真っ白な石灰棚と青く流れる水の絶景!! トルコの世界遺産「パムッカレ」
真っ白な石灰棚に青く流れる水が美しい「パムッカレ」は、一生に一度は見てみたい絶景ですよね。世界遺産に登録されていて、ここを目的にトルコを訪れる人もいるほど。この景色を目の前にすれば、きっと誰もが感動するはずです。この記事では、パムッカレについてご紹介します。
「パムッカレ」の石炭棚
パムッカレとはトルコ語で“絹の城”という意味で、その名の通り“絹のようにきらきら”と輝く真っ白な石灰棚にブルー水が流れる様子が、とても幻想的で世界中から訪れる観光客を魅了し続けています。この不思議な景観を作り出したのは、炭酸カルシウムを含んだ温泉水。長い歳月をかけ、山肌を流れ落ちる温泉の石灰成分が蓄積されて、世にも珍しい純白の絶景が生まれました。
この石炭棚のいいところは、景色を眺めるだけでなく石灰棚の中が歩ける事です。こんな景色の中を歩いていたら、なんだか非日常的な気分にひたれそうですよね。
※景観の保護と安全のため裸足で入ります。
古代ローマ時代の遺跡「ヒエラポリス」
パムッカレの丘の上にある「ヒエラポリス遺跡」は、良質な温泉を求めて紀元前2世紀に建設された、古代ローマ時代の温泉保養地です。円形劇場、神殿跡、ローマ式公衆浴場など、ローマ帝国の栄華を思わせるいくつもの遺跡が現存しています。特に円形劇場は、トルコに残っているものの中で一番保存状態がいいと言われています。当時の生活に思いを馳せながら情緒ある遺跡の中を歩いてみてくださいね。
遺跡が沈む!? 「パムッカレ温泉」
「パムッカレ温泉」は、石灰棚の最上段にある屋外の温泉施設です。この温泉の醍醐味は、プールの底に沈む本物の遺跡。もともと神殿があった場所なので貴重な遺跡に触れながら入浴できる、なんとも珍しい温泉なんです。水温は人肌程度なので、私たちがイメージする温泉より少し低め。寒い冬の時期は入るのがちょっと辛いかもしれません…。入場は有料で、見学だけなら無料でできます。温泉も楽しみたい方は水着の準備をお忘れなく!!
古代ローマ時代をしのばせる遺跡が残るパムッカレは、トルコ旅行では外せない観光スポットです。ぜひ行ってみてくださいね。
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