• 南まい

おデブのモナリザ?!コロンビアにあるボテロのぽっちゃり美術館に癒やされまくり!

ボテロ

丸々と太ったモナリザの絵。
あれ、モナリザってこんなに貫禄あったっけ?と目を疑ってしまうようなこの絵画は、コロンビアの画家フェルナンド・ボテロの作品です。

ボテロ

ボテロの一番の特徴は、何といっても描く対象物のすべてが“ふくよか”であること。ひと目で彼の描いたものだと分かる独特の作風は、人物だけにとどまらず、動物や鳥、くだもの、野菜、楽器やテーブルまでも、描く物のすべてがぽっちゃり。対象物を誇張して表現した絵画が話題を呼び、世界から一躍注目されるようになりました。

ボテロ

ボテロは1932年にコロンビアで生まれました。画家を志してヨーロッパに渡り、ルネサンス芸術の影響を受けた作品を多く生み出しました。彼は決して悪意を持ってこのような表現をしているわけではなく、対象物を太めに描く理由は「自分の官能性を表現するためだ」と語っています。
“芸術家は意味なくある形に引き付けられるもので、そこに理由などない”
ボリュームのあるものになぜか魅力を感じる、ボテロは「ポッチャリ好き」だったのかもしれませんね。

ボテロ

ボテロの手にかかれば、肉体だけではなく骨までぽっちゃり?
ふくよかで柔らかそうなタッチの絵は、なんだか暖かい気持ちにさせてくれますよね。

ボテロ

コロンビアの首都ボゴタには、ボテロが自身の作品を寄贈して作られたボテロ美術館があり、彼の意向により無料で入場することができます。2フロアに渡って絵画や彫刻、またピカソやダリなどボテロ以外の作品も展示してあって、見ごたえは十分。フラッシュなしであれば撮影も可能です。ボテロ独特の世界観が表現されたぽっちゃり作品の数々に、ほっこり癒やされて幸せな気持ちになれますよ!

※情報は記事公開日時点のものになります。

510日間100ヶ所以上の世界遺産を周って世界一周しました! 女ひとり旅本「独女世界放浪記」(ポプラ社)を出版後、 NHK BS1「エルムンド」海外レポーターとして約70日間の世界二周目も達成! 現在は添乗員として月の半分以上を海外で過ごしています。訪問国数80カ国以上。