佐賀県「吉野ヶ里歴史公園」へ行ってみよう。復元した弥生時代の建物や体験プログラムがいっぱい!!
授業で習った記憶はあるけれど、吉野ヶ里遺跡って一体なんだっけ? という人も多いはず。この記事では、弥生時代にタイムスリップしたかのような気分に浸れる「吉野ヶ里歴史公園」をクローズアップします。
「吉野ヶ里遺跡」とは?
「吉野ヶ里遺跡」とは、佐賀県吉野ヶ里町と神埼市にまたがり位置する大規模な弥生時代の環壕集落跡です。国の“特別史跡”と“日本100名城”に指定され、2001年に国と佐賀県が共同で管理・整備する「吉野ヶ里歴史公園」として開園しました。弥生時代の集落の様子や、日本の深い歴史を紐解く資料や展示物があり、当時の人々の暮らしや今の日本のルーツが辿れる佐賀県の人気観光スポットです。
「吉野ヶ里歴史公園」のみどころは?
吉野ヶ里歴史公園では、弥生時代最大規模の環壕集落を、遺跡保護のため盛り土をした上に往時の姿で復元しています。ここからは、人々の暮らしや町の様子をうかがい知ることのできる、みどころをご紹介します。
南内郭
入場ゲートから入って道なりに進むと敵の侵入を防ぐ仕掛けが見られる入り口の門が見えてきます。王やリーダーとなる層が住んでいた場所を再現した「南内郭」です。周囲が城柵などで覆われていたり、有力者だけが所有できる鉄製品が数多く見つかった場所です。
北内郭〜甕棺墓列
そのまま進むと祭りや儀礼などの重要な催事を決める場所であった「北内郭」が見えてきます。柵に囲まれた主祭殿や物見櫓が見られます。その先に歴代の王が埋葬されているという王の墓「北墳丘墓」、さらにその先には、一般の人々のお墓である「甕棺墓列」が続きます。ここには、500基を超す甕棺墓が長さ 300mにわたって再現され整然と並んでいます。
子供から大人まで楽しめる体験プログラム
見学するだけでなく、実際に“体験”できるのが吉野ヶ里歴史公園の楽しいところ。「勾玉づくり」や「火おこし」といった弥生の暮らしを体験できるプログラムが毎日開催されています。これら2つの体験プログラムは当日受付でもOKです。事前に予約が必要なプログラムは、カラフルな麻紐を使った「組ひも」や、古代の機織り機を使った「布つくり」、中にはお祭りに欠かせない踊りをみんなで楽しむ「舞いの稽古」もありますよ。
※「火おこし」は、雨天や強風、高温時には「土笛づくり」に変更になります。
遺跡だけじゃない公園の楽しみ方
約6haの芝生の広場「弥生の大野」で走り回ったり、ローラー滑り台やアスレチックなど約10種類の楽しい遊具もあるので一日たっぷり遊べます。その他にもディスクゴルフやバーベキューができるエリアもあります。
吉野ヶ里歴史公園へのアクセス
吉野ヶ里歴史公園へ行くならバスの利用が便利です。福岡空港、佐賀駅、久留米方面からの路線バスで公園そばに到着します。このほか、JR吉野ケ里公園駅の利用も便利です。博多駅から在来線の利用で約1時間15分です。このほか、佐賀駅や鳥栖駅からだと30分ほどです。JR吉野ケ里公園駅からは徒歩約15分で到着です。
車で行く場合は、福岡空港から約65分、佐賀空港から約40分です。
- 開園時間
- 4月1日~5月31日/09:00~17:00、6月1日~8月31日/09:00~18:00、9月1日~3月31日/09:00~17:00
- 休園日
- 12月31日、1月第3月曜日とその翌日
- 利用料金
- 大人(15歳以上)/460円、シルバー(65歳以上)/200円、中学生以下/無料
- 駐車場
- 大型車/1,050円、普通車/310円、バイク/100円
- HP
- 吉野ヶ里歴史公園
遺跡だけでなく、スポーツやバーベキューも楽しめる「吉野ヶ里歴史公園」。週末のお出かけにいかがですか?
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