日本の南国! 鹿児島県「沖永良部島」で自然が作り出した絶景を見に行こう
鹿児島県・奄美群島の一部である沖永良部島(おきのえらぶじま)。九州本島から500km以上離れているのに対し、沖縄本島からの距離は約60kmと近く、気候や環境は沖縄に近いものがあります。島を囲む海はどこから見ても綺麗に透き通り、真っ青に晴れ渡った空は南国の雰囲気を感じさせてくれます。
鹿児島方面から向かう場合の所要時間は、空路で約1時間10分、鹿児島新港からフェリーで約18時間。沖縄方面からは、空路約1時間、那覇港からフェリーで約7時間です。アクセスに時間を要するため、気軽な旅先とは言えないかもしれませんが、島で見ることのできる絶景は時間をかけて行く価値のあるとても素晴らしい島です。
目次
沖永良部島の潮吹き洞窟「フーチャ」
「フーチャ」は、隆起したサンゴ礁から成る、北海岸特有の断崖絶壁が波によって浸食(しんしょく)されてできた洞窟です。あおい海と洞窟との織り成す景色がとても美しく、洞窟の周辺を歩くことも可能ですが、季節風や台風の際には20~70mもの海水が吹き上がりその迫力に圧倒されます。また、崖から海を見下ろせば、野生のウミガメが優雅に泳ぐ姿を見られるかもしれません。
- 住所
- 鹿児島県大島郡和泊町国頭
沖永良部島で南国気分が味わえる「ソテツジャングル」
「ソテツジャングル」は自生ソテツの群生地ソテツジャングル。600mほどの遊歩道があり、一歩踏み入れればトロピカルな自然の中を散策できます。そして、中間地点から眺める東シナ海の景色がとても綺麗! ソテツジャングルの中は滑りやすかったり坂があったりするので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。ちなみに駐車場はなく、入り口と出口が異なるので注意してください。
- 住所
- 鹿児島県大島郡和泊町伊延
沖永良部島にある鹿児島県天然記念物「昇竜洞(しょうりゅうどう)」
県の天然記念物に指定されている「昇竜洞(しょうりゅうどう)」は、全長3,500mもある鍾乳洞でそのうち600mが一般公開されています。洞窟の広さに加え、鐘乳石の美しさにも定評があり、日本最大級といわれるフローストーンは見ものです。無数の鐘乳石が作り出す風景は、不気味にも見えますが、それと同時に幻想的な美しさが感じられます。
沖永良部島の面白い景色。岩の浜辺「ビーチロック」
「ビーチロック」はサンゴや貝殻の破片、砂など海の堆積物が炭酸カルシウムのセメント作用によって固まり板状になった石灰質の岩で知名町指定天然記念物です。厚さ10~20cmの層が何枚にも重なってこの光景を生み出していて他のビーチとは少し違ったおもしろい岩の浜辺の景色が楽しめます。
沖永良部島にある奄美十景のひとつ「田皆岬(たみなみさき)」
沖永良部島の北西端にある岬「田皆岬(たみなみさき)」は珊瑚礁が隆起してできた場所で、岩を切り落としたような独特の形状と、澄み切った青い海のコントラストが美しく「奄美十景」のひとつにも選ばれている風光明媚なスポットで、海を見渡せば世界の果てにきたような不思議な気持ちになるでしょう!
- 住所
- 鹿児島県大島郡知名町田皆
沖永良部島は日本有数の洞窟スポット! 絶景ケイビングにトライしよう
沖永良部島には300もの洞窟があると言われ、ケイビングの聖地とも呼ばれています。水量の多い洞窟鍾乳洞が多く、美しいライトアップが目を引きます。ケイビングには現地ツアーの利用が必須で、ウエットスーツなどの装備品はレンタルでき、写真撮影もしてくれるので楽しく参加できますよ。
日本とは思えないような景色が広がる沖永良部島。奄美群島をアイランドホッピングして楽しむもよし、じっくり何日かかけて満喫するもよし! きっと思い出深い体験ができますよ。
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