海賊の財宝伝説!? 鹿児島県トカラ列島「宝島」ってどんなところ?
鹿児島県の屋久島と奄美大島の間に点在するトカラ列島は、そのアクセスの難しさから“日本最後の秘境”とも呼ばれています。トカラ列島の有人島の中では南端に位置する「宝島」をご紹介します。
キャプテンキッドの財宝伝説が伝わる「宝島」
宝島は鹿児島港から約360km先の海上に浮かぶ、周囲約13kmの小さな島です。隆起したサンゴ礁でできており、上空から見下ろすと島全体がハートの形をしています。景観が美しいことで知られ、島最高峰のイマキラ岳に登って展望台から海を見渡せば、天気のいい日には北に小宝島、悪石島、諏訪之瀬島、そして南に無人島の横当島や奄美大島まで一望できます。
宝島には、昔から多くの探検家や賞金稼ぎが訪れたと言われていて、なんと17世紀に活躍した海賊「キャプテン・キッド」の財宝が隠されているという伝説もあるのだとか。
フェリー乗り場のカラフルな壁画に注目!
島の入り口である前籠港のフェリー乗り場にある巨大な壁画は必見です。高さ約10m、幅約50mもあり、海底都市をモチーフに描かれた色とりどりの絵が広がります。宝島を訪れたらまず目にするスポットです。
エメラルドグリーンの海に白い砂浜が美しい「大籠海水浴場」
「大籠(おおごもり)海水浴場」は島内唯一の海水浴場です。隆起したサンゴ礁に囲まれた入江に、白い砂浜が広がっています。透明度抜群の海と砂浜とのコントラストが綺麗です。トイレ・シャワー室のあるビーチハウスやキャンプ場などがあり、設備が充実しているのも魅力です。
宝島最大の鍾乳洞「観音堂」
宝島の地下には鍾乳洞が多くあり、キャプテン・キッドが財宝を隠した場所だと伝わるところもあります。奥行約500mもある島内最大の鍾乳洞「観音堂」は入口付近に観音様が祀られており、「トカラ神道」という独自の信仰の拝所となっています。
宝島へのアクセス
宝島へ行くには鹿児島港からトカラ列島を経て奄美大島までを結ぶフェリー「フェリーとしま」を利用します。行き方は二通りあり、奄美大島の名瀬港から向かうルートと、鹿児島港から向かうルートがあります。
名瀬港からは水・日曜日の2:00に出航して5:00に到着します。宝島から名瀬港までの帰りの便は月・金曜日の11:40に出航して15:20に到着です。
鹿児島港からは、月・金曜日の23:00に出航して翌日11:30に到着します。宝島から鹿児島港までの帰りの便は水・日曜日の5:10に出航して18:20に到着です。
- HP
- 鹿児島県十島村宝島
エメラルドグリーンの海やキャプテンキッドの財宝伝説など、さまざまな魅力がつまった宝島へ、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
この記事は2018年8月19日に公開されたものを編集したものです。
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