札幌から車で約70分。北海道の絶景湖「支笏湖」で温泉やライトアップを満喫しよう!
「支笏湖(しこつこ)」は新千歳空港から車で約30分のところにある湖です。“シコツ”とはアイヌ語で“大きな窪地”を意味する“シ・コッ”が語源とされています。約4万年前の火山活動によってできた窪地に水が溜まって誕生したカルデラ湖です。秋田県の田沢湖に次いで日本で2番目に深い湖であり、冬でも凍らない不凍湖としては日本最北に位置しています。支笏洞爺国立公園に属している支笏湖は、原生林に囲まれた豊かな自然環境が魅力で、標高1,000mを超える山々に囲まれた、北海道ならではの雄大な風景が広がっています。
美しい湖と原生林に囲まれた支笏湖温泉
あたりを原生林に囲まれた支笏湖の湖畔には、飲食店などでにぎわう東岸の“支笏湖温泉街”と、北西岸の“一軒宿”からなる「支笏湖温泉」があります。とろりとした湯が特徴で、神経痛や冷え症などに効能があるのだとか。宿泊施設はもちろん、日帰りでも楽しめる温泉施設があり、支笏湖を一望する露天風呂もあるので、絶景と温泉を満喫できますよ。
- 住所
- 北海道千歳市支笏湖温泉
冬は幻想的な光景が広がる「氷濤まつり」が見どころ
冬に支笏湖を訪れるなら、ぜひ見ていただきたいのが「氷濤(ひょうとう)まつり」です。支笏湖の水をスプリンクラーで吹き付けて作られた氷のオブジェが並ぶイベントで、北海道を代表する冬の風物詩です。氷のオブジェは、昼は“支笏湖ブルー”と呼ばれる澄んだ青色に、夜はカラフルにライトアップにされ、幻想的な光景が広がります。
期間中の土日には花火が打ち上がり、和太鼓の演奏などのイベントがあるほか、会場にある売店では甘酒や豚汁、おでんやうどんなどの暖かいメニューがあるので温まりますよ。今冬は20220年1月24日(金)から2月16日(日)の開催です。
- 開催期間
- 20220年1月24日(金)〜2月16日(日)
- 開場時間
- 9:00~22:00
- ライトアップ
- 16:30~22:00
春から秋にはキャンプや釣りも楽しめる!
支笏湖の大自然を満喫したい方にはキャンプがおすすめです。目の前が湖という絶好のロケーションに、美笛キャンプ場とモラップキャンプ場というキャンプ場があります。両キャンプ場とも春から秋までの営業ですが、夏期にはレアなヒメマス釣りが解禁されるのでチャレンジしてみてはいかがですか? ヒメマス釣りには支笏湖漁業協同組合への申請が必要です。
美笛キャンプ場
支笏湖の西岸にある「美笛キャンプ場」は、あたりを森林に囲まれた自然豊かな場所です。湖畔から森のエリアまで、いたるところにオートキャンプサイトとフリーテントサイトが点在しており、好みのロケーションでキャンプを楽しめます。アクセスは車で支笏湖温泉から約30分、新千歳空港から約60分です。
モラップキャンプ場
「休暇村支笏湖」のキャンプサイトである「モラップキャンプ場」は、設備が整っていて、初心者でも気軽にキャンプを楽しめるのが魅力です。湖畔の砂地がフリーサイトになっており、抜群のロケーションでキャンプを楽しめます。支笏湖温泉街から車で約10分の好アクセスです。
支笏湖へのアクセス
支笏湖へは電車が通っていないので、公共交通機関で行く場合はバスやタクシーを利用してください。新千歳空港、JR千歳駅、JR南千歳駅から路線バスが出ています。また、冬期限定で札幌駅と支笏湖温泉街を結ぶバス“名湯ライナー”も出ています。このほか、支笏湖温泉の旅館が送迎バスを運行している場合もあります。
車で行く場合は新千歳空港や苫小牧市内から約30分、札幌市内からも約70分です。
- 住所
- 千歳市支笏湖温泉番外地
驚くべき透明度を誇る支笏湖は、札幌や千歳からアクセスしやすいので、北海道旅行の際はぜひ行ってみてくださいね。
この記事は2018年12月12日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。