「東洋のガラパゴス」沖縄・西表島!! 海、川、森をアクティビティで満喫しよう

90%を亜熱帯のジャングルが占める西表島（いりおもてじま）は固有の生物が多く、イリオモテヤマネコをはじめとした珍しい動物が生息する自然の宝庫であることから“東洋のガラパゴス”と呼ばれています。
マングローブの森でのクルーズ観光や美しいサンゴ礁が広がる海でのシュノーケリングなど、大自然を舞台にさまざまなアクティビティが楽しめる大人気スポットをご紹介します。

マングローブ流域面積日本一を誇る「仲間川」

西表島の西部をゆったりと流れる「仲間川」。河口から10kmあたりまでの海水と淡水が混じる一帯には日本最大の流域面積を誇る広大なマングローブ林が広がっています。その面積は300ヘクタールにもおよび、何と日本全体のマングローブ林面積の4分の1にあたります。上流には国指定天然記念物ウブンドルのヤエヤマヤシ群落や、樹齢400年といわれるサキシマスオウノキがあり、遊覧船で訪れることができます。
また、遊覧船乗り場から徒歩10分ほどのところにある展望台からは、ジャングルを流れる「仲間川」の雄大な風景が楽しめます。

水牛でのんびり訪ねる「由布島」

西表島の隣にある由布島へは、遠浅の海を400mほどのんびりと水牛車に揺られて渡ります。外周わずか2.15kmという小さな島内には色鮮やかな花が咲き乱れています。植物園には20種類以上のヤシ類や亜熱帯の植物、果樹が植えられているので沖縄らしい自然をたっぷりと満喫できます。
島内には八重山そばを中心に沖縄の郷土料理が味わえるレストランや、由布島ならではの水牛グッズや民芸品などを扱うショップもあります。西表島を訪れたら、由布島まで足を延ばしてみてくださいね。

西表島の大自然を満喫しよう!!

高い透明度の海でシュノーケリング

高い透明度の西表島の海の楽しみといえば何といってもシュノーケリング。美しい熱帯魚やサンゴ礁はもちろん、ウミガメに遭遇するチャンスもありますよ。

マングローブをカヌーやカヤックで探検

海から川をカヌーやカヤックでさかのぼりながらマングローブの林を抜け、ジャングルの奥地を目指すツアーは西表島の定番アクティビティです。風を受けながら自分で漕いでマングローブの林に近づきます。
またシャワートレッキングやキャニオニングもおすすめで、川を泳いだり歩いたりしながら滝つぼを目指し、滝つぼへのダイブはスリル満点です。
さらには、大自然が何万年、何億年とかけて作り出した天然の鍾乳洞を目指しジャングルの中を探検するツアーもあります。

ナイトツアーで珍しい動植物を観察

星空や日本一小さな蛍ヤエヤマホタル、夜咲いて早朝散ってしまう神秘の花サガリバナの観賞など夜や早朝に楽しむアクティビティもあります。ナイトツアーでは、珍しいヤシガニ、イリオモテヤマネコ、ヤエヤマオオコウモリなどが見られるかもしれま。

星の形の砂のビーチも見逃せない

また、星の形をした星砂が多く見られる星砂の浜も見逃せません。このほか老人のヒゲのように白く流れ落ちるピナイサーラの滝など、アクティビティの他にも見どころがたくさんありますよ。

西表島へのアクセスは？

沖縄本島から約460km離れ、地理的にはなんと台湾のほうが近いという西表島ですが、空港がないため石垣島に飛行機で渡り高速船もしくはフェリーで向かいます。石垣島からは仲間川の入り口に位置する大原港と北部の上原港を結ぶ2つの航路があり、高速船の所要時間はそれぞれ35分～45分ほどです。

美しい自然とのんびりした時間がただよう西表島。一生に一度は行ってみたいですね！

この記事は2018年7月16日に公開されたものを編集したものです。

※情報は記事公開日時点のものになります。