絶景と美しい街並みが広がる「バルカン半島」の国へ行ってみよう!
あまり日本人になじみのないエリアであるバルカン半島。アドリア海に面した南西側は絵になる街並みや絶景と呼ぶにふさわしい湖がたくさんあるんですよ。南西側に位置するモンテネグロ、アルバニア、北マケドニアの定番観光スポットをご紹介します。
目次
バルカン半島ってどんなところ?
バルカン半島はヨーロッパの南東部に位置する半島です。アドリア海の左側がブーツの形で知られるイタリアの右側がバルカン半島といったらわかりやすいですね。モンテネグロ、アルバニア、北マケドニアのほか、ギリシャやクロアチアなど12の地域が含まれています。
多くの国が隣接し度々紛争が起きていたため、世界史の授業で「ヨーロッパの火薬庫」と習いますが、その名称とはうって変わって美しい景色が多く残ります。アドリア海、エーゲ海、黒海などに囲まれ、沿岸部では夏は日本より涼しくて冬は暖かい地域が多いなど、旅行地としてぜひおすすめしたいエリアです。
アドリア海に面するモンテネグロ「ブドヴァ」
アルバニアの北に位置するモンテネグロ。アドリア海に面するエリアは美しい景観が続いています。なかでも「ブドヴァ」はモンテネグロ屈指の観光地で、温暖な地中海性気候でたくさんのビーチがあり、リゾートとして人気です。
ブドヴァの旧市街は必見
海に突き出た岬には、オレンジ色の屋根が印象的な旧市街が広がりイタリア・ルネサンスの影響を受けた建物が多く残ります。
アルバニアの世界遺産の街「ベラート」
アルバニアの首都ティラナから約130km南にある街、「ベラート」。世界遺産に登録されていて、西洋と東洋が融合した独自の文化に触れることができます。見どころは、山の斜面に立ち並ぶトルコ様式の建物。たくさんの窓が設けられていることから、ベラートは“千の窓の家”とも呼ばれているんですよ。白い壁とレンガ屋根の街並みを歩くと、まるでタイムスリップしたような気分に浸れます。
北マケドニアが誇る世界遺産「オフリド」
北マケドニアとアルバニアの国境にある「オフリド湖」は、ヨーロッパ最古の湖と言われいます。湖の北東岸には「オフリド」があり、合わせて世界遺産に登録されています。
オフリドは古代ローマ時代に西のアドリア海と東のエーゲ海を結ぶ拠点として繁栄した歴史ある土地です。キリスト教が伝来した後は教会などが建てられ、現在も湖の周辺に中世ヨーロッパの景観が見られます。
オフリドの名所「聖ヨヴァンカネオ教会」
オフリド湖周辺で見逃せないのが、湖に突き出た岬の先端にある「聖ヨヴァンカネオ教会」です。美しく輝く湖を背景にしてたたずむ様がとっても絵になります。内部は見学が可能で、フレスコ画など貴重な作品が見られます。
バルカン半島南西部の観光地はいかがでしたか? みんながイメージする“ヨーロッパ”とは少し違う文化を持つ国々がある魅力的なエリアですよね。
この記事は2017年11月6日に公開されたものを編集したものです。
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