金運がアップするかも!? 香川県にある銭形砂絵「寛永通宝」
香川県の西端にあり、瀬戸内海に面する観音寺(かんおんじ)市には、日本最大の“砂絵”があります。江戸時代に広く流通していた貨幣「寛永通宝」を砂で描いたもので、“銭形砂絵”と呼ばれています。金運アップのパワースポットとしても知られている観光地です。
目次
銭形砂絵「寛永通宝」とは? なぜ作られたの?
銭形砂絵「寛永通宝」は、東西122m、南北90mの楕円形をしていて、周囲が345mもある巨大な砂絵です。有明浜海水浴場に隣接する琴弾(ことひき)公園内にあります。
作られた時代は古く、一説には寛永10年(1633年)にまでさかのぼると言われています。この地を訪れる藩主 生駒高俊公を歓迎するために、土地の人たちによって、一夜にして作られたと伝わります。
「この銭形砂絵を見れば健康で長生きし、お金に不自由しない」と言われる、金運上昇のパワースポットとしても知られていて、夜のライトアップは特に人気です。
銭形砂絵「寛永通宝」の見どころは?
展望台から銭形砂絵を見よう
銭形砂絵「寛永通宝」は、あまりにも大きすぎるため、地上からでは全体の様子を捉えきれません。全体を見るには、琴弾公園内にある展望台に行きます。展望台から眺めると、銭形砂絵の向こうに瀬戸内海を望めます。
銭形砂絵のライトアップ
毎日、日没から22時までライトアップされています。普段のライトアップはグリーンですが、年末年始など、季節によってはゴールドやブルーにライトアップされる日もあります。
銭形砂絵の化粧直し「砂ざらえ」
普段は銭形砂絵への立ち入りは禁止されていますが、春と秋の年に2回「砂ざらえ」というイベント時には、入ることができます。「砂ざらえ」とは、いわば化粧直しの事です。市民を中心に数100名のボランティアが集まり、銭形砂絵の形を整える行事です。深さが2m以上にもなる銭形砂絵のスケールの大きさを体感できるイベントです。
砂ざらえや特別ライトアップは、事前に告知されるので、訪れる前に観音寺市観光協会の公式サイトをご確認ください。
銭形砂絵「寛永通宝」へのアクセス
公共交通機関を利用する場合、最寄駅はJR観音寺駅です。JR観音寺駅から銭形砂絵のある琴弾公園までは、タクシーで約3分、徒歩だと約20分です。一日4便運行している、のりあいバス 五郷高室線を利用するのもおすすめです。路線上の自由なところで降ろしてもらうシステムなので、乗車したら運転手に行き先を伝えてください。「琴弾公園入り口」と伝えれば大丈夫です。
車を利用する場合は、高松自動車道大野原I.C.を降りて約12分。もしくは、さぬき豊中I.C.を降りて約15分です。
- 住所
- 香川県観音寺市有明町14甲14-4025
- 電話番号
- 0875-23-3933(観音寺市商工観光課)
一夜で作られたという言い伝えがあったり、金運にご利益があると言われる、銭形砂絵「寛永通宝」。ちょっと不思議な景色に出合いたい方におすすめです! ぜひ足を運んでみてください。
この記事は2018年2月16日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。