竹田城跡とのダブル観光も!! 兵庫県朝来市にある「生野銀山」で地下世界を探検!
兵庫県朝来市に位置する「生野銀山」は、室町時代から採掘が始まり、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった有名武将たちがこの銀山を所有してきた歴史を持ち、閉山する1973年まで、日本の近代化と工業化にも大きく貢献しました。銀山としての役割を終えた現在は観光スポットとして、再び脚光を浴びています。
目次
生野銀山の見どころをご紹介
坑道内コースで地下世界を探検
坑道内コースは、岩肌がむき出しになったダイナミックなルートです。坑道内はひんやりとしており、年間の平均気温が約13度という地下世界が広がっています。全長約1,000m、所要時間は約40分です。江戸時代採掘ゾーンや近代採掘ゾーンなど、時代ごとに行われてきた採掘跡を見学できます。
坑道外コースで露天掘り跡を見よう
坑道外コースでは、銀山の外に残る重要な史跡や採掘跡を約30分かけてめぐります。生野町指定文化財の露天掘跡や徳川時代の露頭採掘跡など、見どころがたくさんあります。ルートはアップダウンがあるので、動きやすい服装がおすすめです。
体験コーナーで砂金を探そう
生野銀山には、大人から子供まで、誰もが楽しく参加できる体験コーナーもあります。特に人気なのは、金、銀、すずや天然石のすくい採り体験。狙いはやはり砂金で、砂金が埋まった砂をふるいにかけて、一獲千金を目指します。すくい採り体験は金、銀、すずが1回30分、天然石が1回15分で、時間内なら採り放題になっています。
◎金、銀、すずのすくい採り体験
<体験料>30分/700円
◎天然石のすくい採り体験
<体験料>15分/500円
地下のアイドル「銀山ボーイズ」に会いに行こう
生野銀山で見逃せないのは、発掘当時の作業を再現した機械仕掛けのマネキン人形です。イケメンのマネキンを集め、地下アイドルグループ「銀山ボーイズ(GINZAN BOYZ)」を結成しています。いたるところに作業をしているマネキンがあるので、注目してみると面白いですよ。
- 料金
- 大人/900円、中高生/600円、小学生/400円 ※生野銀山文化ミュージアムへの入館は100円追加
- 営業時間
- 4~10月/9:00~17:30、11月/9:00~17:00、12~2月/9:30~16:30、3月/9:30~17:00
- 電話番号
- 079-679-2010
生野銀山と竹田城跡をダブル観光しよう
生野銀山を訪れたら、“日本のマチュピチュ”と称される「竹田城跡」へ足を延ばすのもおすすめです。生野銀山から竹田城跡までの距離は約25km、国道312号線経由で約40分の道のりです。
生野銀山は竹田城主の大田氏が守ってきた場所でもあります。朝来市を代表する重要な歴史スポットを一緒に楽しんでみてください。
- 入城時間
- 3月1日~5月31日/8:00~18:00、6月1日~8月31日/6:00~18:00、9月1日~11月30日/16:00~17:00、12月1日~1月3日/10:00~14:00
- 閉山期間
- 1月4日~2月末
- 観覧料金
- 大人/500円、中学生以下/無料
- 電話番号
- 079-672-4003(朝来市役所産業振興部観光交流課)
生野銀山へのアクセス
電車を利用する場合、JR姫路駅から出ているJR播但線に乗り約1時間のところにある生野駅へ向かいます。生野駅西口のバス乗り場から神姫グリーンバスに乗り換え約8分、生野銀山口停留所で下車します。停留所から生野銀山の入口までは、歩いて約10分です。
車を利用する場合は大阪方面、岡山方面から、播但連絡道路の生野I.C.から、約10分で生野銀山に到着します。
マネキンのアイドルグループがいたり、近くには絶景スポットとして知られる竹田城跡もある「生野銀山」。ぜひ行ってみて、魅惑の地下世界を楽しんでみてください。
この記事は2017年12月17日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。