新潟県「清津峡」をいつまででも眺めていたい…! ダイナミックな峡谷美とアートを楽しもう!!

清津峡
清津峡
撮影:BUD International

新潟県の「清津峡」は、富山県の黒部峡谷、三重県の大杉谷と並び「日本三大峡谷」として知られています。急流の清津川を挟んで切り立つ巨大な岩壁がV字の形をしている、雄大な景色が魅力です。岩壁の表面には四~六角形の断面を持った柱状の岩が集まる柱状節理が見られ、まるで自然が創り出したアート作品のようです。

季節ごとに表情豊かな景観が魅力の「清津峡」

季節によってがらりと雰囲気が変わる清津峡。新緑の景色や、色鮮やかな紅葉、黒い岩肌に白い雪が映える冬景色へと様変わりします。

春から夏の清津峡

清津峡
清津峡

夏になると深い緑に囲まれて清流の涼やかさが際立ちます。6月ごろまでは残雪がありますが、7月になると夏を迎えます。河原に降りられるので、靴を脱いでひとときの川遊びを楽しんでみては?

秋の清津峡

清津峡
清津峡
撮影:BUD International

秋は、清津峡で最も人気のある季節です! 木々の色が薄い緑から黄色へと変わり赤色がちりばめられるという、寒暖差の激しい清津峡ならではの美しい色彩です。例年、紅葉は10月中旬から始まり、11月上旬にかけて見頃が続きます。

冬の清津峡

清津峡トンネル パノラマステーション・冬景色
清津峡トンネル パノラマステーション・冬景色
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ
「Tunnel of Light」(大地の芸術祭)

雪国・新潟らしく、12月になると一面に銀世界が広がります。年中無休ですが、豪雪地なので1月中旬から春になる3月末日の間は降雪状況により臨時休業となる場合があります。

見どころの「清津峡渓谷トンネル」

清津峡を観賞できる「清津峡渓谷トンネル」は全長750mで3カ所の見晴所があります。トンネル手前にあるエントランス施設は1階がカフェ、2階にはおしゃれな足湯があります。実はこれもアート作品です。トンネル内には写真を撮りたくなるような場所がいくつもありますが、終点の「パノラマステーション」が特にフォトジェニックだとして人気です。

トンネル内もアート作品!

清津峡トンネル
清津峡トンネル
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ
「Tunnel of Light」(大地の芸術祭)

エントランス施設、及びトンネル全体がアート作品「Tunnel of Light」になっており、パノラマステーションの空間やカラフルな照明、メタリックなカプセル状のトイレなどの見どころが多くあります。それら全てが、2018年の「大地の芸術祭」の作品として中国人アーティストにより生み出されました。

3カ所ある見晴所もアーティスティック

清津峡トンネル 第三見晴所
清津峡トンネル 第三見晴所
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ
「Tunnel of Light」(大地の芸術祭)

3カ所ある見晴所のうち、最後にある第三見晴所は、天井に散りばめられた鏡と「火」を表している赤いバックライトがアーティスティックです。

圧巻の「パノラマステーション」

清津峡トンネル パノラマステーション
清津峡トンネル パノラマステーション
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ
「Tunnel of Light」(大地の芸術祭)

第三見晴所の先の終点には一番の見どころとなる「パノラマステーション」があります。床には水が張られ水面に外の景色が映ります。トンネルの内壁はぐるっと鏡のようなステンレスの板で覆われ、こちらにも渓谷の色合いが映り込みます。

清津峡トンネル パノラマステーション・秋の紅葉
清津峡トンネル パノラマステーション・秋の紅葉
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ
「Tunnel of Light」(大地の芸術祭)

まるで外とトンネルの中とがつながっているような一体感が美しい、気持ちの良い絶景です。

清津峡へのアクセスは?

清津峡
清津峡
撮影:BUD International

電車の場合は、「越後湯沢駅」から森宮野原行きの急行バスに乗り約25分で「清津峡入口」に到着します。ここからトンネルまでは徒歩約30分です。
車の場合は、関越自動車道、塩沢・石打I.C.から約25分です。駐車場は3カ所あり、最も近い第一駐車場からだと徒歩約3分でトンネルの入り口です。

清津峡渓谷トンネル
住所
〒949-8433 新潟県十日町市小出癸2126
電話番号
025-763-4800
HP
清津峡

雄大な自然が見られるだけでなく、アートとしても楽しめる「清津峡」。紅葉の時期は、特に美しい景色がみられますよ。

この記事は2018年9月11日に公開されたものを編集したものです。

 

※情報は記事公開日時点のものになります。