宮城県・塩竈市で神社や市場グルメを満喫! 松島とセットで訪れよう!
宮城県塩竈(しおがま)市は、松島よりも少し南に位置する港町です。パワースポット・鹽竈神社でパワーをいただいた後は、新鮮な三陸産の魚介類や有名酒造の日本酒に舌鼓。松島とは遊覧船で結ばれているので、松島観光とセットで楽しめますよ。
目次
「塩竈」ってどんなところ?
仙台駅から仙石線で約30分のところにある本塩釜駅周辺は、製塩法を伝えたとされる鹽土老翁(しおつちのおじ)神を祀っている「鹽竈(しおがま)神社」の門前町です。“しおがまさま”の愛称で親しまれる鹽竈神社は安産守護や海上安全の神として1200年も前から信仰されてきました。例年5月に見頃を迎える“鹽竈ザクラ”は国の天然記念物として有名です。
拝殿正面の随身門から続く表参道の長い石段“男坂”は、登るとパワーや運気が上がると言われているパワースポットで、202段もある心臓破りの階段です。段差があって途中休憩が必要なほどきつい階段なので、チャレンジする際はスニーカーなど歩きやすい靴をおすすめします。体力に自信がないという方は、本塩釜駅寄りの東参道を選びましょう。こちらは緩やかな坂と階段が長く続いています。
ランチは「塩釜水産物仲卸市場」でマイ海鮮丼を
「塩釜水産物仲卸市場」は東塩釜駅から徒歩約15分のところにあり、一般の人も利用できます。
ランチで人気なのが“マイ海鮮丼”で、市場で好きな具材を購入して、マイ海鮮丼用のごはんセットの上にのせるというものです。マイ海鮮丼用に刺身が小分けになって販売しているお店もあります。自分で購入した魚介を焼ける“自由焼炉”もあるので、「焼いて食べます〜」と一言添えておくと、食べやすく加工してくれます。
筆者は「三陸塩竈ひがしもの」をいただきにこの市場を訪れました。“ひがしもの”とは三陸東沖で秋口から冬場(9〜12月)にかけて水揚げされるメバチマグロのことです。鮮度、色つや、脂のり、うまみ、などの認定条件があり、おいしさは折り紙つきです。塩竈にはお寿司の名店がたくさんあるので、握りで堪能するのもおすすめです。
- お食事時間
- 平日/6:30~12:00、土・日曜日・祝日/6:30~13:00
- 電話番号
- 022-362-5518
日本酒に塩にスイーツも! 塩竈のお土産3選
「浦霞」の日本酒
全国に多くのファンがいる、宮城県を代表する日本酒「浦霞」の蔵元は塩竈にあります。JR本塩釜駅から徒歩約7分のところにある「浦霞 酒ギャラリー」では、お酒の販売はもちろん、県内の作家による酒器も販売しています。
塩竈名物の藻塩
塩作りが盛んな塩竈では、「藻塩」と呼ばれる塩がお土産として売られています。伝統的な製塩法で炊き上げられた塩は、奥深い味わいです。こちらは「しおがま・まちの駅」や「塩釜水産物仲卸市場」などで販売されています。
「菓匠 榮太楼」でスイーツを
やっぱりスイーツも欲しいというときは、「菓匠 榮太楼」がおすすめです。宮城県の土産の中でも人気の銘菓“なまどら焼き”で知られる老舗で、本店があるのはここ塩竈なんです。このほか、鹽竈神社へ納めている塩竈銘菓の“志ほかま”や、浦霞をふんだんに使用した酒ケーキなどがあり、お土産選びにぴったりです。
日本三景の松島へ遊覧船で行こう
塩竈〜松島間は遊覧船が運航しているので、観光がてら移動できるところが嬉しいです。約50分の行程では、伊達政宗が欲しがったという千貫島や、仁王の姿を思わせる仁王島などの島々を巡ります。
4〜11月の期間限定で運航している塩竈発着の松島遊覧コースもあります。
遊覧船が出ているマリンゲート塩釜は、JR本塩釜駅のアクアゲート口から徒歩約10分のところにあります。
山水画のような風情が漂う冠雪の松島
冬の間は常に雪景色かと言うと、必ずしもそうではなく、筆者が2018年末に訪れた時は雪の松島を拝むことができましたが、積雪することはあまり多くないと食堂の方が教えてくれました。五大堂を一望できる松華堂菓子店のカフェで名物のカステラを頬張りながら一休みするのもおすすめです。
ぜひ松島温泉も堪能しよう
筆者は立ち寄り湯が好きなので、松島でも利用しました。ホテル「松島一の坊」は松島の海を一望できる絶景の温泉リゾートで、露天風呂からの眺めが素晴らしく、とろみのある美肌の湯が特徴です。冬の露天風呂は長湯してものぼせにくいので、目の前に広がる景色をたっぷり堪能できました。立ち寄り湯の場合、施設によって利用できる時間が異なるほか、繁忙期は立ち寄り湯をやっていないこともあるので、事前に確認するのがおすすめです。
仙台から近く、松島と併せて観光できる塩竈は、宮城観光におすすめです。ぜひ、訪れてみてください。
この記事は2019年1月27日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。