群馬県の観光スポット「吹割の滝」で春の新緑から秋の紅葉まで堪能しよう!

群馬県きっての景勝地「吹割(ふきわれ)の滝」。春から秋まではハイキングスポットとして、周辺に観光スポットと共に愛されています。

「吹割の滝」はどんな滝?

吹割の滝
吹割の滝
撮影:BUD International

群馬県沼田市にある吹割の滝は、1936年に天然記念物および名勝に指定された幅30m高さ7mの滝で、“東洋のナイアガラ”とも呼ばれています。滝から吹き上がる水しぶきが河床を割いて流れているように見えたことから、この名がつけられました。「日本の滝百選」にも選ばれている景勝地で、春から秋にかけて美しい自然と共に滝を見られます。

吹割の滝の竜宮伝説とは?

吹割の滝には“竜宮伝説”があり、その昔滝つぼが竜宮に通じていると信じられていました。村に振舞ごとがあるたびに、吹割の滝を通じて竜宮から膳椀を借りていましたが、一組だけ返し忘れてしまったことがあり、それ以来膳椀を貸してもらえなくなったそうです。そのとき返し忘れた膳椀は「竜宮の椀」と呼ばれ、今でも大切に保存されているそうです。こちらは一般の方が保管していて見学はできませんが、ちょっと不思議で面白いですよね。

吹割の滝の季節ごとの見どころ

春から夏にかけては、多くの観光客でにぎわいます。滝のそばまで行けるほか、渓流沿いの遊歩道を歩いてハイキングをしたり、観瀑台からダイナミックな景色を楽しんだりと、いろんな楽しみ方があります。

春から夏は緑が眩しいハイキングをしよう

吹割の滝・新緑
吹割の滝・新緑
撮影:BUD International

春は緑が映える涼しげなハイキングスポットとして人気の季節です。豪快な水しぶきをあげる姿は、暑くなる季節にうってつけです。

秋は木々が色づく紅葉スポット

吹割の滝・紅葉
吹割の滝・紅葉
撮影:BUD International

秋は紅葉の絶景が楽しめるスポットです。春から夏と同様に滝のそばまで行けるので、ぜひダイナミックな滝と一緒に紅葉を写真に収めてくださいね。紅葉の見ごろは例年10月下旬~11月上旬にかけてです。

 

遊歩道を散策しよう!

吹割の滝
吹割の滝

吹割の滝周辺は遊歩道が整備されており、気軽に散策を楽しめます。
駐車場や道の駅がある遊歩道入口から入り、鱒飛の滝~般若岩~吹割の滝~浮島橋~浮島観音堂~吹割橋~詩のこみち~第一観瀑台~第二観瀑台を通るコースは、約1時間のコースです。各所で、吹割渓谷の大自然を満喫することができますよ。

吹割の滝へのアクセスは?

沼田駅
沼田駅

車の場合、関越道 沼田I.C.より国道120線を経由し、日光方面へ日本ロマンチック街道を約30分で到着です。
公共交通機関利用の場合はJR沼田駅から関越交通バスで老神温泉経由 鎌田・戸倉・大清水方面行きに乗り約40分、「吹割の滝」下車です。
バスの時間帯を気にせず効率よく観光ができる日帰りバスツアーも東京方面からたくさん出ているのでおすすめです。

また、吹割の滝は安全のため12月中旬〜4月中旬まで冬期閉鎖されます。

吹割の滝
住所
沼田市利根町追貝
電話番号
0278-56-2111(沼田市役所 利根支所 観光係)

季節ごとの風景が楽しめる吹割の滝。観光地が点在する日本ロマンチック街道にあるので、近隣の観光地と合わせて行くのもいいですね。ぜひ楽しんでくださいね。

この記事は2017年7月16日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。