『フランダースの犬』の舞台になった大聖堂!ベルギー・アントワープの「ノートルダム大聖堂」

ベルギーのアントワープにある「ノートルダム大聖堂」。この大聖堂は、誰もが幼い時に一度は観て涙したアニメ『フランダースの犬』の最終回に出てくる大聖堂です。少年ネロが憧れていた、ベルギーを代表する画家 ピーテル・パウル・ルーベンスの秀作が観られる、日本人に人気の観光スポットです。

目次

  1. ノートルダム大聖堂とは?
  2. 大聖堂の内部とルーベンスの絵画
    1. 『キリストの降架』と『キリストの昇架』
    2. 『聖母被昇天』
  3. ネロとパトラッシュの像
  4. ノートルダム大聖堂へのアクセス方法

ノートルダム大聖堂とは?

ノートルダム大聖堂 外観 ルーベンスの像
ノートルダム大聖堂 外観 ルーベンスの像

大聖堂の鐘楼部分が世界遺産にも登録されている「ノートルダム大聖堂」。1352年から170年もの歳月を費やして造られた壮大なゴシック様式の大聖堂です。120メートルを超える巨大な鐘楼も見どころのひとつです。

大聖堂の内部とルーベンスの絵画

ノートルダム大聖堂の内部 天井
ノートルダム大聖堂の内部 天井 ここから天使が降りてきます
撮影:BUD International
ノートルダム大聖堂の内部
ノートルダム大聖堂の内部

大聖堂の内部は白を基調としたデザインで、ステンドグラスから差し込む光が聖堂内を優しく包み込んでいます。

そして、『フランダースの犬』の劇中でネロがずっと見たいと願っていたルーベンスの祭壇画は圧巻の一言に尽きます。

『キリストの降架』と『キリストの昇架』

ノートルダム大聖堂 キリストの降架
ノートルダム大聖堂 キリストの降架
撮影:BUD International
ノートルダム大聖堂 キリストの昇架
ノートルダム大聖堂 キリストの昇架
撮影:BUD International

ネロとパトラッシュが天に召される時、目の前にあったのが『キリストの降架』です。当時『キリストの降架』と『キリストの昇架』は、お金を払った人しか観られなかったため、貧困だったネロには叶わない夢だったのです。

『聖母被昇天』

ノートルダム大聖堂 聖母被昇天
ノートルダム大聖堂 聖母被昇天

『聖母被昇天』はネロが毎日、通いつめ眺めていた祭壇画です。絵の中のマリア様に亡き母の姿を重ねていたのかもしれませんね。

ネロとパトラッシュの像

アニメ『フランダースの犬』の影響で訪れる日本人が多く、大聖堂の前には大理石のネロとパトラッシュの像が設置されています。

ノートルダム大聖堂へのアクセス方法

アントワープ中央駅 外観
アントワープ中央駅 外観
撮影:BUD International

ノートルダム大聖堂は、美しい駅舎のアントワープ中央駅から徒歩約20分です。
アントワープ中央駅へは首都ブリュッセルから急行列車を利用すれば40分ほど。ブリュッセルから日帰りで訪れるのがおすすめです。

ノートルダム大聖堂(聖母大聖堂)
Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen
住所
Groenplaats 21, 2000 Antwerpen
時間
月〜金曜日/10:00〜17:00、土曜日/10:00〜15:00、日曜日・祝日/13:00〜17:00
入場料
一般/8ユーロ、学生・60歳以上/6ユーロ、18歳未満/無料
HP(英語)
http://www.dekathedraal.be/en/index.htm

いかがでしたか? ネロとパトラッシュに思いを馳せながら、美しいルーベンスの祭壇画を堪能してくださいね。

この記事は2017年10月17日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。