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マカオの歴史的シンボル!世界遺産「聖ポール天主堂跡」の美しさは一見の価値あり!

香港の西に位置するマカオは、イエズス会によるアジア諸国へのキリスト教布教や貿易の拠点として栄えた地です。そんなマカオを代表する観光スポットであり、世界遺産「マカオ歴史市街地区」の構成資産のひとつでもある「聖ポール天主堂跡」は、1602年から1640年にかけて当時のアジア最大のカトリック教会として建てられました。1835年の火災により建物のほとんどが焼失したため、残存するのは正面のファサードと68段の階段階段のみですが、その美しさは一見の価値あり!

目次

  1. ファサードに刻まれた歴史と文化
  2. 地下に広がる「天主教芸術博物館」
  3. 空港からのアクセス方法

ファサードに刻まれた歴史と文化

マカオ 聖ポール天主堂跡
撮影:BUD International/撮影協力:マカオ政府観光局

1620~1627年にかけて造られたファサードは美しい彫刻が施されています。
当時のマカオには迫害を逃れた多くの日本人キリスト教徒が渡っており、彼らは現地の職人たちと共にこのファサードの製作に携わりました。キリスト教の建造物でありながら、その正面に漢字や菊の紋様が刻まれているのは日本人が関わっていた証とも伝えられているんですよ。なんだか一気に親近感が湧いてきますね。

地下に広がる「天主教芸術博物館」

マカオ 天主教芸術博物館 地下納骨堂
マカオ 天主教芸術博物館 地下納骨堂

ファサードを抜けて地下へ進むと、左手に天主教芸術博物館があります。展示されているのは16~19世紀に使用されていた宗教美術品で、以前は周辺の教会に納められていたものだそう。博物館の隣は納骨堂になっており、日本で宣教活動をしたアレッサンドロ・ヴァリニャーノ神父や、日本のキリスト教布教に尽力した天正遣欧使節のひとり・原マルチノをはじめとした多くの教徒が弔われています。

空港からのアクセス方法

マカオ 聖ポール天主堂跡 夜景
撮影:BUD International/撮影協力:マカオ政府観光局

マカオ国際空港からの移動はタクシー、路線バス、滞在先ホテルのシャトルバスのいずれかを使います。所要時間は混雑状況によって変わりますが、観光拠点となるセナド広場がある中心部へは約20~30分で到着します。セナド広場から聖ポール天主堂跡までは徒歩約10分ですが、狭い通りがあったり坂道だったりするので、大きな荷物は持たず歩きやすい格好で行くことをおすすめします。マカオの見どころスポットはこの周辺に点在しているので、休憩を挟みながら歩いて巡ってみると良いでしょう。

聖ポール天主堂跡/天主教芸術博物館
所在地
Company of Jesus Square
営業時間
9:00~18:00(最終入館17:30)
※博物館は火曜14時以降休館。ただし祝祭日は開館。

聖ポール天主堂跡は、日本との関わりもある歴史に思いを馳せつつ、運だめしのコインを投げてみたらいいことがあるかもしれませんね。

協力:マカオ政府観光局、マカオ航空
http://www.macaotourism.gov.mo
https://www.airmacau.jp

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