死にゆく町「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」が、まるで映画の舞台みたいで美しい!!
イタリア中部にある“死にゆく町”「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ(Civita di Bagnoregio)」。“死にゆく町”だなんて、なんだか怖い……と思いますよね。
断崖絶壁の山上にあり、天空に広がるように見えるこの町へは一本の橋でしか、たどり着く事ができません。また、この町へ向かう橋の入口からみる美しい景観はまるで映画の舞台のようです。この記事では、「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」が“死にゆく町”と呼ばれる理由や名前からは想像ができない、かわいい町並みについてご紹介します。
“死にゆく町”「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」
「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ(Civita di Bagnoregio)」は、“死にゆく町(la città che muore)”と呼ばれる小さな町です。切り立った丘の上にあり、風雨によって年々浸食(しんしょく)が進みいつかは自然に消滅すると言われていることから、バーニョレージョ出身の作家によりこの名がついたと言われています。
この町に行くには、長さ約300メートルの橋でしか、たどり着く事ができません。町をぐるりと囲む谷に霧が立ち込めた時は、町ごと天空に浮いているかのように見え幻想的な絶景が味わえます。
名前からは想像ができない、かわいい町並み
「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」の町がつくられたのは2,500年ほど前だと言われています。小さな教会や広場、カフェなど集落のあちこちにその歴史を感じられるスポットが点在し、中世にタイムスリップしたような気分になります。
ぜひ、カメラを片手に散策をしてみてくださいね。
「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」への行き方
「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」に行くにはまず、ローマのテルミニ駅からトレニイタリアでオルヴィエート駅まで行き、バスに乗りかえ約40分でバーニョレージョに到着です。「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」へは、ここから橋を渡って約20~30分です。坂道が多いので歩きやすい服装と靴で行ってくださいね。
また、チヴィタ・ディ・バーニョレージョへはローマからの日帰りツアーも便利です。チヴィタ・ディ・バーニョレージョの他に、近郊の観光スポットを一緒に回るツアーもありますよ。
美しい景観ですが、いつかはなくなってしまう町……。ぜひ早いうちに、行ってみてくださいね。
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