三重県のハイキングスポット「赤目四十八滝」で紅葉を楽しもう!
「赤目四十八滝」は渓谷沿いにある大小さまざまな滝の総称で、約4kmの散策コースがあります。「日本の滝100選」や「平成の名水百選」などに選ばれていて、豊かな自然のなか、ハイキングやトレッキングを楽しめます。周辺は貴重な動物や植物の宝庫で、オオサンショウウオの生息地としても有名です。渓谷の入口にはオオサンショウウオセンターがあるので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
また、古くは忍者の修行場だったという言い伝えがあり、「忍者の森」では伊賀流忍者の修行体験も楽しめます。
目次
赤目四十八滝の見どころ
「赤目四十八滝」には全部で23瀑の滝があり、約3時間で見て回れます。特に見どころとされているのが「赤目五瀑」と言われる不動滝、千手滝、布曵滝、荷担滝、琵琶滝です。
「不動滝」
渓谷の入口から歩いて5分ほどのところにあるのが「不動滝」です。高さ15m、幅7mの大きな滝で、不動明王にちなんで名付けられました。近くにある不動橋からの眺めは迫力があり、写真スポットとしてもおすすめです。
「千手滝」
不動滝から15分ほど先にあるのが「千手滝」です。名前の由来は千手観音にちなんだとも、滝の流れが岩にあたって千手のように落ちるから、とも言われています。周囲の植物や岩と織りなす景色はまるで山水画のようです。
「荷担滝」
千手滝から50分ほど先にあるのが「荷担滝(にないだき)」です。高さ約8m、流れの中心にある岩で滝が二股に分かれているのが特徴で、この様子が荷物を担いでいるように見えることから名付けられました。すぐ上にも別の滝があり、渓谷随一の景観と言われています。
「じゃんじゃの水」
散策を楽しんだ後は、入口の近くにある「じゃんじゃの水」にも立ち寄ってみましょう。伊賀の忍者が修行の際に身を清めたと言われる湧水で、“心を清め幸せを呼ぶ”と言われています。湧口になっているオオサンショウウオの形をした小さなモニュメントが目印です。
赤目四十八滝の紅葉シーズン
一年を通して美しい景色が楽しめる赤目四十八滝ですが、紅葉シーズンは特におすすめです。上流は10月下旬から色づき始め、下流では例年11月中旬に見頃を迎えます。イロハモミジやカエデ、ヤマザクラなどの燃えるような紅葉が広がり、滝とのコントラストも素敵です。
さらに、渓谷入口から長坂山へ向かうトレッキングコースには、渓谷を一望できる絶景ポイントがあるので、時間に余裕がある方はぜひ行ってみてください。
赤目四十八滝までの行き方は?
公共交通機関で行く場合は、名古屋駅から近鉄特急で約80分の伊賀神戸駅へ。近鉄大阪線に乗り換え約15分の赤目口駅に向かいます。そこでバスに乗り換えて10分ほどで「赤目四十八滝」に到着です。
車で行く場合も、名古屋方面からいくのが便利です。東名阪自動車道 名古屋西I.C.から亀山I.C.を経由し、名阪国道 上野I.C.を降りたら国道368号線を進みます。所要時間は約1時間45分です。
名瀑を見ながら散策を楽しめる「赤目四十八滝」。天然のマイナスイオンをたっぷり浴びながら、身も心もリフレッシュしてみては? アウトドアが好きな方はもちろん、紅葉スポットを探している方におすすめのスポットです。
赤目四十八滝渓谷保勝会様よりコメントをいただきました!
大小いくつもの滝が約4kmの渓谷に点在し、片道約1時間30分で滝めぐりが楽しめます。秋にはイロハモミジ、カエデ、ヤマザクラが渓谷を赤く染め上げます。ハイキングやライトアップイベントも開催しています。
HP:赤目四十八滝渓谷保勝会 | 忍者修行の里
この記事は2018年10月14日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。