怖い世界遺産!? ロンドン塔にまつわるカラスや幽霊、王冠、宝石など、この気になるキーワードは何?

ロンドンに4つある世界遺産のうちの1つ「ロンドン塔」。このロンドン塔には、カラスや幽霊にまつわる言い伝えがあり、その言い伝えを確かめに世界各国から観光客が訪れます。ここではロンドン塔の歴史や気になる見どころ、入場料や営業時間などの基本情報もご案内します。

目次

  1. 世界遺産・ロンドン塔とは?
  2. ロンドン塔でカラスを飼育!?
  3. 亡霊が現れるとの噂(うわさ)が絶えないロンドン塔で最も有名な霊とは?
  4. ロンドン塔にある王冠や宝石、秘宝の数々とは?
  5. ロンドン塔にいる濃紺の制服を着ている人の正体とは?
  6. ロンドン塔へのアクセス方法や営業時間などの基本情報
  7. ロンドン塔とあわせて行きたい!! 周辺観光スポット
  8. ロンドン塔へ行くならロンドンパスがお得!!

世界遺産・ロンドン塔とは?

ロンドン塔 Tower of London
ロンドン塔

ロンドン塔は1078年、ウィリアム1世の命によりロンドンを他国の攻撃から守るため、約20年の歳月をかけて建築された城砦(じょうさい)です。その後、リチャード1世、ヘンリー3世と数世代を経て塔全体の完成に至りました。1600年初頭まではイギリス国王が居住する王宮として使用され、その後は監獄、武器庫、処刑場、銀行、造幣所、天文台、動物園など幅広い役割を果たしてきました。「ロンドン塔」の正式名称は「女王陛下の宮殿にして要塞(ようさい)」といい、1988年にはユネスコ世界遺産に登録され、現在では大英博物館と並ぶ世界中から観光客が訪れるイギリスの一大観光スポットになっています。

<英語では・・・>
・ロンドン塔:Tower of London
・女王陛下の宮殿にして要塞(ようさい):
 Her Majesty’s Royal Palace and Fortress of the Tower of London

ロンドン塔でカラスを飼育!?

The Ravens(レイヴン)
The Ravens(レイヴン)

ロンドン塔では「The Ravens(レイヴン)」と呼ばれるワタリガラスが飼育されています。なぜ、日本では忌み嫌われるカラスが、ロンドン塔で飼われているのでしょうか・・・。イギリスでは「魔法により、アーサー王がワタリガラスに変えられてしまった」という伝説があります。時代はチャールズ2世の1666年頃のこと。ロンドンで発生した大火災による被害者の遺体を食べてカラスが大繁殖し、ロンドン塔にもカラスが住み着くようになりました。困ったチャールズ2世は、これらのカラスを駆除しようと試みましたが、ある占い師による「カラスを殺すとロンドン塔が崩れ、さらにはイギリスが破滅する」という、前述のアーサー伝説にもとづく予言を受け、カラスの退治を断念。逆にロンドン塔内でカラスを飼うようにしたのです。現在、ロンドン塔では6羽と予備1羽のカラスが「レイヴン・マスター」と呼ばれる専任の国王衛士により飼育されています。

亡霊が現れるとの噂(うわさ)が絶えないロンドン塔で最も有名な霊とは?

処刑場 跡地(タワー・グリーン)
photo by Alex Lecea
処刑場 跡地(タワー・グリーン)

先述したように、かつてロンドン塔は監獄や処刑場として使用されていました。そのためか、ロンドン塔には多くの亡霊の目撃情報があります。中でも、アン・ブーリンの亡霊の話はあまりにも有名です。アン・ブーリンは1533年、ヘンリー8世の2番目の王妃となり、のちにエリザベス1世を出産しました。しかし、男子の誕生にこだわるヘンリー8世の思いとは裏腹に、その後産まれてきたのは再び女の子でした。それに業を煮やしたヘンリー8世はアン・ブーリンを見限り、彼女に不倫の罪を着せ1536年5月19日、彼女を斬首刑に処したのです。その処刑からわずか10日後、ヘンリー8世は、新しい愛人であるジェーン・シーモアと結婚しました。ロンドン塔には、アン・ブーリン処刑後から現在に至るまで、ぬれぎぬを着せられた無念の思いを抱えてさまよう、首のない彼女の亡霊の目撃情報が後を立たないそうです。

ロンドン塔にある王冠や宝石、秘宝の数々とは?

Jewel House(ジュエル・ハウス)
photo by Doug Kerr

ロンドン塔には、イギリス王室の儀式で使用される王冠や宝石、王が身につけるマントや剣、杖など有数の王室の宝物を収蔵する「Jewel House(ジュエル・ハウス)」があります。中でもひときわ観光客の注目を浴びるのが、イギリスロイヤルファミリーの象徴である「インペリアル・ステート・クラウン」です。インペリアル・ステート・クラウンは、ジョージ6世の戴冠式用に作られ台座には数々の宝石類があしらわれています。その数ダイヤモンドだけでもなんと2868個。トータル3000個を有に超える宝石が絢爛豪華に輝いています。また、世界で2番目の質量(カラット)数を誇る「偉大なアフリカの星(カナリアン1世)」も見逃せません。530.20カラットは、世界最大のカラット数を誇る「ゴールデン・ジュビリー」につぐ大きさで、重さは106.04gにもなります。カナリアン(ダイヤモンドの種類の一つ)の原石は、なんと3106カラットもあったそうです。どちらも一度は、見てみたいですよね。一部の宝石類の写真撮影は禁止になっているので、その輝きは目に強く焼き付けておきましょう。

ロンドン塔にいる濃紺の制服を着ている人の正体とは?

ヨーマン・ウォーダーズ
photo by Neil Willsey

ロンドン塔には「ヨーマン・ウォーダーズ(通称ビーフィーター/日本語:牛食い)」と呼ばれる、ひときわイギリスらしい紺色の地に赤い線の入った制服を身にまとう衛兵がいます。「ヨーマン・ウォーダーズ(通称ビーフィーター/日本語:牛食い)」の歴史は15世紀、国王の命により国民義勇軍の役割として、国王の財産の守護やロンドン塔に収監される囚人たちの監視役などを務めていました。通称のビーフィーター(牛食い)の由来は、一般庶民の手に届かない牛肉が彼らの報酬の一部に含まれていたことから、そのように呼ばれたという説があります。現在の彼らの役目は主に観光者向けの英語によるガイド。彼らのガイドはユーモアにあふれ観光客に大人気です。ただし、とても早口なので英語に不慣れな人は聞き取るのが大変です。ガイドを聞く前にショップで売られている日本語ガイドブックを購入しておくことをおすすめします。ロンドン塔のヨーマン・ウォーダーズになるには「軍隊に22年以上勤務する」「善行章を授かっている」「任命時44〜55歳である」などの条件を満たしていなければならないそうです。

ロンドン塔へのアクセス方法や営業時間などの基本情報

ロンドンの地下鉄
ロンドンの地下鉄

ロンドン塔に行くには、地下鉄Circle Line(サークル線)もしくは、District Line(ディストリクト線)のTower Hill駅(タワーヒル駅)を降ります。駅構内には「Tower of London」の案内が示されているので、それに従って歩けば、改札から5分ほどでロンドン塔に到着です。ロンドン塔の見学には、最低でも半日はかけたいところ。時間に余裕のない方は、あらかじめ見るポイントを絞り、効率良く見学ができるよう準備をしておきましょう。

ロンドン塔 Tower of London
住所
The Tower of London,London EC3N 4AB
電話番号
020 3166 6000
営業時間
■〜10月31日まで 9:00〜17:30
(日曜・月曜は10:00〜17:30)※最終入場は17:00
■11月1日〜2月28日まで 9:00〜16:30
(日曜・月曜は10:00〜16:30)※最終入場は16:00
休館日
1/1 、12/24〜12/26
入場料
大人£25/子供(5歳〜12歳)£12 ほか

ロンドン塔とあわせて行きたい!! 周辺観光スポット♪

タワーブリッジ
タワーブリッジ

ロンドン塔の徒歩圏内には、いくつかの観光スポットがあります。「跳ね橋」として知られるテムズ川にかかる「タワーブリッジ」はそのひとつで、橋が開閉する光景は一見の価値があります。また、ロンドン市内を一望できる、約310mの高さを誇る「ザ・シャード展望台」や、美しい形のドームと2つの塔を持つイギリス国教会の「セントポール大聖堂」、イギリスの象徴である「ウェストミンスター宮殿」やロンドンの顔エリザベス・タワー通称“ビッグベン”など、一度は訪れてみたい有名観光スポットがたくさんあります。ロンドン塔に行く際には合わせてそれらの観光スポットを巡ってみるのもおすすめです。
※現在、エリザベス・タワーは改修工事中です。

ロンドン塔へ行くならロンドンパスがお得!!

ロンドン塔やその他の主要観光スポットの見学には「ロンドンパス」が便利です。各スポットの入り口で、パスを提示するだけで入場が可能です。パスは80カ所以上の人気観光地へアクセスや乗り降り自由なバスツアーなどが含まれており、さらに一部の施設では優先的に入場する事もできます。料金は3日間のパスなら90.90ポンドです(2019年3月現在)パスはスマホにもダウンロードできてとっても便利ですよ。

いかがでしたか?世界遺産・ロンドン塔にはカラスや幽霊、王冠などの気になる見どころがいっぱいです。見応えのあるロンドン塔の見学には、なるべく多くの時間を確保してくださいね。合わせて、ロンドン塔周辺の有名観光スポットも巡ればあなたもロンドン通の仲間入りですよ。

※情報は記事公開日時点のものになります。