今さら聞けない!? 日本三大ラーメンってどこのラーメン? その魅力や特徴に迫ります
好きな食べ物はラーメン!! と言う方、多いですよね。日本各地にはさまざまなラーメンがありますが、日本三大ラーメンがどこのラーメンかご存じですか? 同じラーメンでも、味、麺、具材が全く違うのがラーメンの魅力ですよね。この記事では、日本三大ラーメンについてご紹介します。
目次
札幌ラーメン【北海道】
札幌ラーメンと言えば「味噌」と思っている方も多いのでは? 実は札幌のラーメン店の多くは、醤油味、味噌味、塩味の3種類を提供していて、札幌ラーメン=味噌ラーメンではありません。
麺はコシのあるモチモチとしたちぢれ麺、スープは豚骨などで、北海道の気候を考慮して冷めにくいようにラードで表面を覆うという、まさに北海道ならではの工夫がされています。
具材はチャーシュー、メンマ、ネギの他に、野菜炒めものせるのが定番です。これは昭和30年頃に「味の三平」の味噌ラーメンのスタイルが始まりと言われています。また、味噌ラーメンではチャーシューではなく、ひき肉を使うお店が多いのも「味の三平」発だとか…。野菜もたくさん食べられるので女性にも嬉しいラーメンです。
博多ラーメン【福岡県】
なんと言っても博多ラーメンの特徴は白く濁った「豚骨スープ」です。味付けや風味などはお店ごとに全く違います。麺は加水率(小麦粉に加える水の割合)の低い極細のストレート麺。加水率が低い=のびやすいため、1玉の麺の量が一般的なラーメンよりも少ないそうです。そのため他の三大ラーメンと違い「替え玉」や「麺の硬さを選べる」と言った特徴があります。
具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲ、もやし、ノリなどですが、紅ショウガや白ごま、辛子高菜などをテーブルに置いているお店も多いんですよ。自分好みに味を変えられのが嬉しいですね。
喜多方ラーメン【福島県】
豚骨ベースと煮干しベースをブレンドし醤油味に仕立てたスープの喜多方ラーメンは「平打ち熟成多加水麺」という太くて柔らかなちぢれ麺が使われています。具材はチャーシュー、メンマ、ネギ、ナルト…などです。
なぜこんなに有名に? 1983年頃に福島県の観光連盟などがこのラーメンを「喜多方ラーメン」と名付け、雑誌や全国ネットのテレビでPRするようになったから…と言われています。その後、さまざまな地方の名がついたラーメンが登場するようになったので、喜多方ラーメンはまさに“元祖ご当地ラーメ”とも言える存在です。
他にも人気のご当地ラーメン
もちろんご当地ラーメンは他にもたくさんあります! 例えば瀬戸内海の“いりこ出汁”を使った澄んだ鶏がらスープをベースに、豚の背脂のミンチがのっていて、濃淡のコラボレーションが絶妙な味の広島県「尾道ラーメン」。また、見た目は濃い色のスープですが、実はサッパリしているの岐阜県「高山ラーメン」も人気です。
いかがでしたか? ラーメンと言えどもひとくくりにはできません。ぜひ、いろいろなラーメンを食べてみてくださいね。
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