世界で最も美しい街・西オーストラリア「パース」の観光スポット20選!! かわいいクオッカや砂漠でのソリ滑りも
「世界で最も美しく住みやすい街」と称されるパースは、西オーストラリアの州都です。街の中心にスワン川が流れ、近代的な高層ビルと豊かな自然が共存しています。インド洋に面した青い海と珍しい動植物、中世の歴史を感じる街並みなどが世界中の観光客を魅了し、また訪れたいと思わせる美しい街です。
また、パースは初めて海外生活を送る人にはとても過ごしやすい環境が整っているため、海外留学やワーキングホリデー先としても人気があります。“第2の人生をパースで”と、リタイアメント移住者も増えています。
2019年9月1日(日)よりANAの直行便が運航し、ぐっと身近になったパース市内と西オーストラリア州のおすすめ観光スポットをご紹介します。ぜひ、パース観光の参考にしてくださいね。
目次
- ANAの直行便で「パース」へ行こう!!
- ランキング上位のパースとは?
- 都会のオアシス「キングスパーク」
- パース市内のフォトジェニックスポット
- 19世紀の雰囲気漂う港町「フリーマントル」
- フリーマントル近郊のフォトジェニックスポット
- ワインが味わえる「スワンバレー」
- 日帰りでも楽しめる「ロットネスト島」
- パース近郊のフォトジェニックスポット
- パース在住 小島慶子さんおすすめ観光スポット
- ナンバン国立公園の奇岩群「ピナクルズ」
- 波のような形をした奇岩「ウェーブロック」
- 西オーストラリア州のフォトジェニックスポット
- 美しい野生の花々「ワイルドフラワー」
- ベストシーズンと適した服装は?
- 西オーストラリア州政府観光大臣 ポール・パパリアさんからメッセージ
「世界で最も美しく住みやすい街」へANAの直行便で行こう!!
2019年9月1日より、成田空港からオーストラリア・パース空港へ直行便が毎日運航!! これにより、時間がかかっていた乗り継ぎがなくなり、西オーストラリアへの旅がとても便利になりました。
例えば、ANA881便で11:10に成田を出発すると、その日の20:15にはパースに到着。翌朝からさっそく、パース観光ができます。帰りは、ANA882便でパース発21:45なので日が暮れるまで、めいっぱいパースを楽しめます。
【フライト情報】
◎NH881:成田発 11:10 ⇒ パース着 20:15 [約10時間05分]
◎NH882:パース発 21:45 ⇒ 成田着 08:25(翌日+1) [約9時間40分]
※出発/到着の時刻は、現地時間です。
※詳細はANAのホームページでご確認ください。
「世界で最も美しい街」ランキング上位のパースとは?
英国の国際経済雑誌『エコノミスト』の調査機関である「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が発表した「2018年世界の住みやすい都市ランキング」によると、パースはパリやニューヨークなどを抑えて上位にランクイン。
◎オーストラリアの州都の中で最も晴天率が高いこと◎趣のある古い街並みと高層ビルが林立する近代的なエリアが上手に融合していること◎それらの街が豊かな自然と見事に調和していること。が主な理由で、多くの人々から支持されています。
それでは、パース&西オーストラリア州のおすすめ観光スポットをご紹介します。
都会のオアシス「キングスパーク」
「キングスパーク(Kings Park)」は、パース市街地を見下ろすの小高い丘の上にあります。眼下には、ポストカードにも使われるパース市街地の絶景が広がります。キングスパークは、年間を通して四季折々の花々が咲き乱れ、訪れる人々の目を楽しませています。中でも、日本ではお目にかかれない、綺麗で珍しい形をしたワイルドフラワーは必見です。その他にも、小説『星の王子さま』で知られるバオバブの巨木があります。
公園のあちこちでは、これらの自然に囲まれて家族と遊んだり読書をしたりランチを楽しんだりと、思い思いの時間を過ごすパース市民の姿が見られます。
また、夜は宝石をちりばめたような息をのむほどに美しい夜景も見られます。
- 住所
- Fraser Avenue Kings Park WA 6005
キングスパークへは、市内を巡回している無料バスで、セント・ジョージズ・テラスで下車してください。
パース市内のフォトジェニックスポット
エリザベス・キー
「エリザベス・キー(Elizabeth Quay)」は、スワン川沿いのウォーターフロントです。高層ビルが立ち並ぶ、パース随一のビジネス街にある人々の憩いの場所です。ビルを背景に写真を撮るのがおすすめです。
ノースブリッジ
「ノースブリッジ(Northbridge)」は、パース駅の北側にある歓楽街です。ウィリアム・ストリートを中心に、歴史的な文化遺産やアート、ファッション・ショップ、レストラン、バーなどが軒を連ねる、若い人たちに人気のスポットです。安宿も多くあるので、世界中のトラベラーで賑わっています。
レーンウェイ/路地
パースには、多くの「レーンウェイ/路地(Laneways)」があります。大通りから1本中に入った路地には、人気アーティストのウォールアートやアーティスティックなショップ、カフェ、バーなどがあり、オシャレでモダンな大人たちで賑わっています。パースの街を散策してお気に入りのレーンウェイ(路地)を見つけてくださいね。
ロンドンコート
中世のロンドンの街にタイムスリップしてしまったような街並みの「ロンドンコート(London Court)」は、パース観光の定番スポットです。英国植民地時代に建てられた建物と仕掛け時計は必見です。
クローリー・エッジ・ボートシェッド
「クローリー・エッジ・ボートシェッド(Crawley Edge Boatshed)」は、スワン川にポツンとたたずむ、ボートハウスです。 三角屋根の建物はとてもオシャレで、ウエディングフォトスポットとしても大人気です。また、ANAのCMにも登場しSNSでも話題になっています。
19世紀の雰囲気漂う港町「フリーマントル」
「フリーマントル(Fremantle)」は、パースの中心街から南西方面に20km、車で約30分ほどの場所にある港町です。19世紀頃の植民地時代の建物が多く残っていることから“世界で最も19世紀の面影がある港町”とも呼ばれています。
フリーマントルのランドマーク「フリーマントル・タウン・ホール(Fremantle Town Hall)」は、イギリスのビクトリア女王在位50周年を記念して1887年に完成しました。ビクトリア様式の純白な建物で離れた場所からでも一目でわかる美しさです。
また、1830年代に建てられた建物がそのまま利用された「フリーマントル・マーケット(Fremantle Markets)」は、毎週金・土・日曜日に開催されています。1897年から続く歴史ある市場で、野菜や果物などの食材を扱うお店からハンドメイドの雑貨が買えるお店など約150店が出店しています。ここでは、パースの人々の生活が垣間見られ、まるでパースに住んでいるような感覚になってしまうかもしれません。
フリーマントルへはパース中心地からバスで40分ほど、電車ならフリーマントルラインのフリーマントル駅で下車してください。
フリーマントル近郊のフォトジェニックスポット
レイボーシーコンテナー
「レイボーシーコンテナー(Rainbow Sea Container)」は、高さ約9m、幅19m、重さは約66トンのカラフルなコンテナが虹のように(半円形)に積まれている、フリーマントルを代表するフォトジェニックスポットです。パース出身のアーティスト・マーカス カニング氏によるものです。
コテスロービーチ
インド洋に面したパースには、美しい白浜が続くビーチがいくつもあります。中でもパース市民に人気のある「コテスロービーチ(Cottesloe Beach)」は、白浜が1km以上も続くビーチです。日没近くになると美しいサンセットの景色を求め人々が集まります。
西オーストラリア産のワインが味わえる「スワンバレー」
「スワンバレー(Swanvalley)」は、パース中心街から車で約30分の場所にある西オーストラリア州最古のワイン産地です。小規模な家族経営ワイナリーから、歴史のあるワイナリーまで40ほどのさまざまなワイナリーがあり、温暖な気候の中で丹精込めてつくられたワインが味わえます。さらに、ワイナリーに併設するカフェやレストラン、地元の新鮮な食材などが買えるショップなどで、スワンバレーならではの味覚も堪能しましょう。
スワンバレーへは、パースから出発してスワン川をクルージングするグルメ・クルーズがおすすめです。スワンバレーをゆっくりクルーズしながらワイナリーをめぐる、おしゃれな大人のツアーです。
日帰りでも楽しめる「ロットネスト島」
「ロットネスト島(Rottnest Island)」は、パースの西約18.5km、インド洋に浮かぶ自然が豊かな美しい島です。避暑に訪れるパース市民は多く、ここで過ごす時間のことは「ロットタイム」と呼ばれています。およそ19km²の小さな島には、ダイビングやサーフィン、釣りなどが楽しめるビーチが63カ所もあります。ロットネスト島周辺は、西オーストラリア州の海岸沿いを回遊するクジラの通りみちでもあり、ホエール・ウォッチングのベストスポットになっています。
ロットネスト島には“ピカチュウのモデル”といわれている、野生の「クオッカ(クオッカワラビー)」が多く生息しています。クオッカは、笑ったような口元をしていて“世界一幸せな動物”と呼ばれています。
人間を怖がることなく近づいて来ては、愛嬌(あいきょう)を振りまき人々を和ませています。ぜひ、SNSでも大人気の“クオッカとのセルフィー”にチャレンジしてみてください!! Instagramでは、「#quokkaselfies」のハッシュタグでかわいいセルフィーがたくさんアップされていますよ!
ロットネスト島へは、パースからロットネストエクスプレスのフェリーを利用して約90分です。
パース近郊のフォトジェニックスポット
アラルーアン・ボタニック・パーク
「アラルーアン・ボタニック・パーク(Araluen Botanical Gardens)」は、パースから約35kmのところにあります。ここは人気のピクニックパークで、週末には多くの人々で賑わいます。この庭園では、ユーカリ、蓮、ティーローズ、チューリップをはじめ、ワイルドフラワーも数多く咲いています。
パース在住 小島慶子さんのおすすめ観光スポットは?
パースに在住の元TBSアナウンサーの小島慶子さんはパース生まれです。お子様のために教育移住した小島さんのおすすめ観光スポットをご紹介します!!
バッセルトン
「バッセルトン(Busselton)」には、160年ほど前に作られた南半球で最も長い約1.8kmの木造の桟橋があります。この桟橋は“人気アニメ映画の水上列車のモデル”といわれています。もともとは、木材を運ぶために使われていましたが今では、その役目を終え街の観光スポットとなっています。
マーガレットリバー
オーストラリア屈指のワイン産地である「マーガレットリバー(Margaret river)」は、美しいビーチやたくさんの洞窟がありアドベンチャースポットとして人気があります。小島慶子さん曰く「ハワイに行き尽くしたような人に行ってみてほしい」と、おすすめしています。
奇岩がつくる不思議な光景「ナンバン国立公園」ピナクルズ
パースの北に位置する、不毛の大地「ナンバン国立公園(Nambung National Park)」にもぜひ足を運んでみてください。ここでは、大自然がつくりあげた砂漠の彫刻“ピナクルズ(The Pinnacles)”が見られます。ピナクルズは貝殻でできた石灰岩の塔のような岩で、高さ3.5mもあるものや鋭利な刃物のように尖ったものなど、さまざまな形のピナクルズが散在しています。その不思議な光景は、今では砂漠であるこの地が、かつては海の底だったことを物語っています。
ピナクルズを堪能したら、真っ白な砂が印象的な「ランセリン砂丘(Lancelin Sand Dunes)」まで足をのばしましょう。砂の粒子が細かくサラサラしているため美しい砂紋が見られ、砂丘を一気に滑り降りるサンドボードが楽しめます。
ナンバン国立公園へのアクセスは、車でインディアン・オーシャン・ドライブを北に進み3時間ほど。パースからの長距離バスや4WDツアーなどが便利です。
岩の波が目の当たりにできる「ウェーブロック」
「ウェーブロック(Wave Rock)」は、その名の通り波のような形をした花崗岩の一枚岩です。27億年以上もの歳月の侵食(しんしょく)によりできた高さ約15m、長さ約100mにも及ぶその姿は、まるでサーフィンができそうなビッグウェーブそのもので、形だけではなく岩に入った縦筋模様がより波のように見せています。
崖の上に登ると、下から見上げていた時には想像もしなかった、遮るもののない大パノラマを一望できます。
また、ウェーブロックの近くには、オーストラリア先住民のアボリジナルのマルカが身を隠しながら生活していた場所とマルカが描いた壁画がある「マルカズ洞窟(Mulka’s Cave)」があるので、あわせて訪れてみてください。
ウェーブロックへは、パースから南東方向約350kmの場所にあり車で5時間ほどかかります。パースからのオプショナルツアーなどを利用するのがおすすめです。
西オーストラリア州のフォトジェニックスポット
ジェラルトン
「ジェラルトン(Geraldton)」は、パースの北約420kmに位置し、1日の日照時間が平均8時間と長く“サンシティ”とも呼ばれています。また、ロブスターの水揚げ港としても世界的に有名で、街のいたるところに新鮮なロブスターが食べられるレストランがあります。
シャークベイ
「シャークベイ(Shark bay)」は、西オーストラリア州ではじめての世界遺産です。モンキーマイア(Monkey Mia)と呼ばれるドルフィンやジュゴンに出会え、地球上で最古といわれる生きた化石の世界を散策できます。また世界に2カ所しかない貝殻でできた「シェルビーチ(Shell Beach)」もあります。
ブルーム
西オーストラリア州北部に位置する「ブルーム(Broom)」は、明治初期(約150年前)より真珠産業で栄え、多くの日本人移民も暮らしていた日本と深い関わりを持つ街です。現在はリゾート地として人気があり、ここで見られる「月への階段(Staircase to the moon)」は、限られた条件下でしか現れない神秘的な光景です。
エスペランス
「エスペランス(Esperance)」は、パースから南へ約720kmの位置にあります。西オーストラリア州でも随一の美しい白いビーチと海があり周辺にはウッディ島をはじめとした100を越える無人島があります。また、エスペランスから約130kmに位置するミドル島にあるピンク色の湖「ヒリアー湖(Lake Hillier)」は、湖を囲む森の緑と白い砂浜、そして青い海が並びまるで絵画のようです。この自然の素晴らしさを満喫するには、シーニックフライトで空から眺めるのがおすすめです。
日本では見られない珍しい植物「ワイルドフラワー」
オーストラリアは他の大陸から独立して独自の進化を遂げているので、大陸特有のユニークな植物が生息しています。西オーストラリア州には12,000種以上の「ワイルドフラワー」と呼ばれる植物が生息していて、特に南西部に自生する種のうちの80%が西オーストラリア州でしか見ることのできない固有種です。
花の形がカンガルーの前脚に似ていることから名付けられた、西オーストラリア州の州花「カンガルーポー(Kangaroo paw)」や、“永遠”という名がついた、花の形や色が長持ちする「ピンク・エバーラスティング(Pink Everlasting)」など、珍しい花がたくさんあります。ワイルドフラワーの最盛期は8〜11月頃です。美しい花々をはじめとする植物を楽しみながら散策してみてください。
パース&西オーストラリア州のベストシーズンと適した服装は?
パースを含む西オーストラリア州の南部は温暖な地中海性気候です。パース観光は春・初夏を迎える9〜11月上旬頃がおすすめで、ワイルドフラワーが咲き誇り気温も23度前後と、とても過ごしやすくなります。この時期の旅行には春・夏物の服装の準備をしてくださいね。
パースの年間の平均気温は夏季で17〜30度、冬季で8〜18度です。
また、オーストラリアは南半球なので季節が日本と逆になります。日本から訪れると、「季節が変わる感覚・非日常感」が味わえますよ。
西オーストラリア州政府観光大臣 ポール・パパリアさんからメッセージ
日本の皆さんこんにちは。西オーストラリア州に住んでいる人たちは、「easy going!」、みんな気軽で親しみやすいと思います。
食べ物も美味しく、個人的には大きな「ロック・ロブスター」が好物です。クオリティが高いアボカドや、世界でも有数の産地として知られる黒トリュフもご賞味ください。様々なマリンアクティビティにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。クオッカにはぜひ会ってみてほしいと思います。
自然と都会が見事に融合するパースは、美しい市街地はもちろん郊外にも素敵なスポットがたくさんあります。ANAの直行便を使えば2泊4日の旅行も可能になるのでぜひ、「世界で最も美しい街」パースへ行ってみてくださいね。
※情報は記事公開日時点のものになります。