中山道・温泉の出る宿場町「下諏訪町」心も身体もほっこりする温泉と観光スポットをご紹介
長野県下諏訪町(しもすわまち)は古くから中山道の宿場町として栄え、多くの旅人たちを出迎えました。諏訪湖や八島ヶ原湿原などの雄大な自然と、どこか懐かしく風情のある町並み、そしてさまざまな効能のある温泉が、訪れた人の心も身体も癒やします。
目次
今も昔も旅人が行き交う、中山道の宿場町「長野県下諏訪町」
長野県下諏訪町は、南に諏訪湖、北には八島ヶ原湿原と自然に恵まれた、諏訪大社と温泉で栄えた町です。江戸時代から明治時代にかけては、京と江戸を結ぶ宿場町として栄え、現在でもその歴史ある並みが残されています。
下諏訪町には公衆浴場がいっぱい!! 雰囲気もいろいろ
下諏訪町にはたくさんの公衆浴場があります。昔ながらの銭湯を思い起こさせるレトロなところから、ジェットバスや露天風呂付きの設備が充実したところまでさまざまあり、どれも魅力的です。公衆浴場は町内に点在しているので、まち歩きの途中にいくつも寄り道してみてはいかがでしょう? また、お湯の温度や効能も温泉によって異なるので、自分の症状や好みに合ったところを探してみてください。
ここでは、おすすめの公衆浴場を3つご紹介します。
菅野温泉(すげのおんせん)
菅野温泉(すげのおんせん)は、町の中心部にある明治19年創業のレトロな雰囲気の銭湯です。お湯の温度は下諏訪温泉の中ではややぬるめです。
- 電話番号
- 0266-27-1076
- 営業時間
- 05:30~22:00(最終受付/21:30)
- 定休日
- なし
- 料金
- 大人240円、子供120円
- 効能
- 動脈硬化、火傷、切り傷、慢性皮膚病など
- ウェブ
- おいでなして しもすわ https://shimosuwaonsen.jp/item/751/
旦過の湯(たんがのゆ)
旦過の湯(たんがのゆ)は、鎌倉時代には武士や修行僧も傷を癒やしたとされる浴場です。
- 電話番号
- 0266-26-7520
- 営業時間
- 05:30~22:00(最終受付/21:30)
- 定休日
- なし
- 料金
- 大人240円、子供120円
- 効能
- 切り傷、神経痛、冷え性、疲労回復など
- ウェブ
- おいでなして しもすわ https://shimosuwaonsen.jp/item/685/
遊泉ハウス児湯(ゆうせんはうすこゆ)
遊泉ハウス児湯(ゆうせんはうすこゆ)は、「美人になる、子宝に恵まれる」という評判のある優れた泉質の温泉です。
- 電話番号
- 0266-28-0823
- 営業時間
- 05:30~22:00(最終受付/21:30)
- 定休日
- なし
- 料金
- 大人240円、子供120円
- 効能
- 神経痛、関節痛、打ち身、五十肩など
- ウェブ
- おいでなして しもすわ https://shimosuwaonsen.jp/item/684/
その他にも地元で人気の「新湯(しんゆ)」や、諏訪湖に近い「湖畔の湯(こはんのゆ)」、ゆったりとした湯船がある「矢木温泉(やぎおんせん)」、「高浜健康温泉センター ゆたん歩゜(ゆたんぽ)」、「下諏訪町老人福祉センター」があります。
またお得に巡るなら、700円(税込み)で、遊泉ハウス児湯(ゆうせんはうすこゆ)、旦過の湯(たんがのゆ)、新湯(しんゆ)が楽しめて、さらにタオルバック付きの“三湯めぐり”チケットを使うのがおすすめです。 詳細はこちら(PDF):三湯めぐり
下諏訪町に来たらパワースポットを巡って運気を高めよう!
下諏訪町には、開運スポットがいくつもあります。これらを巡ってご利益を授かりましょう。町歩きをしながら開運スポットを巡る“しもすわ開運めぐり”は人気が高く、「万治の石仏」や「結びの杉」など6カ所にお参りします。町の中には「綿の湯」や「児湯」など湯治効果の高い汲み湯スポットもあります。専用のミストボトルを購入してお気に入りの温泉水を注ぎ、お土産に持ち帰りましょう。
晴れの日の富士山は絶景!! 諏訪湖
諏訪湖は下諏訪町の南側に位置し、海抜759m、外周は16kmほどです。諏訪湖の周辺にはジョギングロードがあり、ジョギングやサイクリングはもちろん、のんびりと散策が楽しめます。“関東の富士見百景”にも指定されており、空気の澄んだ晴れた日には、美しい富士山と諏訪湖の絶景がみられます。
緑に囲まれて気分爽快!! 八島ヶ原湿原
八島ヶ原湿原は、国の天然記念物や文化財にも指定されている日本有数の広大で自然豊かな高層湿原です。ミズゴケをはじめとする400種類以上の植物が群生し、シュレーゲルアオガエルなどの貴重な生物も多く生息しています。澄んだ空気を胸いっぱいに吸ってハイキングコースを歩くのは、とてもいい気分転換になりますよ。隣接する八島ビジターセンターでは季節ごとの湿原の映像が見られたり、カエル缶バッジなどのオリジナルグッズも購入できます。
- 電話番号
- 0266-52-7000
- 時間
- 09:30~16:30
- 開館期間
- 4月下旬〜11月中旬
霊験あらたかな諏訪大社で旅の安全や良縁成就をお祈りしよう
諏訪大社は国内でも特に古い歴史をもつ神社の一つで、かつては風や水を司る神を奉り、人々は五穀豊穣を祈願していました。現在では、交通安全や縁結びの神様として多くの人の信仰を集めています。諏訪湖周辺には4つの境内地があり、全国に点在する諏訪神社の総本社とされています。諏訪大社には本殿がなく、その代わりとして下諏訪にある秋宮や春宮に御神木が祀られており、重要文化財の一つに指定されています。
- 住所
- 上社本宮/長野県諏訪市中洲宮山1、上社前宮/長野県茅野市宮川2030、下社春宮/長野県諏訪郡下諏訪町193、下社秋宮/長野県諏訪郡下諏訪町5828
- 電話番号
- 上社本宮/0266-52-1919、上社前宮/0266-72-1606、下社春宮/0266-27-8316、下社秋宮/0266-27-8035
変わらぬ美しさ。本陣岩波家の庭園は一見の価値あり
明治天皇もご宿泊されたことのある「下諏訪宿 本陣岩波屋」。参勤交代の折には各地の大名たちも利用したという由緒ある旅館です。現在、宿泊はできませんが形はそのままに歴史と伝統的な美しさを伝える資料館として公開されています。何と言っても「本陣庭園」が見事で、奥座敷から眺める築庭式石庭園の荘厳さは中山道随一と言われています。
- 電話番号
- 0266-28-7055
- 時間
- 10:00~15:00(要予約)
- 休業日
- 不定休
- 入館料
- 大人500円、子供300円
- ウェブ
- おいでなして しもすわ https://shimosuwaonsen.jp/item/764/
下諏訪土産を探すなら「門前ひろば 食祭館」がおすすめ!
下諏訪駅から諏訪大社や下諏訪温泉に向かう途中に「門前ひろば 食祭館」があります。馬肉などの地元食材を贅沢に使った食事を楽しんだり、併設された足湯でくつろいだりできる施設です。お菓子や工芸品、お酒など、品ぞろえが豊富なお土産コーナーもあり、信州土産として定番のリンゴ、野沢菜、そばの他にも塩羊羹やエビせんべいなども人気です。
- 電話番号
- 0226-26-4931
- 営業時間
- お土産フロア/10:00~18:00、お食事処・ランチ/11:00~14:30(ラストオーダー14:00)、お食事処・しゃぶしゃぶ食べ放題/17:30~21:45(最終入店/20:30)
- 休業日
- 食事処のみ火曜日の夜 ※火曜日終日定休となる場合あり
下諏訪町へのアクセス
【車】
高井戸IC(中央自動車道/約2時間)⇒諏訪IC(約20分)⇒下諏訪
練馬IC(関越自動車道・上信越自動車道/約1時間45分)⇒佐久IC(国道142号/約1時間20分)⇒下諏訪
吹田IC(名神高速道路・東名高速道路/約2時間20分)⇒小牧JCT(中央自動車道/約2時間)⇒岡谷JCT・岡谷IC(約10分)⇒下諏訪
【列車】
JR新宿駅(中央東線特急/約2時間10分)⇒下諏訪駅
JR名古屋駅(中央西線特急/約1時間50分)⇒塩尻駅(中央東線普通/約15)⇒下諏訪駅
【バス】
JR新宿駅西口新宿高速バスターミナルから約3時間
大阪阪急バスターミナルから約4時間
- ウェブ
- おいでなして しもすわ https://shimosuwaonsen.jp
喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごすなら、下諏訪町がおすすめです。気の置けない友人や大切なパートナーとの旅行先としていかがですか?
※情報は記事公開日時点のものになります。