立山黒部アルペンルートの絶景スポット「みくりが池」のある室堂平を楽しもう!
標高3,000m級の山々を貫き、富山県と長野県を結んでいる世界有数の山岳観光ルートの「立山黒部アルペンルート」。このアルペンルートの中心地であり、観光の拠点となるのが「室堂平(むろどうだいら)」です。
ここには、日本で最も高所にある駅「室堂ターミナル」があります。この室堂ターミナルは、アルペンルートで最大の規模を誇るレストランやティーラウンジ、展望テラスなど施設が充実しています。この記事では、季節ごとの変化に富んだ景色が楽しめる室堂のシンボル「みくりが池」を中心に、室堂平で楽しめる景色をご紹介します。
目次
立山・室堂平のシンボル「みくりが池」
「みくりが池」は標高2,405mに位置する火山湖であり、周囲長631m、最深部は15m、北アルプスで最も深い湖です。美しい紺碧の湖と立山連峰が織り成す景色は、思わず息をのむ壮大なスケール!
室堂ターミナルからみくりが池までは徒歩数分、周辺には多くの高山植物がみられ、雷鳥も生息しているので散策も楽しいですよ。高地の澄んだ空気を胸いっぱいに吸いながら、室堂のシンボルとうたわれる「みくりが池」の美しい景色を楽しんでください。
室堂ターミナルを出てすぐのところにある「立山玉殿の湧水」
室堂ターミナルビルの3階から遊歩道に出ると、すぐそこに沸いているのが「立山玉殿(たまどの)の湧水」です。立山トンネルの貫通工事中に大量の地下水が吹き出したことで発見されました。散策で疲れた体を潤してくれますよ。
もうひとつの澄んだ湖「みどりが池」
みくりが池と遊歩道を挟んだ東側にある「みどりが池」は、面積は広くありませんが湖面に立山の姿が綺麗に映ります。水深1.5mと浅く、底が見えるので湖の透明度の高さがより印象に残りますよ。
立山地獄のひとつ「血の池」
遊歩道から見渡す湿地の中に点在するのが、血のような赤い色をした水たまり「血の池」です。かつて立山一帯は仏教の修験道でしたが、血の池はその中でも地獄を表す立山地獄のひとつに数えられていました。
室堂平のおすすめ観光シーズンはいつ?
室堂平の観光営業期間は積雪の状況によって多少前後することがありますが、例年4月上旬~11月下旬です。冬が終わり、観光ルートが確保された4月下旬から6月くらいまではまだ雪に覆われているので雪の大谷ウォークや春スキーを楽しむ季節です。
爽やかな景色が広がる夏の室堂平
みくりが池の湖面が見られるのは7月から。この時期は観光客の数も多くなり、散策におすすめのシーズンです。雪どけが進み、北アルプスの名にふさわしい爽やかな緑と高山植物が咲き乱れる、美しい景色が広がります。
紅葉に染まる秋の室堂平
9月からは紅葉シーズンです。澄んだ空と紅葉、それらを写すみくりが池のコントラストの美しさはまさに絶景と言えます。夏から引き続き、多くの観光客が訪れるシーズンです。室堂エリアは標高約2,500mですので、秋とはいえ冬の寒さになります。厚手の上着を着るなど、防寒対策をしっかりして楽しんでくだいね。
季節や天候によって見える景色が異なるので一度行っても違う季節に行きたくなるくらい、美しい景色が見られる立山・室堂平。雲の上に広がる大自然の美しい景色を見に行ってみませんか?
立山黒部貫光様よりコメントをいただきました!
室堂平は、季節や天候によってさまざまな景色が見られるので、いつ訪れても、何度訪れても、新しい感動があります。息をのむような絶景、立山信仰の歴史など、ここだけにしかないがたくさん! 大自然がおりなす感動の旅をお楽しみください。
HP:立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド
この記事は2018年9月10日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。