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冬に行くにはワケがある!北海道「旭山動物園」のペンギン散歩を見に行こう♪

行動展示というユニークな展示法で全国的に有名になった旭山動物園。もう行った、という方もたくさんいると思いますが、冬に行ったことはありますか?寒いから…なんてためらっていたらもったいない!ペンギンやしろくま、アザラシなど、寒冷地で生きる動物たちは冬にこそ生き生きとした姿を見せてくれますよ♪

この記事のもくじ

  1. 冬季だけの人気イベント「ペンギンの散歩」
  2. もぐもぐタイムは必見!冬に元気な旭山のアイドルたち
  3. 冬の一大イベント「雪あかりの動物園」
  4. 冬の旭山動物園、楽しむためのポイント
  5. 旭山動物園へのアクセス
  6. 旭川に富良野・美瑛、冬の道央はどう遊ぶ?
  7. 冬のお祭りと絡めてもGood!

冬季だけの人気イベントはなんといっても「ペンギンの散歩」

旭山動物園 ペンギンの散歩
撮影:BUD International

ペンギンたちのお散歩風景は、旭山動物園の冬の風物詩。このペンギンの散歩は冬場の運動不足解消を目的としており、今シーズンは昨年の12月28日から始まり、積雪のなくなる3月頃まで実施されるそうです。見られるのは日に2回、11時と14時30分。ぺんぎん館から学習ホール付近までの片道約250メートルの道のりを30〜40分かけて往復しますが、もちろん大人気なので混雑します。最前列で見たい方はスタート時間前に場所取りが必要です。

ちなみにこのお散歩、ペンギンたちは自由参加なのだそうです。気が向いた子たちだけがヨチヨチ歩いてきてくれます。運が良ければ昨年生まれたキングペンギンのヒナの姿も見られるかもしれません♪

旭山動物園 ペンギンのトボガン広場
撮影:BUD International

こちらもぜひ見て欲しい!例年1月中旬頃ぺんぎん館前に「トボガン広場」が設置されます。「トボガン」とは腹ばいで雪の中を飛び回る行動のこと。ペンギンたちが腹ばいで元気に動き回る姿が愛らしいですよ。

もぐもぐタイムは必見!冬に元気な旭山のアイドルたち

旭山動物園 アザラシ 寝顔

マリンウェイ(円柱水槽)を悠々と泳ぐアザラシは、さすが冬に元気な動物。あざらし館には、屋外プールを凍らせた流氷広場が登場します。氷の穴から顔を出したり寝そべったり、夏よりも近い距離で観察できるのは冬ならでは。ペンギンもそうですが、アザラシの「もぐもぐタイム」もぜひお見逃しなく!アザラシのもぐもぐタイムは休憩所上の展望スペースから見下ろすこともできます。

旭山動物園 しろくま
撮影:BUD International

冬を待ってました!と言わんばかりの元気っぷりを見せるのはしろくまです。しろくまが雪の上を颯爽と歩く姿は、なかなかお目にかかれませんから、とても貴重です。私も見たことがあるのは春夏のぐったりとした姿なので、なんだか「冬が来て良かったね〜!」と嬉しくなってしまいました。

こちらも、もぐもぐタイムが人気です。ちなみにもぐもぐタイムの時間は日によって違いますので、入園時に園の掲示板をチェック。また園のホームページが毎朝10時に更新されますので、そちらでも情報を確認できます。

ホッキョクギツネ

その名の通り、北極周辺が主な生息地のホッキョクギツネ。−70℃の寒さにも耐えられるといいますから、冬はお得意です。グレーの夏毛に対して冬毛は白いので、冬景色に紛れます。雪の中じっくり観察して探してみてください。

旭山動物園 エゾシカの森
撮影:BUD International

エゾジカの森では昨年6月に赤ちゃんが誕生しました。柱状節理をイメージした築山はエゾジカの能力を十分に発揮できるよう設計されたもので、あらゆる角度からエゾジカを楽しめます。生まれて初めての冬を過ごす子ジカの姿も見られるかもしれません。

冬の一大イベント「雪あかりの動物園」

雪あかりの動物園
写真:旭川市経済観光部観光課

真冬の夜の動物園が体験できる「雪あかりの動物園」が、2月6日から2月11日まで開催されます。今年で7回目となるこのイベントは、冬の北海道の寒さを体感しながら夜の動物たちの姿を見てもらおうと始められました。見学ルートにはスタッフ手作りのアイスキャンドルが並べられ、とても幻想的。冬の旭山動物園を楽しみ尽くすなら、ぜひ!

冬の旭山動物園、楽しむためのポイント

旭山動物園 園内
撮影:BUD International

とにかく寒い旭川の冬。例年1月、2月の最低気温は-13℃、日中でも0℃を下回りますので、屋外での長時間の見学は正直しんどい。ですから屋内外を出たり入ったり、休み休み見て回るのがコツ。逆に室内は暖かいので服装は脱ぎ着しやすく体温調節に便利なコーデがおすすめ。また、地面は雪で覆われ、部分的に凍って非常に滑りやすくなっています。靴はぜひ滑りにくい雪専用のものを用意してください。園では滑り止め対策として、靴に荒縄を付けたり、古靴下を足先に巻く方法をアナウンスしています。

入り口は正門、東門、西門と3ヵ所あり、各ゲートにコインロッカーがあるので、身軽に楽しめます。ぺんぎん館に近いのは西門、お土産屋さんなどのショップが多いのは正門です。ペンギンの散歩やもぐもぐタイムなど、お目当のイベントに合わせて見学順路を考えておくと良いでしょう。ちなみに入園時間ですが、ツアー客を避けるなら午後がおすすめですよ。

旭山動物園へのアクセス

旭川空港

旭山動物園をはじめ、富良野、美瑛観光の起点となる旭川。東京、名古屋、大阪からアクセスできる旭川空港が玄関口となります。空港からバスでJR旭川駅まで約35分、旭山動物園への直通バスも運行されています。JR旭川駅から旭山動物園へは駅前のバス停から旭川電気軌道のバスが運行しており、所要時間は40分。タクシーを使うなら30分ほどで到着します。 新千歳空港に降り、札幌とセットで観光する場合は、札幌駅から旭川駅まで特急スーパーカムイで約1時間25分、旭川駅から高速あさひかわ号バスで2時間5分の道のりです。また、札幌からは旭山動物園見学付きの日帰りバスツアーも出ているので、スケジュールに合わせてチョイスしてみてください。

旭山動物園
住所
北海道旭川市東旭川町倉沼
電話番号
0166-36-1104
冬期開園期間
2019年11月11日(月)~2020年4月7日(火)
冬期開園時間
10:30~15:30(最終入園15:00)
休園日
2019年4月8日(月)~26日(金)、11月4日(月)~11月10日(日)、12月30日(月)~2020年1月1日(水)
入園料
大人(高校生以上)/820円、小人(中学生以下)/無料

旭川に富良野・美瑛、冬の道央はどう遊ぶ?

旭川を起点にした場合、セットで回ると良いのは富良野と美瑛です。冬のこのエリアにはどんなアクティビティがあるのでしょうか?寒い時期ならではの楽しみをご紹介します♪

スノーシューに犬ぞり体験、ホーストレッキングで大地を楽しむ

犬ぞりツアー

森の中を散策するならスノーシューハイキング。ふかふかのパウダースノーに寝転んだり歩いたりする体験は北海道ならではですね。そして、なんと犬ぞり体験もできちゃうんです。林道や雪原を、風をきって進みます。元気いっぱいの犬たちとのふれあいも楽しみのひとつ。動物と一緒に自然に溶け込むなら、ホーストレッキングもおすすめです。冬の乗馬もまた格別ですよ♪

NPO法人どんころ野外学校(スノーシューハイキング)
住所
北海道空知郡南富良野町落合
電話番号
0167-53-2171
北海道アドベンチャーツアーズ(犬ぞりツアー)
住所
北海道空知郡南富良野町北落合308−6
電話番号
0167−39−7810
フラノトレッキングサポート「遊馬」(ホーストレッキング)
住所
北海道富良野市中御料4線
電話番号
0167-23-5110

熱気球やパラセーリングで北海道の空を楽しもう!

気球に乗って、空から雪の大地を遊覧するのはいかがでしょう?熱気球から眺める北海道の大自然は、この上なく雄大です。スピード感重視の方はパラセーリングも。パラシュートを引っ張るのは雪原ではスノーモービル!海上とは違った感覚がやみつきになるそうです。

レジャーガイド遊び屋
住所
北海道富良野市字学田三区4746
電話番号
0167-22-0534

「そだね〜」でお馴染みのカーリングを体験

カーリング

ソチ五輪の「そだね〜」が記憶に新しいカーリング。家族やグループならばこちらも楽しいかも。基本動作のレクチャーもあるので、誰でもミニゲームが楽しめちゃいます。

NPO法人どんころ野外学校(カーリング)
住所
北海道空知郡南富良野町落合
電話番号
0167-53-2171

冬のお祭りと絡めてもGood!

旭川まつり
写真:旭川市経済観光部観光課

冬の旭川の一大イベント「旭川冬まつり」。100mの氷の滑り台「ぶんぶんスライダー」や雪の巨大迷路などのアクティビティ、芸能人のトークなどイベント盛りだくさんのお祭り。平和通買物公園会場では氷彫刻の世界大会も開催されます。氷彫刻の大会としては、国内唯一の公式国際大会です。開催60回を数える今回は、記念として毎日花火が打ち上がります!

さっぽろ雪まつり
撮影:BUD International

日本の冬の代表的なお祭りである「さっぽろ雪まつり」。旭川とは少し離れていますが、札幌観光とセットも可能です。代名詞でもある大雪像やプロジェクションマッピングなど見応えたっぷり!さっぽろ雪まつりと旭山動物園がパックになっているツアーもありますよ♪

写真確認済み。

※情報は記事公開日時点のものになります。

仙台在住の主婦。生まれ育った東京を離れ、夫の転勤で仙台にやって来ました。赴任中に東北をめぐり尽くすべく、週末は観光&温泉めぐり。特に最近は日帰り温泉にはまっています。観光地はもちろんのこと、桜や紅葉、温泉、果物狩りなどなど、東北の魅力をお伝えします♪