祝!! 大阪府初の世界遺産【百舌鳥・古市古墳群】のおすすめ周遊ルートとは?
キュートな形(くびれ)が一部で大人気(!?)の “前方後円墳” がたくさん並んでいる「百舌鳥・古市古墳群」のおすすめ周遊ルートを古墳大好き大学生のコフンねこがご紹介します♪
読み方:百舌鳥・古市古墳群=もず・ふるいちこふんぐん
目次
百舌鳥古墳群
読み方:百舌鳥古墳群=もずこふんぐん
まずは日本最大の古墳「仁徳天皇陵古墳」を含む大阪府堺市・百舌鳥古墳群の探索から。各線天王寺駅から約15~20分、JR阪和線「百舌鳥駅」をスタート&ゴールとして周遊するのがおすすめです。
駅チカ巨大古墳!? 「御廟山古墳」
読み方:御廟山古墳=ごびょうやまこふん
阪和線百舌鳥駅から約500m歩くとすぐに見えてくるのが「御廟山古墳」。全長約203mの墳丘と満々と水を湛える濠が自慢の前方後円墳です。形が綺麗すぎるのでいつまでも眺めていられますよ!!
- アクセス
- JR百舌鳥駅から徒歩約5分
破壊を免れた!? 「いたすけ古墳」
御廟山古墳のすぐ先には全長約146mの前方後円墳「いたすけ古墳」があります。崩れかけのコンクリート橋はかつてこの古墳が宅地開発の直前であった名残だとか。歴史遺産を大切に守る地域の人々の熱い想いを知れる貴重な古墳です。運がよければ古墳に住み着いた狸の姿も見られるそうですよ。
- アクセス
- 御廟山古墳から徒歩約4分
日本第3位!! 「履中天皇陵古墳」
読み方:履中天皇陵古墳=りゅうちゅうてんのうこふん
いたすけ古墳から進んで踏切を渡ると見えてくるのが、全長約365mで日本第3位(※)の規模を誇る「履中天皇陵古墳」。古墳北東側の道路わきには「ビュースポット」が設置されていて、履中天皇陵古墳の巨大さを実感できます。記念撮影にピッタリです!!
- アクセス
- いたすけ古墳から徒歩約7~8分
日本最大!! 「仁徳天皇陵古墳」
読み方:仁徳天皇陵古墳=にんとくてんのうりょうこふん
百舌鳥古墳群で最後に向かうべきおすすめ古墳は「仁徳天皇陵古墳」。全長約486mで三重の濠がめぐる、言わずと知れた日本最大(※)の前方後円墳です。残念ながら遠くから眺めることしかできないのでその巨大さや元の姿を想像するのは少し難しいかもしれません。しかし、その点については堺市のボランティア解説員の方がわかりやすく説明してくださいます。百舌鳥古墳群全体の解説もしてくださるので、古墳めぐりの復習にもぴったり。時間に余裕があれば約1時間かけて古墳の周りを一周してみるとその巨大さを実感する事ができますよ。
- アクセス
- 履中天皇陵古墳から徒歩約10分
おすすめランチ「カフェ イロハ(Cafe IROHA)」の “古墳バーガー”
古墳めぐりで少し歩き疲れた時にはランチも兼ねて、「カフェ イロハ(Cafe IROHA)」での休憩がおすすめです。
仁徳天皇陵古墳の拝所(ボランティアさんがいらっしゃる場所)から百舌鳥駅に向かって徒歩約2分ほどで到着する「カフェ イロハ(Cafe IROHA)」では3種類の“古墳バーガー”が楽しめちゃいます!! 古墳の形のスタンプが押されたバンズ(パン)に分厚いお肉とたくさんの具材が挟まれた“古墳バーガー”はかわいいだけじゃなくて味も絶品。古墳グッズ販売コーナーもある「カフェ イロハ(Cafe IROHA)」は百舌鳥古墳めぐりのいい思い出になること間違いなしです!!
- 電話番号
- 072-245-0168
- 営業時間
- 09:00~18:00
- 定休日
- 月曜日
- アクセス
- 百舌鳥駅・仁徳天皇陵古墳から各徒歩約2分
おまけ:ボランティアさん絶賛!? 「⼟師ニサンザイ古墳」
残念ながら今回の周遊ルートからは外れてしまう「⼟師ニサンザイ古墳」。全長約300mとされ、百舌鳥古墳群の中では3位・全国でも7位(※)の規模を誇る巨大前方後円墳です。ボランティアの方が「百舌鳥古墳群で一番美しい」と言っていたとおり、前方後円墳の美しい“くびれ”もはっきり確認できます。秋には紅葉も綺麗だとか。
- アクセス
- 中百舌鳥駅から徒歩10分
古市古墳群
読み方:古市古墳群=ふるいちこふんぐん
次に大阪府羽曳野市・藤井寺市の両市にまたがる古市古墳群のおすすめ古墳周遊ルートをご紹介します。近鉄阿部野橋駅から約16分、古市古墳群北側の近鉄南大阪線「土師ノ里駅」から同線「古市駅」に向かって南に歩いていきましょう!!
ちなみに土師ノ里駅の改札を出てすぐには「鍋塚古墳」という小さな古墳や古市古墳群全体について詳細な説明が載った全7枚の「解説看板」があります。これらを見て古墳に向かうとさらに楽しみが増しますよ。
駅から徒歩5分「仲津山古墳」
読み方:仲津山古墳=なかつやまこふん
土師ノ里駅から歩いて約5分のところにある「仲津山古墳」は全長約290mで全国9位(※)の規模を誇る前方後円墳です。残念ながら仲津山古墳も立ち入り不可能な古墳ですが、そんなときは解説看板をじっくり読むのがおすすめです。
- アクセス
- 土師ノ里駅から徒歩約5分
巨大古墳にのぼれちゃう「古室山古墳」
読み方:古室山古墳=こむろやまこふん
全長約150mほどの前方後円墳である「古室山古墳」は百舌鳥・古市古墳群では数少ない“登れる古墳”なのです。古市古墳群エリア全体が見渡せるほか、運がよければ「あべのハルカス」の姿も。ちょっとしたピクニック感覚を味わうにはもってこいの古墳です。思わず「ヤッホー!! 」と言いたくなっちゃいますよ。
- アクセス
- 仲津山古墳から徒歩約2分
かわいそうな古墳No.1!? 「赤面山古墳」
読み方:赤面山古墳=せきめんやまこふん
古市古墳群中でも、一際かわいそうなのが「赤面山古墳」。古室山古墳と次の大鳥塚古墳の間に位置する赤面山古墳の真上には、なんと高速道路が走っています。どう考えても「高速道路建設の際に余った土」にしか見えず・・・かわいそうですよね。
- アクセス
- 古室山古墳から徒歩約1分
これまたのぼれる!! 「大鳥塚古墳」
読み方:大鳥塚古墳=おおとりづかこふん
古室山古墳から先、道路を渡って小道に入ると静かな森の姿が・・・。これが「大鳥塚古墳」です。全長約110mと古市古墳群の中では控えめなサイズの前方後円墳ですが、登ってみるとちょっとした森林浴気分を味わうことができますよ。
- アクセス
- 赤面山古墳から徒歩約3分
実は日本最大でもある!? 「応神天皇陵古墳」
読み方:応神天皇陵古=おうじんてんのうりょうこふん
大鳥塚古墳のすぐ向かい側にあるのが、全長約426mで日本第2位(※1)の大きさとされる「応神天皇陵古墳」。実は体積で計算すると日本一の規模(※2)なのだとか。鳥居のある正面(?)から見ても単なる山にしか見えないので、その規模を実感するには古墳の周りを約1時間かけて一周するのが最適です。
- アクセス
- 大鳥塚古墳から徒歩約2分
小さいけれど実はすごい!! 「野中古墳」
読み方:野中古墳=のなかこふん
応神天皇陵古墳から古市駅の方向へ歩きつつちょっと細い道に入っていくと、住宅に囲まれた小さな「野中古墳」が目に留まります。「なぜここで小さな古墳を?」と思われるかもしれません。実はこの古墳、規模こそ小さいながら中身は一級品。甲冑・鉄製武器・鉄製農工具など、当時の日本では非常に貴重な品々が埋納されていたのです。
- アクセス
- 応神天皇陵古墳から徒歩約10分
記事では紹介しきれませんでしたが、周遊ルート上には小さな古墳もたくさんあります。見つけたらぜひ見学してみてくださいね。
最後に古墳めぐりの注意点
百舌鳥・古市古墳群は世界でも珍しい「住宅地のド真ん中にある遺跡」です。そのため今回紹介した周遊ルートや他のルートにも日陰が少なく、熱中症になってしまう危険性は非常に高いと思われます。暑さ対策と水分補給を忘れずに古墳めぐりを楽しんでみてくださいね!!
※情報は記事公開日時点のものになります。