ヨルダンの絶景スポット! 世界遺産「ペトラ遺跡」を見に行こう
深い渓谷の中から発見された「ペトラ遺跡」は、ヨルダンを代表する観光地です。“新・世界七不思議”にも選ばれた驚異的な遺跡は、今も多くの人たちを惹きつけています。
目次
ペトラ遺跡はどんなところ?
ペトラ遺跡は世界遺産に登録されており、シリアの「パルミラ遺跡」、レバノンの「バールベック」とあわせて“中東三大遺跡”とも呼ばれています。切り立つ岩壁を削って都市が作られました。紀元前からこの付近に人が住み、中国やインド、エジプト、シリア、ギリシャ、ローマを結ぶ交易都市として栄えましたが、750年頃に荒廃しました。19世紀に入ってから、探検家が発見してから再び注目を浴び、現在では人気の観光地になっています。
ペトラ遺跡の見どころ
ペトラ遺跡は、その岩の色合いから“バラ色の街”とも呼ばれる美しい光景が広がります。岩が削られてできた神殿やファサードなど、見どころがたくさんあります。
岩の裂け目「シーク」
ペトラ遺跡に入って約10分歩くと見えるのが、岩の裂け目でできた通路「シーク」です。約1kmもの長さがあり、高さは約80m、幅は一番狭いところでは約3mしかありません。
ファサードが美しい「エル・カズネ」
シークを抜けると現れるのが、ペトラ遺跡で最も壮大なファサード「エル・カズネ」です。幅が約30m、高さ約43mと巨大で、紀元前に作られたものとは思えないほど精巧にできています。エル・カズネはアラビア語で“宝物殿”という意味ですが、実際は王家の墓として使用されていました。
夜のペトラ遺跡を見に行こう
ペトラ遺跡自体は夕方に閉まってしまいますが、毎週月・水・木曜日はビジターセンターからエル・カズネまで「ペトラ・バイ・ナイト」というツアーが行われています。いたるところにキャンドルが置かれ、エル・カズネの前でヨルダンの伝統音楽の演奏もあります。天気が良ければ伝統音楽を聴きながら満天の星と、ライトアップされた遺跡を楽しめて、とてもロマンチックです。 昼間は暑いペトラ遺跡も夜は涼しくなるのでおすすめです。
- 時間
- 20:30~22:30
- 催行日
- 毎週月・水・木曜
- 参加料
- 17ヨルダン・ディナール
ペトラ遺跡への行き方や入場について
ペトラ遺跡への行き方
ペトラ遺跡は首都アンマンから南に190km、バスで約4時間のところに位置しており、アンマンから日帰りの現地ツアーも多く出ています。
ただし、ペトラ遺跡は広大な敷地面積を誇り、公開されている部分を全て見るなら数日必要です。また、バラ色に染まる光景が見られるのは、早朝から午前中にかけての時間帯です。この光景を見たいのであれば、ペトラ遺跡周辺に宿泊するのがおすすめです。
ペトラ遺跡へ入場するには?
ペトラ遺跡への入場券は1日券〜3日券があり、ビジターセンターで購入します。
かなり広いので歩きやすい靴や、飲み物を持参するのがおすすめです。遺跡内はロバやラクダに乗って回れます。係員が綱を引いて歩いてくれるので安心です。歩き疲れた時や、遺跡の雰囲気を楽しみたい方はぜひ、試してみてください。
- 営業時間
- 夏/6:00~18:00、冬/6:00~16:00
- 入場料
- 1日券/50ヨルダン・ディナール、2日券/55ヨルダン・ディナール、3日券/60ヨルダン・ディナール ※12歳以下は無料
- 定休日
- なし
精巧に掘られたファサードや、荒涼とした岩肌が織りなす美しい光景が見られる世界遺産「ペトラ遺跡」。まさに一生に一度は見たい絶景が広がります。
この記事は2018年4月21日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。