ルクセンブルク大公国に行ってみよう! 世界遺産の町並みと美しいアーチの石橋は必見!

ルクセンブルク 町並み
ルクセンブルク 町並み

ルクセンブルクは正式国名を「ルクセンブルク大公国」と言い、世界で唯一の大公国です。西ヨーロッパに位置し東はドイツ、西と北はベルギー、南はフランスと3カ国と隣接しています。そのルクセンブルクのおすすめ観光地をご紹介します。

世界遺産の城塞都市「ルクセンブルク」

ルクセンブルク 町並み
ルクセンブルク 町並み

首都ルクセンブルク市は2つの川に挟まれた断崖の上にあります。ルクセンブルクの呼び名は、“小さな城”を意味する「Lucilinburhuc(ルシリンブルク)」が由来だと言われています。ここは、14世紀後半から15世紀にかけて長大な城壁が建てられ、堅固な城塞都市となりました。19世紀になり一部が取り壊されてしまいますが、かつて城壁で囲まれていた旧市街は「その古い町並みと要塞群(ようさいぐん)」として世界遺産に登録されています。

グルント地区の町並み
グルント地区の町並み

旧市街の中でも、特に美しいのがグルント地区の町並みです。市街地より低い谷あいに広がるエリアで、カーブした川沿いに建物が並んでいる景色はとても素敵ですよ。

ルクセンブルク大公国

大公の名前が付けられた美しいアーチの石橋「アドルフ橋」

アドルフ橋
アドルフ橋

「アドルフ橋」は、旧市街と新市街を結ぶ大きなアーチが特徴的な橋です。ルクセンブルクの独立を果たしたアドルフ大公の統治の下、1900年から1903年にかけて造られました。全長約153m、アーチ部分は約85mもあり当時としては世界最大の石橋でした。
この橋は渓谷内にあり、緑の中に架かる橋はとても美しく絵画のようです。歩行者も通行できるので、橋の上から渓谷の絶景を楽しむのもおすすめです。

アドルフ橋(Pont Adolphe)

金の女神像が見守る「憲法広場」

ルクセンブルク 憲法広場
ルクセンブルク 憲法広場

旧市街の入り口にある「憲法広場」。第一次世界大戦で犠牲となった戦没者の慰霊塔、金の女神「ゲレ・フラ」の像があります。この像は、ルクセンブルクの人々の自由と抵抗を象徴して1923年に建てられたものです。
また、ここは渓谷を挟んだ対岸の新市街を眺められる絶景ポイントでもあります。

憲法広場(Place de la Constitution)

最も格式のある大聖堂「ノートルダム大聖堂」

ルクセンブルク ノートルダム大聖堂
ルクセンブルク ノートルダム大聖堂

憲法広場の近くには、3つの尖塔が目印の「ノートルダム大聖堂」があります。ここは、マリア像を安置するルクセンブルク市で最も格式のある大聖堂で、1613年に建立されました。ゴシック建築でありながらバロックとルネサンス様式を組み合わせた壮麗な建築は必見です。また、内部の装飾も見事で壁画や彫刻といった歴史ある芸術作品が見られます。祭壇の上部にあるステンドグラスは息をのむほどの美しさです。

ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)

ルクセンブルクの名物は?

ドイツ、ベルギー、フランスに囲まれたルクセンブルクでは、各国から影響されたグルメも魅力のひとつ。2000年以上の歴史を持つ白ワイン「モーゼルワイン」や、大公宮御用達のチョコレート「オーバーワイス」や「ナミュール」などのブランドがあります。観光スポットが集中する旧市街には、たくさんのお土産店があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

いかがでしたか? ルクセンブルクへは近隣国から列車で行くのが便利です。ドイツのフランクフルト、ベルギーの首都ブリュッセルからは約3時間30分、パリからは約2時間です。ぜひ、日帰りでも行ってみてくださいね。

この記事は2017年10月30日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。