日本屈指の渓谷美を誇る名所・山梨県の「昇仙峡」! 紅葉や巨大水晶玉を楽しもう

渓谷美で知られる山梨県甲府市の「昇仙峡」。遊歩道を歩いて美しいもみじを間近で観賞できるほか、ロープウェイからは紅葉する山々を見渡すこともできます。

昇仙峡はどんなところ?

渓谷美を誇る「昇仙峡」は、切り立った花崗岩の断崖や豊富な水流などが見どころで、国の特別名勝に指定されています。四季ごとの見どころがありますが、爽やかな散策が楽しめる夏や、紅葉が美しい秋が人気です。

昇仙峡の夏

夏の昇仙峡
夏の昇仙峡

夏は緑が涼やかな季節です。ぜひ入り口から滝上エリアまでの散策を楽しみましょう。もっと歩きたい! という方は、荒川ダムの先にある秘境、大滝を目指すトレッキングを楽しんでみては?

昇仙峡の秋

秋の昇仙峡
秋の昇仙峡
撮影:BUD International

秋は紅葉が色鮮やかで美しい季節です。散策しながら紅葉狩りを楽しむのはもちろん、ロープウェイでは色づく山を眺められます。
例年紅葉の時期にはイルミネーションやライトアップのイベントも行われています。10月18日(金)〜20(日)の3日間は毎年恒例の和風イルミネーションイベント「かぐやナイト」が行われます。仙娥滝を中心に3,000本の竹とうろうで灯す幻想的なイベントです。この「かぐやナイト」が終わっても、11月23日(土)までは仙娥滝がライトアップされているので見ものですよ。

◎かぐやナイト
<期間>10月18日(金)〜20(日)
<時間>17:30〜20:30
◎仙娥滝ライトアップ
<期間>10月18日(金)〜11月23日(土)
<時間>日没〜21:00

トレッキングコースで昇仙峡の名所を見よう!

昇仙峡には多くの名所があり、トレッキングコースとして遊歩道が整備されているので、気軽に楽しめます。

昇仙峡の玄関口「長潭橋」

昇仙峡・長潭橋
昇仙峡・長潭橋

昇仙峡の玄関口とされるのが、アーチ状の「長潭橋(ながとろばし)」です。大正時代に造られた、レトロな趣がある橋です。近くに駐車場やバス停があるので便利ですよ。

昇仙峡に行くなら必見! 「覚円峰」

昇仙峡・覚円峰
昇仙峡・覚円峰

昇仙峡のシンボル、高さ約180メートルの巨大な岩山「覚円峰(かくえんぽう)」は必見です。天台宗の僧侶「覚円」がこの頂上で修行を行ったことが名前の由来とされています。切り立った岩肌の所々が木で覆われ、まるで中国の山奥のような厳かな雰囲気を醸し出しています。季節によって変わる周囲の風景とともにため息の出る美しさです。

迫力の花崗岩のアーチ「石門」

昇仙峡・石門
昇仙峡・石門

フォトスポットとして知られる「石門」も見どころのひとつ。巨大な花崗岩が絶妙なバランスで組み合わさってできた天然のアーチで、潜る時にスリリングを味わえます。石門付近になると、あたりの岩のサイズがかなり大きくて迫力たっぷりです。

昇仙峡を代表する滝「仙娥滝」

昇仙峡・仙娥滝
昇仙峡・仙娥滝

トレッキングコースの終着点は、昇仙峡を代表する景観のひとつ「仙娥滝(せんがたき)」です。落差30mの迫力ある滝で、季節ごとの見どころあふれる人気スポットです。

昇仙峡ロープウェイに乗ってパノラマの景色を見よう

昇仙峡ロープウェイ
昇仙峡ロープウェイ

仙娥滝の階段を登ると土産屋や食事処がたくさんある滝上エリアです。そのまま折り返してもいいですが、その先にある「昇仙峡ロープウェイ」もおすすめです。ロープウェイで登った先は展望台になっていて、天気が良ければ富士山をはじめ、連なる山々が遠くまで見渡せますよ。

昇仙峡には「水晶発祥の地」がある

昇仙峡・昇玉堂
昇仙峡・昇玉堂

昇仙峡の上流にある金峰山周辺は良質な水晶の一大産地だったことから「水晶発祥の地」とされていて、仙娥滝から歩いて数分の距離にある「昇玉堂」です。大きさは直径85cm、重さ850kgの日本一巨大な水晶玉がまつられています。触っても大丈夫なので水晶のパワーをいただきましょう。こちらでは鈴結びと呼ばれる願掛けができ、使う鈴は金運上昇、商売繁盛を願う「金の鈴 仕事結び」と、無病息災、健康祈願の「銀の鈴 健康結び」の2種類があります。ご自分に合ったお祈りをしてみてはいかがでしょうか?

昇仙峡へのアクセス

JR甲府駅・南口
JR甲府駅・南口

公共交通機関を利用する場合は、JR中央本線「甲府駅」を下車後、南口バスターミナル4番乗降口から昇仙峡行きのバスに乗車しましょう。「昇仙峡口」まで約30分の道のりです。
車で行く場合は、中央自動車道の甲府昭和I.C.から長潭橋まで約30分です。

昇仙峡
電話番号
055-287-2111(昇仙峡ロープウェイ)

日本でも有数の紅葉スポット「昇仙峡」。自然豊かな渓谷で美しい紅葉を見て、秋の訪れを感じてみませんか?

この記事は2018年8月7日に公開されたものを編集したものです。

 

※情報は記事公開日時点のものになります。