作って楽しい食べて美味しい! 大阪&福岡にある「コンペイトウミュージアム」で手作り体験

大阪糖菓株式会社(おおさかとうか株式会社)が運営している「コンペイトウミュージアム」は、大阪府八尾市、大阪府堺市、福岡県福岡市の3カ所にあり、工場見学やコンペイトウ作りなど色んな体験ができる施設です。ワインやコーヒー味などの変り種や日本一大きなものなど、ユニークなコンペイトウもゲットできますよ。

コンペイトウの歴史と製法とは?

コンペイトウミュージアム 製造の様子
コンペイトウミュージアム 製造の様子
写真提供:コンペイトウミュージアム

日本の伝統菓子として知られるコンペイトウですが、そもそもは16世紀に渡来したポルトガル人宣教師によって伝えられたのが起源と言われています。語源はポルトガル語で砂糖菓子を意味する“コンフェイト”で、日本では金平糖や金米糖、金餅糖などと名付けられました。今では身近なお菓子ですが、当時は砂糖が高価な時代。あの織田信長にも献上された特別なお菓子だったんですよ。

コンペイトウミュージアム パネル
コンペイトウミュージアム パネル
写真提供:コンペイトウミュージアム

製造過程はとても手間暇がかかっていて、一般的な方法としては回転する鍋にコンペイトウの核となるグラニュー糖を入れ、少しずつ糖蜜をかけてゆくというもの。徐々に大きくなり、約10日間にわたり糖蜜をかけ続けるとコンペイトウが出来上がります。釜の角度や温度、糖蜜のかけ具合で表面のでこぼこ具合が異なり、仕上がりのキレイなコンペイトウを作るには、手間と根気が必要なんです。

世界で一つだけの「マイ金平糖」を作ろう!

コンペイトウミュージアム 体験の様子
コンペイトウミュージアム 体験の様子
写真提供:コンペイトウミュージアム

そんな手間暇のかかるコンペイトウですが、こちらでは世界で一つだけの「マイ金平糖」作りを体験できます。持ち帰れるので、お土産におすすめです。事前予約が必要ですが、なかなかできない体験なのでぜひチャレンジしてみましょう。

コンペイトウミュージアム 修了証と金平糖
コンペイトウミュージアム 修了証と金平糖
写真提供:コンペイトウミュージアム

所要時間は1時間30分~。直径85cmのミニ釜を使います。体験後は「修了証」がもらえるので記念になりますね。

◎コンペイトウ工房の料金
<八尾ミュージアム>一般(2歳以上)/1,300円
<堺プチミュージアム>一般(2歳以上)/1,100円
<福岡ミュージアム>一般(2歳以上)/1,100円
※参加は2歳以上。福岡ミュージアムは2部制(10:00~、13:00~)

シュガーアート教室を体験しよう

コンペイトウミュージアム シュガーアート教室
コンペイトウミュージアム シュガーアート教室
写真提供:コンペイトウミュージアム

コンペイトウの手作り体験のほかに、「シュガーアート教室」を開催しています。
13色の砂糖を使って描くシュガーアートでは砂糖の質感を活かしつつ味わい深い作品が作れますよ。こちらの所要時間は約1時間30分です。

◎シュガーアート教室の料金
<八尾ミュージアム>一般(2歳以上)/1,100円
<堺プチミュージアム>一般(2歳以上)/1,100円
<福岡ミュージアム>一般(2歳以上)/1,100円
※参加は2歳以上。福岡ミュージアムは1部制(15:00~)

3カ所あるコンペイトウミュージアムへのアクセス

コンペイトウミュージアム 外観
コンペイトウミュージアム 外観
写真提供:コンペイトウミュージアム

コンペイトウミュージアムは大阪府の八尾、堺と、福岡県福岡市にあります。

八尾ミュージアム

八尾ミュージアムは、地下鉄谷町線 八尾南駅下車して徒歩約5分で行けるので、アクセス良好です。梅田方面から向かう場合は、東梅田駅から行くと一本で行けて便利です。

コンペイトウミュージアム(八尾ミュージアム)
住所
大阪府八尾市若林町2-88
電話番号
072-948-1339

堺プチミュージアム

南海本線 七道駅下車後、徒歩約10分です。梅田方面からは大阪梅田駅から御堂筋線を利用して、なんば駅で乗り換えると便利です。

コンペイトウミュージアム(堺プチミュージアム)
住所
大阪府堺市堺区南島町4-148-12
電話番号
072-282-2790

福岡ミュージアム

西鉄 高宮駅下車後、徒歩約10分です。天神から約5分という好アクセスの高宮駅なので、旅行中の立ち寄りにもおすすめです。

コンペイトウミュージアム(福岡ミュージアム)
住所
福岡県福岡市南区清水1-16-11クレールライフ高宮1F
電話番号
092-554-3001

コンペイトウの歴史やトリビアが学べるだけでなく、手作り体験も楽しめる「コンペイトウミュージアム」。みんなでワイワイ作るのもいいですよね。大阪、福岡旅行の際はぜひ立ち寄ってみましょう!

この記事は2018年12月4日に公開されたものを編集したものです。

 

※情報は記事公開日時点のものになります。