幕末の歴史を感じる福島県・会津若松市の観光スポットご紹介! シンボルの鶴ヶ城に、レトロな町歩きも!
福島県の会津若松市は山々に囲まれた自然豊かな風土が特徴の町です。江戸時代には会津藩の城下町として栄え、幕末期には歴史上の重要な舞台となったことでも有名です。
会津若松市のシンボル「鶴ヶ城」
会津若松市のシンボルと言えば「鶴ヶ城」です。日本で唯一の赤い屋根瓦の天守を持つ城となっています。この赤い瓦は寒冷地でもひび割れないよう、鉄分を含んだ釉薬を施して焼きあげたため。かつてはいくつかの赤い瓦を持つ天守がありましたが、現在では鶴ヶ城のみで見られます。
幕末には戊辰戦争の舞台となり、激しい戦闘が行われました。新政府軍の攻撃に耐え抜いたことから難攻不落の名城と呼ばれるようになりましたが、政府によって解体されることになり、現在の天守は再建されたものです。内部は博物館になっていて、会津若松市に関する展示があるほか最上層からは市内を一望できるので、ぜひ登ってみてくださいね!
- 住所
- 福島県会津若松市追手町1-1
- 電話番号
- 0242-27-4005
藩主の大名庭園「御薬園」
室町時代に当時の武将が別荘を建てたのが始まりとされています。江戸時代になり、会津藩主松平氏の別荘で薬草や朝鮮人参を育てる薬草園があったことから「御薬園」という名前で呼ばれるようになりました。小堀遠州の流れをくむ庭園づくりが特徴で、借景を用いた築泉回遊式の大名庭園が見事ですよ。
- 住所
- 福島県会津若松市花春町8-1
- 電話番号
- 0242-27-2472
幕末の歴史を訪ねて「飯盛山」へ
会津若松市の背後にそびえる飯盛山では、戊辰戦争で自刃した白虎隊の石碑や墓地、白虎隊や戊辰戦争にまつわる「白虎隊記念館」など、幕末の歴史を感じられます。山頂には“動く歩道”スロープコンベアで登れ、エリア内には二重螺旋の不思議なお堂「さざえ堂」もありますよ。
- 住所
- 福島県会津若松市一箕町大字八幡字弁天下33
- 電話番号
- 0242-24-9170
大正ロマンの風情あふれる「七日町通り」
散策にはレトロな町並みが魅力の「七日(なぬか)町通り」がおすすめです。会津若松駅の隣、七日町駅を降りてすぐのところにある通りです。会津名産の漆器を取り扱うお店や会津木綿を使った小物など、会津らしいお土産が買えますよ。散策に疲れたら洋館や歴史的建造物を利用したおしゃれなカフェや、郷土料理店で休憩するのもいいですね。
- 住所
- 福島県会津若松市七日町5-7
周遊バスに乗って会津若松市を観光しよう
会津若松市の観光スポットへは、周遊バスの利用が便利です。会津若松駅を中心に時計回りの「あかべぇ」と反時計回りの「ハイカラさん」がそれぞれ運行しています。乗車は距離にかかわらず1回あたり210円で、1日フリー乗車券(ハイカラさん・あかべぇどちらも利用可)だと600円です。鶴ヶ城や白虎隊記念館などへ割引料金が適用されるのでお得ですよ。また、1日フリー乗車券といくつかの施設の入場券がセットになったチケットもあります。
1日フリー乗車券は、会津バス駅前案内所や各観光スポットなどで販売しています。
◎まちなか周遊バス運賃(1回乗車)
<料金>大人/210円、小学生/110円
◎まちなか周遊バス1日フリー乗車券
<料金>大人/600円、小学生/300円
◎三施設入場券 + まちなか周遊バス1日フリー乗車券
<対象施設>鶴ヶ城、会津武家屋敷、野口英世青春館
<料金>大人/1,630円、中学生/1,180円、小学生/890円
◎新三施設入場券 + まちなか周遊バス1日フリー乗車券
<対象施設>さざえ堂、御薬園、白虎隊記念館
<料金>大人/1,500円、中学生/1,020円、小学生/750円
- 住所
- 福島県会津若松市駅前町1
- 定休日
- 無
- 電話番号
- 0242-22-5555
歴史が好きな方はもちろん、レトロな町並みの散策が好きな方にもおすすめの会津若松市のご紹介でした。
この記事は2018年1月10日に公開されたものを編集したものです。
※情報は記事公開日時点のものになります。