12月24日

チケット購入や予約方法はどうする?

ノイシュバンシュタイン城の見学はガイドツアーのみで自由行動はできません。ガイドは英語かドイツ語で行われますが、日本語のオーディオガイドがありますのでご安心を!入場券は当日券をチケットセンターで買うのではなく、事前に予約しておくことをおすすめします。インターネットで申し込みをすれば、当日は指定された時間にチケットセンターを訪れて支払いをし、チケットを受け取るだけ。これで、長蛇の列に並ぶ必要がなくなりますよ。

■チケットセンター(Ticketcenter Neuschwanstein-Hohenschwangau)
住所
Alpseestraße 12, D-87645 Hohenschwangau
営業時間
8:00~17:00 (4月から10月15日) 9:00~15:00 (10月16日から3月)
定休日
1月1日、12月24日
電話番号
+49 8362 93083-0
■入場料金
ノイシュバンシュタイン城の入場料金
大人(19歳以上)/13ユーロ、子供(18歳以下)/無料
ホーエンシュヴァンガウ城の入場料金
大人(19歳以上)/13ユーロ、子供(18歳以下)/無料
コンビチケット
レギュラー価格/25ユーロ、割引価格/23ユーロ

ノイシュバンシュタイン城へのアクセスは?

ミュンヘン

ノイシュバンシュタイン城は南ドイツに位置しており、ロマンチック街道の観光地のひとつでもあることから多くの周遊ツアーが組まれているので、自分に合ったツアーに参加するのが一番簡単です。
個人手配で行く場合は、ミュンヘンからバスで行くのが便利でわかりやすいです。電車やバスで約3時間で行くことができますよ。

■ノイシュバンシュタイン城 (Neuschwanstein Castle)
住所
Neuschwansteinstraße 20, 87645 Schwangau
営業時間
9:00~18:00 (4月から10月15日) 10:00~16:00 (10月16日から3月)
定休日
1月1日、12月24日25日31日

南ドイツの観光ルート、ロマンチック街道の中でもとりわけ人気の高いノイシュバンシュタイン城。ぜひこの目で優美でメルヘンチックな世界観を体感したいですね。

この記事は2017年7月5日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。