一生結婚しない!コロンビアで大流行の事実婚『ウニオンリブレ』ってアリですか?
美女の多いことでよく知られる南米のコロンビアは、美女大国の3C(コロンビア、チリ、コスタリカ)と言われています。その恋愛事情はラテンの情熱に溢れ、恋人ができるとお互い愛をささやき続けて片時も離れたくないのだとか。
そのコロンビアで、最近ハヤリの愛のカタチがあります。『ウニオンリブレ』日本語にすると事実婚という意味で、恋人同士が同棲して子供ができても、いつまでも結婚せずに一生を過ごすというものです。人口の95%以上がキリスト教徒のコロンビアでは、宗教上一度結婚すると離婚することが難しく、いくら愛がなくなったとしても一生を添い遂げなければなりません。それならば結婚しないでずっと恋人のように仲良く暮らしていこう!という発想から生まれたのがウニオンリブレです。別名『おためし婚』とも呼ばれ、仲が悪くなったらいつでも別れられるのが利点。夫婦になってお互いを男女として意識しなくなるより、いつまでも恋人のように新鮮にラブラブな関係でいられるのだとか。
現在コロンビアでは約70%の男女が婚姻関係を持たないウニオンリブレで、保健証には既婚・未婚と共にウニオンリブレという記載も可能で、本当の家族と変わらない社会的な保障を受けることができます。ウニオンリブレの親を持つ子供たちにも特に偏見はなく、一般家庭と同様の生活を送っています。「愛のない両親に育てられるより、愛する2人によって大切にされるほうが子供も幸せだわ。」こう話すウニオンリブレの主張がある一方で、正式に結婚している夫婦はどう思っているのでしょうか?
娘がウニオンリブレで子供を育てているという母に話を聞くと、「娘には結婚してほしいと思っているわ。だって、ウニオンリブレは何かうまくいかないことがあるとすぐに別れてしまうでしょ。夫婦は危機が訪れたとき、困難に立ち向かってそれを乗り越えてこそ絆がどんどん深まるのよ。」 それぞれの意見がありますが、年々ウニオンリブレの比率は増えているのが現状です。あなたなら、どちらの愛のカタチを選びますか?
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