ジーンズの聖地へ行ってみよう! 岡山県「児島ジーンズストリート」と広島県「尾道デニムプロジェクト」
明治時代より「繊維の街」として木綿の織りや縫製産業で発展を続けてきた児島は、日本で初めてジーンズを生産した街でもあります。そんな国産ジーンズ発祥の地は、現在では「児島ジーンズストリート」として岡山県内のジーンズメーカーが集まっています。そして、同じく瀬戸内海沿いの広島県尾道市では「ONOMICHI DENIM PROJECT」として尾道に住む人々とデニムとの繋がりを深めるプロジェクトが人気です。
国産ジーンズ発祥の地「児島ジーンズストリート」
岡山・倉敷市児島地区は現在「児島ジーンズストリート」として新しいスポットに生まれ変わりました。かつての中心地である味野商店街の中にあり、国重要文化財に指定されている製塩業と新田開発で栄えた旧野﨑家住宅なども見られます。
商店街を歩いていると、頭上にジーンズがつるしてあったり、ジーンズバスやジーンズタクシーも運行していたりと、いたるところにジーンズがあるんです! レトロな街並みと、ブルーデニムがマッチしていて風情があります。
- 所在地
- 岡山県倉敷市児島味野2
ジーンズ作り体験ができる「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」
日本初のレディースジーンズを販売した老舗のジーンズメーカー“ベティスミス”が運営する「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」。ミュージアムやジーンズ工場などが1カ所に集まっており、アウトレットショップがあったり、なんと自分だけのオリジナルジーンズも作れちゃうんです!
- 住所
- 岡山県倉敷市児島下の町5-2-70
- 電話番号
- 086-473-4460
尾道でしか買えないユーズドデニム「ONOMICHI DENIM PROJECT」
岡山県倉敷市児島から少し離れた、広島県尾道市もジーンズの聖地のひとつです。岡山と同様、藍染め産業が盛んだった備後地区に位置するここでも独自のプロジェクトが人気を博しています。
「ONOMICHI DENIM PROJECT」として、1年かけて地元の漁師や農家など、さまざまな職業の方が穿いたユーズドデニムを販売しています。まれに「尾道デニムキャラバン」として他地域での販売も行っていますが、基本的には尾道でしか買えません。穿いていた方の職業によって、仕上がりの色やシワ感がぜんぜん違うのもおもしろいですよ。
- 住所
- 広島県尾道市久保1-2-23
- 電話番号
- 0848-37-0398
ファッションとしてだけではなく、街と人との暖かい繋がりを感じられる、児島ジーンズや尾道デニムに触れる旅に出かけましょう!
この記事は2016年5月25日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。