東京湾の無人島「猿島」で楽しもう! 旧日本軍の要塞跡と自然が織りなす景色
「猿島」は東京湾に浮かぶ無人島で、湾内唯一の自然島でもあります。島のほとんどが猿島公園として整備されていて、かつては旧日本軍の要塞として使用されていました。長らく一般人の立ち入りが禁止されていたことから、貴重な自然や遺跡が多く残り、国史跡に指定されています。
遺跡めぐりはもちろん、バーベキューや釣り、海水浴などが楽しめる猿島は、毎年多くの観光客が訪れています。
猿島の一番の見どころ「要塞エリア」
要塞エリアはどんなところ?
船を降り、桟橋から5分ほど歩けば、かつて防衛の要として建てられた“要塞エリア”に着きます。砲台をはじめ、発電所や弾薬庫跡などが間近で見られます。うっそうと茂る緑の中にたたずむ様子は、どこかミステリアスな雰囲気です。苔や木の根が建物を覆い尽くすように伸びている様はフォトジェニックです。
貴重なレンガ積みにご注目!
猿島には石積みの切通しやトンネルなど、さまざまな見どころがありますが、レンガの積み方にもご注目ください。国内に数カ所しか残っていない、レンガの長い面と短い面を交互に並べて積んでいく“フランス積み”という技法が使われています。
ツアーに参加しよう
要塞エリアは個人でも見て回われますが、詳しく知りたい方はツアーに参加してみましょう。猿島のことを知り尽くしたナビゲーターが、貴重なお話と共に案内してくれます。猿島の歴史に思いを馳せながら散策してみてはいかがでしょうか。
猿島でバーベキューや海水浴を楽しむ
猿島では季節を問わずアウトドアを楽しめます。
大人数でワイワイ楽しみたい方にはバーベキューがおすすめです。機材は全てレンタルできるので、食材だけ持参してください。
◎猿島BBQ
<営業日>3~11月/毎日営業、12~2月/土・日曜日・祝日のみ営業
<営業時間>3~11月/9:00~15:30、12~2月の土日祝日/10:00~15:00
毎年7月上旬~8月末にかけて海水浴場がオープンし、期間中は監視員が常駐しています。
また、島全体がフィッシングポイントになっていて、春と秋には釣り大会も開催されています。
猿島へのアクセス
猿島へのフェリーは三笠桟橋から出ています。
三笠桟橋まで公共交通機関を利用する場合は、京急線 横須賀中央駅から歩いて約15分です。車を利用する場合は横浜横須賀道路 横須賀I.C.を降りて、本町山中有料道路を経由し約10分です。
三笠桟橋から猿島までのフェリー乗車時間は片道約10分。乗船料とは別に、猿島公園への入園料が必要です。
◎猿島航路(株式会社トライアングル)
<乗船料>大人/1,400円、子ども(小学生)/700円、小学生未満/無料
<運航時間>3月~11月/8:30から1時間毎に運航(猿島出発最終便/17:00)
12月~2月/9:30からから1時間毎に運航(猿島出発最終便/16:00)
- 住所
- 神奈川県横須賀市猿島
- 電話番号
- 046-825-7144(株式会社トライアングル)
- 入園料
- 大人/200円、子ども(小・中学生)/100円
東京から気軽に遊びに行ける「猿島」で、貴重な遺跡をめぐったりアウトドアを満喫したりと、一日中楽しめます。ぜひ休日のお出かけ先に、猿島を訪れてみてください。
この記事は2018年9月28日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。