カトリックの総本山で世界遺産の景色が観られる世界一小さい国「バチカン市国」をご紹介!
厳かな雰囲気が漂う「バチカン市国」は、世界的に有名な観光地であると共に、カトリックの総本山です。神聖な空気と、重厚な歴史が感じられるところが魅力の“世界一小さい国”でもあり、小さいながらも見どころが豊富な国ですよ。
バチカン市国ってどんな国?
バチカン市国があるのは、イタリア・ローマ市街地の中。国土が世界で最も小さい、“世界一小さい国”ですが、国全体が世界遺産に登録されています。観光客はもちろん、カトリック教会の総本山でもあるため、信仰者も多く訪れる神聖な場所です。
バチカン市国は入国の際にパスポートを提示する必要がないので、ローマ観光と併せて観光できます。
カトリックの総本山「サン・ピエトロ大聖堂」
カトリックの総本山である「サン・ピエトロ大聖堂」は、ミケランジェロやラファエロの作品を鑑賞できるほか、神聖な雰囲気が漂う場所です。ミケランジェロが設計した屋上のクーポラ(ドーム)は必見です。特にクーポラのテラスに夕方訪れると、サン・ピエトロ広場の美しい夕焼けを一望できますよ。
クーポラのテラスに行くには、途中までエレベーターも利用できますが、降りてからテラスまでの階段を登る必要があるので、歩きやすい靴をおすすめします。
- 住所
- Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano
- 開館時間
- 4~9月/7:00~19:00
10~3月/7:00~18:30
- 休館日
- 水曜日/9:00〜13:00、復活祭の日曜日、12月25日
- 入館料
- 大聖堂/無料
エレベーター/10ユーロ
徒歩/8ユーロ
世界中の傑作がそろう「バチカン美術館」
「バチカン美術館」は、サン・ピエトロ大聖堂の北側にあります。500年以上かけて、歴代のローマ教皇が集めたものが展示されている世界最大級の美術館です。教科書などで目にしたことがあるような有名な傑作ぞろいで、しっかり観て回るには一週間かかると言われていますが、中でも、システィーナ礼拝堂にある『最後の審判』はぜひ見ておきたい作品の一つと言えるでしょう。このほか、地図のギャラリー、ラファエロの間など、見応えのある作品が数多く展示されています。
バチカン美術館は入館料がかかりますが、オーディオガイド付きツアーや、ランチ付きツアーなど、多くのチケットが用意されています。基本となるのが、バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂の観覧がセットになったオープンチケットで、17ユーロです。
- 住所
- Viale Vaticano, 00165 Roma, Italy
- 営業時間
- 9:00~18:00(最終入場16:00)
月の最後の日曜日/9:00~14:00(最終入場12:30)
- 定休日
- 日曜日
- 入場料金
- 17ユーロ〜(オンライン予約をする場合手数料は4ユーロかかります)
バチカン市国観光の際に注意するポイントとは?
サン・ピエトロ大聖堂、及びバチカン美術館に入る際にセキュリティチェックを受けます。特にサン・ピエトロ大聖堂は神聖な場所であるため、過度な露出をしていると入場できない場合があるので、肩や足などが隠れる服装で行きましょう。
どちらも撮影禁止の場所があるほか、大聖堂内では携帯電話の使用が禁止されています。
- 正式名称
- ローマ教皇庁 (バチカン)
神聖で厳かな雰囲気が漂うバチカン市国。せっかくならば、何日かかけてじっくり見学してみてくださいね。
この記事は2017年1月18日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。