福岡県北九州市の海峡の街。大正ロマン薫る「門司港レトロ」の魅力に迫る!
福岡県北九州市の北端、関門海峡に面した門司港は、明治から昭和初期に国際貿易港として栄えた港町。大正時代に栄華を極め、海運会社や商社などの西洋建築物が次々と建てられました。今でも街のそこかしこにその面影を感じさせる大正モダンの建物が並び、ノスタルジックな空気が漂います。 そんなクラシカルな風景が魅力の「門司港レトロ」を、カメラ片手に散策しましょう。
この記事のもくじ
門司港レトロ散策で大正ロマンを満喫
大正ロマンの風情が漂う建物がコンパクトに集まった「門司港レトロ」は、ゆったり散策するのにぴったりです。駅舎としては日本で初めて重要文化財に指定された「門司港駅」(2019年まで改修工事中)は、ネオ・ルネサンス様式の左右対称の優雅な佇まい。外洋航路の客船ターミナルとして多くの乗船客で賑わっていたという「旧大阪商船」は、八角形の塔屋が印象的です。昔この塔屋には明かりが灯され、灯台の役割も担っていたのだそう。どれも写真に残したい素敵な風景ですね♪
華やかなりし時代を思いながら社交場で食べるご当地グルメ
大正10年に三井物産の社交倶楽部として建てられた「旧門司三井倶楽部」。ヨーロッパ伝統の外観やアールデコ調の装飾など、門司港が華やかだった頃の社交場の格調高い雰囲気を漂わせています。当時のまま残るアインシュタイン博士が宿泊した「アインシュタイン・メモリアルルーム」も見どころです。1Fのレストランで、贅沢気分に浸って門司港名物の焼きカレーなどを食べてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 福岡県北九州市門司区港町7-1
- 営業時間
- 11:00~15:00(L.O.14:00)
17:00~21:00(L.O.20:00)
- 定休日
- 不定休
- 電話番号
- 093-332-1000(フリーダイヤル0120-321838)
ロマンチックな夜の門司港レトロ
冬の門司港を美しく彩る「イルミネーション2018 門司港レトロ浪漫灯彩(ろまんとうさい)」では、昼とは表情を変え幻想的な風景に。関門橋は闇夜に美しく浮かび上がり、レトロな建物は優しく照らされ、町中にイルミネーションツリーが輝きます。門司港に明かりが映り込みきらめく様子は息をのむ美しさ♪今年度は、門司港駅グランドオープンに合わせて2019年3月17日(日)まで行われます。大晦日にはカウントダウンイベントや、3月には門司港駅お祝いイベントなど、お楽しみがいっぱいですよ♪
- 日程
- 2018年11月17日(土)~2019年3月17日(日)
- 開催時間
- 17:30~22:00
- 場所
- 門司港レトロ地区一帯
観光列車「潮風号」でゆったり観光♪
和布刈(めかり)地区を結ぶ門司港レトロでは、観光列車「潮風号」もおすすめ。時速15kmで走るトロッコ列車の窓からは、門司港の街並みや関門海峡をゆったり眺められ、とても心地いいんですよ。4駅、約2.1kmを10分かけて運行する「潮風号」は、日本一短く日本一ゆっくり走る観光列車として親しまれています。3月から11月は定期運行、12月から2月は貸切列車のみ運行していますので、ぜひ乗車してみてくださいね。
- 運賃
- <一回乗車>大人/300円、小児(小学校1年生~6年生)/150円
<1日フリー乗車券>大人/600円、小児/300円
※大人または小児1人につき幼児(未就学児)2名まで無料
- 定期運航日
- 3月中旬~11月下旬の土曜、日曜、祝日、GWおよび春、夏休み期間は毎日運行
- 電話番号
- 093-331-1065(門司港事業所)
門司港レトロへのアクセス
電車や飛行機を利用の場合はそれぞれJR小倉駅を目指します。博多駅から新幹線であれば16分、在来線の特急に乗れば45分です。所要時間を考えれば、料金に大差ない新幹線がおすすめ。飛行機の場合、北九州空港からエアポートバス小倉線(ノンストップ便)で33分、福岡空港から地下鉄で6分です。「小倉駅」からは「門司港駅」行きの電車に乗って、15分で「門司港駅」へ到着します。
また、より旅情を楽しむならフェリーという手段もアリ。大阪や神戸、東京から便が出ていますよ。
どこを切り取っても美しい門司港レトロでは、美しい写真がたくさん撮れることでしょう♪現代とレトロが溶け合う不思議な街、門司港レトロにぜひ足を運んでみてください。
- 住所
- 福岡県北九州市門司区港町9
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