広大な地・大きい岩・澄み渡る青い空…長い年月をかけて造られた絶景が広がるモニュメントバレーに行ってみよう!

アメリカの絶景スポットといえば、グランドキャニオンやナイアガラの滝がよく知られています。中でも、不思議な形の岩が並ぶモニュメントバレーは、世界中から多くの観光客が集まるアメリカの人気観光スポット。映画の撮影にもたびたび使われています。アメリカの原風景とも言える絶景を見に出かけましょう!

目次

  1. モニュメントバレーってどんなところ?
  2. モニュメントバレーへの行き方は?
  3. 最初はビジターセンターに行ってみよう!
  4. 絶景その① フォレストガンプ・ポイント
  5. 絶景その② ジョン・フォード・ポイント
  6. 絶景その③ トーテム・ポール
  7. 絶景その④ ミトンズ・ビュー
  8. 絶景その⑤ スリー・シスターズ
  9. おすすめのホテル ザ・ビュー(The View)
  10. おすすめのロッジ グールディングス・ロッジ(Goulding’s Lodge)

モニュメントバレーってどんなところ?

モニュメントバレー
モニュメントバレー

「モニュメントバレー」は、ユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる、アメリカの原風景が残るエリアです。「メサ」と呼ばれる、まるで大きなテーブルのような形の台地や、メサの侵食が進んで尖った岩山になった「ビュート」が点在します。これらは、自然の力により、数千年という途方も無い年月をかけて形づくられました。

映画のロケ地として頻繁に使われ、あの『フォレスト・ガンプ』などにも登場します。これほどの奇異な光景ですから国立公園だと思う人も多いでしょうが、実はこのエリア、アメリカインディアン最大の部族である「ナバホ族」の居留地であり、実質的な運営は彼らが行なっているのです。約30万人の人口を擁するといわれるナバホ族は、独自の国家を形成するアメリカ公認の国であり、彼らにとってモニュメントバレーは神聖な土地なのです。

乾燥地帯特有の気候のため年間を通して晴天に恵まれますが夏場の日中には32〜35度の高温になりますが、朝晩は20度を下回るなど寒暖差が大きいのが特徴。冬には雪が降ることもあります。

モニュメントバレー
住所
Indn Route 42, Oljato-Monument Valley, AZ 84536 アメリカ合衆国

モニュメントバレーへの行き方は?

モニュメントバレー
モニュメントバレー

モニュメントバレーに行く方法は、大きく分けて2通り。オプショナルツアーに申し込むか、レンタカーで行くかです。

オプショナルツアーであれば、国内の各旅行会社でモニュメントバレーを楽しむツアー旅行が企画されているので、インターネットで事前に予約します。また、公園入り口にあるビジターセンターでもツアー前日まで申し込みが可能。ラスベガスから出発するツアーもあり、専用の車で宿泊先とモニュメントバレー間を往復します。

レンタカーで行く場合は、ラスベガスやフラッグスタッフを起点とする人が多いようです。ラスベガスから車で約6時間、フラッグスタッフからなら約3時間の道のりです。未舗装の道を走ることがあるので、レンタルするなら4WDがおすすめです。Rentalcars.comなら、レンタカー会社を比較でき車種の選択も可能。日本語で検索できるのでとても便利です。

最初はビジターセンターに行ってみよう!

モニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク
モニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク

モニュメントバレーに到着したら、まずはナバホトライアルパークの入り口に向かいましょう。入り口の先には、入場料金を支払うゲートがあります。入場料は車1台につき4人乗車までで、1台20ドル(2019年6月時点)です。オプショナルツアーだと入場料金も含まれている場合があります。
入場ゲートを通過すると、すぐ近くに広い駐車場があるのでレンタカーの人はこちらに駐車しましょう。車を降りるとビジターセンターはすぐ目の前。ビジターセンターにはナバホ族の伝統的衣装などを展示するミニ博物館や、ナバホ族手作りの工芸品を扱うお土産物屋、ナバホ族の伝統料理の「ナバホ・タコス」が食べられるレストラン、観光案内所があります。ビジターセンター横にある、ホテルに宿泊すれば、ゆっくりとモニュメントバレーの見学を楽しめますよ。

ビジターセンター
営業時間
4〜9月 6:00〜20:00
10〜3月 8:00〜17:00
※感謝祭・クリスマス・元旦は休館


絶景その① フォレストガンプ・ポイント

フォレストガンプ・ポイント
フォレストガンプ・ポイント

「フォレストガンプ・ポイント」は、モニュメントバレーのゲートからR163を車で約20分ほど北上した「メキシカンハット」というところにあります。
映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアメリカ中を走り続ける、トム・ハンクス扮するフォレストが、ふと我に返り走ることをやめた地点として有名になりました。モニュメントバレーを背景にして、真っ直ぐに伸びる道路が印象的な場所です。たとえ映画を観ていなくても、この光景を目の当たりにしたなら誰もが圧倒されること間違いなしの絶景ポイントです。

絶景その② ジョン・フォード・ポイント

ジョン・フォード・ポイント
ジョン・フォード・ポイント

「ジョン・フォード・ポイント」は、1939年公開の映画『駅馬車』の監督であるジョン・フォードが、西部劇の撮影場所として好んだところとして知られています。近くにはお土産物の出店があったり、カウボーイの格好をした人が映画さながらにポーズをとっていたり運が良ければ、馬に乗るナバホ族を見られるかもしれません。映画の世界に迷いこんでしまったかのような、ドラマチックな景色を堪能できる人気ポイントです。

絶景その③ トーテム・ポール

トーテム・ポール
トーテム・ポール

「トーテム・ポール」は、高さ約250mの細い奇岩がそびえ立ち、その周りを踊るように取り囲む少し背の低い岩が印象的な場所です。侵食が進むにつれて徐々に崩れていっているため、基本的には近づくことができません。ツアーによっては近くまで行けるものもあるようですよ。モニュメントバレーに行ったら、是非とも目に焼き付けておきたい絶景ポイントです。

絶景その④ ミトンズ・ビュー

ミトンズ・ビュー
ミトンズ・ビュー

ビジターセンター横は、モニュメントバレーを代表する絶景ポイントの一つです。ここからは、メリックビュート、ウエストミトンビュート、イーストミトンビュートの3つの岩が並ぶ「ミトンズ・ビュー」が一望できます。そのスケールはカメラのファインダーでは納まりきれないほどの迫力。できれば近くのホテルに宿泊して、朝夕両方の景色を楽しんでください。息をのむほどの絶景を堪能できます。

絶景その⑤ スリー・シスターズ

スリー・シスターズ
スリー・シスターズ

「スリー・シスターズ」は、ジョン・フォード・ポイントからも見られる、3本のポール状の岩が立ち並ぶモニュメントバレーきっての名所です。名前の由来は、それらの岩の形がベールをかぶる3人の修道女(シスターズ)に見えることから、そのように名付けられたそうです。言われてみると、確かに修道女に見えてくるから不思議。遠くからでも、思わず祈りを捧げてしまいそうです。

宿泊するならこのホテル!ザ・ビュー(The View)!

ザ・ビューとモニュメントバレー
ザ・ビューとモニュメントバレー

「ザ・ビュー(The View)」は、モニュメントバレーのビジターセンターに隣接するホテルです。2008年にオープン以来、ピーク時になると予約が困難な人気ホテル。外観は周りの景色と溶け合うような色と形をしています。ビュートに面する客室全てにバルコニーが付いているので、部屋に居ながらにしてモニュメントバレーを代表する素晴らしい景色が楽しめます。吹き抜けのロビーの真ん中には、大きな暖炉と煙突があってアメリカンな雰囲気満載。ナバホ族が経営しているので、彼らの作った工芸品がそこかしこに飾られています。ナバホ族の人たちの心遣いが肌身にしみるホテルです。

ザ・ビュー(The View)
住所
PO Box 360457, Monument Valley, UT 84536
電話番号
1-435-727-5555


宿泊するならこのロッジ!グールディングス・ロッジ(Goulding’s Lodge)!

モニュメントバレー グールディング夫妻の記念碑
モニュメントバレー グールディング夫妻の記念碑

「グールディングス・ロッジ(Goulding’s Lodge)」は、ビジターセンターから車で約10分の場所にあるホテルです。現地での各ツアーの発着地点でもあるので多くの人たちが利用し、ミュージアムやスイミングプール、ショップなど充実した設備を兼ね備えています。また、ジョン・フォード監督が撮影時に滞在していた小屋が当時のまま残っています。 ここに来たら、ぜひ名物「ナバホ・タコス」をいただきましょう。もちもちの生地にたっぷりのチーズや野菜が乗り、上にサルサソースがかかっていてボリューム満点ですよ。

グールディングス・ロッジ(Goulding’s Lodge)
住所
1000 Gouldings Trading Post Rd Oljato-Monument Valley, UT 84536
電話番号
1-435 727 3231


モニュメントバレーは、アメリカの原風景が残る、アメリカを代表する人気観光スポット。この世のものとは思えないダイナミックな景観を見るために、世界各地から多くの観光客が訪れます。ビジターセンター近くのホテルに宿泊すれば、部屋からモニュメントバレーを眺められます。そのスケール感をぜひ肌で感じてみてください。




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